はじめに
勉強をしていれば息抜きがしたくなるものです。ですが、いざ息抜きをしようと思っても、「何をしたらいいのだろう」と迷うことはありませんか?
息抜きにもさまざまな種類があります。では、受験勉強においてはどのような息抜きをするのが効果的なのでしょうか。
この記事では、皆さんの先輩である大学生が受験期にどのような息抜きをしていたかをご紹介します。
目次
息抜きが必要な理由
そもそも、息抜きは必要なのでしょうか。
今までより勉強をしなければならない受験期。遊ぶ暇を惜しんで毎日勉強を続けていると、どうしてもストレスが溜まるもの。
それを溜めたままにしていると、体調が悪くなったり、ふさぎこんだ気持ちになったりと、心身の健康が損なわれてしまいます。
私の体験談ですが、息抜きをしないで勉強していたら、肩こりや頭痛・何とも言えない不安感に悩まされ、その間は勉強に身が入りませんでした。
今では、その時間がもったいなかったなと思っています。
そうなることを防ぐために、息抜きは必要なのです。
先輩がやっていたリフレッシュ法
それでは、先輩たちはどのように息抜きをしていたのでしょうか。ここからは、先輩たちがしていた実際の例をアンケートをもとにまとめて紹介していきます。
①散歩
この方法のメリット
先輩たちの中で一番多かったリフレッシュ法がこの「散歩」。軽い運動で眠気が消えて集中できるようになったり、脳が活性化して考え事がはかどったりするという声が寄せられました。
家や校舎・塾や自習室の周りを何分か散歩するのがポイント。受験期は体を動かすことが少ないので、数分間の散歩は気分転換のついでにちょうどいい運動になりますよ。
先輩たちの意見
②音楽を聴く
この方法のメリット
散歩の次に多かったリフレッシュ法が「音楽を聴く」でした。バスや電車の中にいるときや何かをしているときにもできる手軽なリフレッシュ法です。好きな曲を聴くのは気分転換になりますよね。気分が軽くなるからか、「音楽を聴きながらできる勉強であれば無音のときよりも楽しくできる」との声も。
この方法のデメリット
「音楽を聴くと頭に残って集中できない」という先輩もいました。音楽を聴きながらできる勉強とできない勉強があることは確か。暗記系の科目では音楽が流れているとなかなか覚えられないこともあります。自分に合うかどうか試してみてくださいね。
③好きなものを食べて休憩
この方法のメリット
勉強しているときは脳が栄養を使うのでお腹が空きがちです。その状態のままでは集中できません。
そこで、休憩として好きなものを食べましょう。チョコレートやアメなど一口サイズのものがおすすめです。
好きなものを食べること、一度勉強から離れて休憩することで、気分をリフレッシュできます。
座って食べるのも良いですが、先輩の一人は休憩が長時間にならないように立ち食いをしていたそうですよ。
先輩たちの意見
④睡眠をとる
この方法のメリット
ずっと勉強をしていると眠くなってくるのは多くの人が経験済みでしょう。
眠ってはいけないと思ってウトウトしながら勉強するのは効率が悪いこと。思い切って眠りましょう。目が覚めればスッキリした気分で問題に取り組めます。
先輩のおすすめは、机で眠ること。横になるよりもきつい体制なので寝過ごさずに済みます。「○分だけ寝る」と決めるのも大切です。
先輩たちの意見
⑤家族や友だちと話す
この方法のメリット
受験勉強は個人でやるため、寂しさやストレス・不安がどうしても溜まりがちです。一人ということで時間がたつにつれ集中力が落ちていくこともしばしば。
そこで、家族や友だちと会話をしてリフレッシュしてみましょう。会話を通してやる気が出てくることもあります。
少人数でも大勢でも、話したいことを話す機会があれば気分転換になることでしょう。
この方法のデメリット
一方で、友だちと受験の相談をしあうとどうしても互いを比較してしまったり、相手に流されて勉強方針が悪い方に向いたりすることもあります。
受験の不安は相談しても構いませんが、志望校など大切な相談は家族にしましょう。先生に話すのも一つの手です。
先輩たちの意見
⑥洋画鑑賞
この方法のメリット
リフレッシュしながら勉強ができればいいのになと思っているそこのあなたには、洋画鑑賞がおすすめです。ホーム・アローンでもアベンジャーズでも、自分が見たいと思ったものでOK!
音声は外国語のままにして楽しみましょう。
日本語字幕でセリフの内容を確認するのも良いですが、外国語字幕や字幕なしで見れるとより良いです。いつの間にかリスニングが得意になっているかも。
先輩たちの意見
⑦自分が好きな教科の勉強
この方法のメリット
上のようなリフレッシュをしている間も「勉強しなければ」と不安になり、リフレッシュに専念できないこともあると思います。
そんなときは、勉強する教科を変えて気分転換を図りましょう。
受験に向けて勉強する科目には自分が好きな科目と嫌いな科目があるものです。それらを交互に勉強することで気分転換になりますし、学力アップも見込めます。
この方法のデメリット
しかし先輩からは「リフレッシュなしに勉強を続けて疲れた」という声も。ずっと勉強をしても疲れないという人は試してみるといいでしょう。
先輩たちの意見
⑧勉強しない日をつくる
この方法のメリット
毎日毎日勉強しているとどうしてもやる気が落ちてきます。そこで週に一度だけ勉強しない日を設け、その日に好きなことをして気分をリフレッシュするのもいいですよ。
その日に向けて勉強のスケジュールを立てて頑張ることができ、休むことで次の日からまた頑張ろうと思えます。
この方法のデメリット
この方法では一日にこなす勉強の量がやや多くなります。毎日少しずつやりたいという人には向いていないかもしれません。
毎日ちょこちょこリフレッシュするか、一日ドンとリフレッシュするか。人によって分かれる方法だと思います。
他にもこんな方法が!
- 休憩と疲れの回復のために、ゆっくりお風呂に入って体を温めた
- 一人カラオケで大声を出してストレスを発散した
- 家族とスーパーへ買い物に行き、淡々とした生活にならないようにした
「コラージュを作るとクリエイティビティが磨かれるので英作文などの対策になる」……なんていう強者も。
よくないリフレッシュ方法
息抜きには、上のように行うと良いものと、行わない方が良いものがあります。
ここでは、先輩が「やらない方が良かった」と思っている息抜き法をご紹介します。他山の石としてください。
①スマホ
休憩しようと思いSNSや動画サイト、Webマンガを見始めるとあっという間に時間が経っていた……なんてことありますよね。「○分だけ」と思っていても結局長い時間見てしまうもの。スマホゲームも熱中しやすく何時間も続けてしまいがちです。
「長時間連続で遊べないスタミナ制のゲームで気分転換していました」と言う先輩もいますが、ネットは見ない・スマホは使わないようにするに越したことはありません。
受験期ではその浪費した時間が命取りです。
②友だちとの関わり方
先輩たちは友達と話して気分をリフレッシュしていましたが、だからといって長い時間一緒にいるのは避けましょう。
「勉強会としてお菓子などを持ち寄っても、結局勉強の話もせずただ食べておしゃべりをするだけになってしまった」という先輩の苦い体験も……。
受験期では、友だちとの付き合い方は見直さなければいけません。長時間一緒にいると自分も相手も勉強できず困ってしまいます。友だちと過ごして現実逃避したりリフレッシュしたりしたい気持ちは分かりますが、ここはぐっとこらえてください。受験が終わってからたくさん遊びましょう!
暴飲暴食
先輩の中には、ストレスを解消するために暴飲暴食をしていたら体重が急激に増え、さらには体調を崩し病院に行くことになってしまった人もいました。
ストレスを解消してリフレッシュするはずが一日勉強できなくなりストレスがたまってしまった例です。
このような失敗をしないように、何かを食べてリフレッシュする場合は「先輩がやっていたリフレッシュ法」で紹介した「③好きなものを食べて休憩」を参考にしてくださいね。
他にもこんな失敗談が……
- サッカーのリフティング大会をしたら、汗をかいて勉強どころではなくなった
- 教室にあるもので遊んでいたものの、危ないし後片付けが面倒なうえ先生に見つかれば怒られる。何より時間の無駄だった
おわりに
よりよい息抜きをするためには、勉強のことを考えずしっかりとリフレッシュすることが大事です。勉強か息抜きかどっちつかずの状態でいることが一番もったいないです。
どのような息抜きをどれくらいするかを意識すると、リフレッシュしやすくなりますよ。
この記事に載っている息抜き方法は、先輩たちが色々試して自分に合っているものを見つけた結果です。そのため、ここに載っているのはこの世の全ての息抜き方法ではありません。
この記事を参考にして、皆さんが自分に合ったリフレッシュ法を見つけていければ幸いです。