はじめに
はじめまして!私は立教大学コミュニティ福祉学部に在学中の1年生です。
立教大学はMARCHの中では生徒数が少なく、倍率が高いため合格することが難しいと考えている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、合格するのなんて簡単だよ!とは言いません。しかし、ちょっとしたコツを知ることで他の受験生よりも優位な立場になれるのは間違いありません。この記事を読んだ皆さんが立教大学合格に少しでも近づけたなら幸いです。
目次
私が用いた入試方式:グローバル方式
突然ですが、立教大学を受験しようとしている皆さんには、たくさんの選択肢があることをご存じでしょうか。
一般的な3教科受験、センター試験の点数のみを使うセンター利用方式、そして英語資格・検定を利用し英語以外の2教科で受験するグローバル方式があります。
グローバル方式と言うと英語が得意な人に有利であると思われがちですが、意外にも英語が苦手な受験生の方が有利になる場合が多いです。
なぜなら、グローバル方式の出願条件は英検2級と低く、それさえ満たせば入試は国語ともう一教科のみの二教科で受験が可能であるからです!
ここでは、受験科目として選んだ国語と日本史に焦点をあて、模試の偏差値は届いていなかった私が立教大学に合格した勉強方法を振りかえっていきます。
立教大学の目標点数と実際の得点
立教大学はMARCHの中で入試問題が最も簡単と言っても過言ではありません。難問や奇問は珍しく、基礎的な問題をどれだけ落とさずに正確に解答できるかが合否を分ける鍵となってきます。
問題の難易度が易しいので、8割がボーダーラインになってきます。8割5分を過去問で取れるようになれば自信をもって入試に臨むことができると思います。私は8割5分を目標点数にしていました!
本番は国語が9割、日本史が6割、全体で8割というボーダーラインギリギリでの合格になりました。ただ、私立文系の場合、難易度の高い教科に合わせた得点調整が行われることがあります。日本史が例年と比べ難易度が高かったため、世界史や数学受験との兼ね合いで得点調節がされているかもしれません。
立教大学の過去問対策(開始時期と量)
立教大学の過去問対策を開始した時期と当時の学力
私は一般的な受験生よりも受験勉強を始めるのが遅かったため、高3の夏休みの初めにどのくらい実力があるのか試しに解いてみました。
当時の学力は立教大学はおろか、日東駒専も安全圏とは言えないほど低く、過去問は悲惨な状況でした。ですので、夏休みは過去問から離れ問題集に取り組み、秋以降に本格的に解き始めました。
立教大学の過去問は何年分解くべき?
立教大学は学部が異なっても問題形式が類似していることが多くあります。ですので、自分が受験する学部にこだわらず近年の様々な学部の過去問を解いていくことが効果的です。
私は自分の受ける学部の過去問は10年分、他学部の過去問は5年分ほど解いていました。
立教大学の過去問の使い方
立教大学の過去問の解き方、答え合わせの仕方、解説の使い方
平日などの時間がない日は、国語だけ、日本史だけ、という風に1教科のみ解いてそれを徹底的に直します。
国語には、赤本だけでは理解が難しい問題が少々あります。その場合は学校の先生や塾の先生に積極的に質問することが大事です。微妙なニュアンスの違いまで注目し、疑問を残さないようにしましょう!
立教大学の過去問対策の復習、解き直しの仕方
まず、現代文は2回目を解く、ということは基本しなくてかまいません。たくさんの問題に触れ、センター試験とは違った立教の問題の解き方のコツを掴んでいくようにしましょう。間違えた漢字の記述問題はノートにメモをとり、時間のある時に見直すのがオススメです。
古文は問題文に慣れることが大切なので、日本語訳を覚えた!というまで何度も見直しをするのもとても効果のある勉強方法です。
ただし、12月を過ぎ本格的に点を取る練習をする時期には同じ問題を何度も解くのではなく、新しい問題にどんどんチャレンジしていきましょう。
次に日本史ですが、過去問で出た問題は全て覚えてやる!というくらいの気持ちで臨むのがベストです。
立教大学の日本史では、原始から近代まで幅広く出題されます。しかし、問題数の比率は同じではなく、近現代が多くなっています。
つまり、重点的に押さえるべきは近現代史ということになります。近現代史は特に力を入れて暗記しましょう。
【時期別】実際に使用していた参考書とその使い方と効果
古文単語315
まず、古文の対策としては勉強を始めてすぐの頃は『古文単語315』を眺めていました。高校3年生になるまで、しっかりと勉強をしたことがなく、最初は机にずっと座っていることが苦痛で仕方ありませんでした。
『古文単語315』は可愛いイラストが多く気軽に読み進めることができます。また、手に調度おさまるほどの大きさなので散歩をしながらの暗記も可能です!
ガツガツ勉強に取り組み始めてからも、過去問を解いて分からなかった単語を調べるための辞書として使える万能な古文の教材になります。チェックした単語に付箋をつけておいて、テスト前に見直しをするのも良いですね。
日本史の教科書
次に日本史は教科書が最も良い教材だと思います。立教大学は一問一答形式よりも圧倒的に文の穴埋めをする問われ方が多いです。そして、その文は教科書の本文に似ているんです!
教科書を理解するのは難しいと思う方もかなりの数いると思います。そんな方々にオススメの勉強方法は、最初に簡単な参考書を使ってある程度の流れを確認する方法です。
日本史の漫画などでも充分です。誰がどの時代に何をしたのかまで理解したら教科書を読み込み始めましょう。毎日2章ずつ読むことを繰り返すと次第に理解も深まっていきます。
最後に|立教大学で高得点をとるためのアドバイス
前述した通り、立教大学は基本的な問題が他のMARCHに比べて多くなっています。初歩的なミスをする人はかなり厳しい状況になるでしょう。
12月頃までは、とにかくがむしゃらに単語や用語などを覚えて知識量を増やしていく期間だと思います。しかし、その時期を超えると新たに知識をつけることももちろん大事ですが、それ以上に今もっている知識を正確に理解しておくことが大切になってきます。
曖昧な知識を100持つよりも完璧に理解している知識を10持っている受験生の方が強いです。焦りが出てくるとあれもこれもとなりがちですが、そんな時こそずっと使っている教材を使い、自分はこんなに頑張ったんだと褒めるようにしましょう!
今回紹介したグローバル方式は一般の3教科受験よりも定員数が少ないため、敬遠されがちですが、グローバル方式は合格したが3教科では不合格だった、という先輩も実際にいます。自分が得意な科目に縛り受験することで合格の可能性は格段に上がります。
苦手を得意にすることも大切ですが、得意な科目を誰にも負けないようにすることも戦術の一つであると思います!