受験勉強のスタートを少しだけ工夫して、半年後に周りに大きく差をつける方法

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そろそろ受験勉強始めなきゃ!?

大学受験を意識してこれから受験勉強を始めようと思っている、あるいは最近になって始めたという方に大事な情報です。受験勉強は結局のところ勉強量がモノを言うので、早めに始めるに越したことはありません。

ですが、勉強はただ闇雲にすればいいものでもありません。がむしゃらな勉強でも学力の伸びを感じるかもしれませんが、それで合格というゴールに近づいているとは限らないのです。

焦ってスタートは禁物

受験勉強の目標は言うまでもなく大学に合格することです。だからといって今までやってきた勉強と違う、何か特別な方法を実践する必要はありませんし、テスト勉強と同じ感覚で大丈夫です。

ですが、同じ勉強であっても、明確なゴールに向かったものでないかぎり、はっきり言って「時間のムダ」になります。そのことを理解してもらうために、以下の表を見てください。

単純に試験時間やページ数を比較することはあまり意味がありませんが、それでも大学によって問題の形式やパターンが違うことが、大体わかると思います。それはつまり、目標とする大学によって勉強内容を変えていく必要があるということです。

まずは入試問題を解け!

先ほど説明したように、受験で目標大学に合格するためには、そのゴールに沿った勉強方法を行うべきです。そしてそのためにすべきことが「入試問題を解く」ことです。

量は1年分で構いません。おそらくまだ入試までに1年以上あり、実力的に全く解けないと思うでしょう。きっとその通りで、高校2年生の方なら得点が3割行けば、現状では充分でしょう。

ここで入試問題を解くことの意味は、決して高い点数を出すことではなく、将来自分が立ち向かうことになる問題形式の把握と、自分の現状を認識してもらうことにあります。大体の問題の雰囲気を理解し、「自分がまだまだ合格レベルにない」という認識さえもってくれればOKです。

答え合わせも入れて、全科目を終えるには8 時間ほどかかりますが、このたった8 時間で半年後の勉強に大きな違いが生まれます。それ以降は、学校で扱う標準的な教科書や、塾の参考書を進めて、基礎の力をつけていきましょう。

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ある程度受験勉強を進めていけば、自分の中で勉強してきたことが少しずつ整理されてくるので、そうしたらもう一度入試問題を解いてみてください。すると初めて入試問題を解いたときよりも、より多くのものが得られます。

たとえば、習得した知識を問題でどう使うのか、自分にはどこの知識が足りないのか等々、今後に生きる具体的な発見がいくつもありますし、一通り終えた参考書などを復習するモチベーションも生まれます。

一見すると、ある程度勉強を進めてから入試問題を解けばいいように思えますが、そうではありません。なぜならば、スタートの時点で最終的な敵の姿(志望校の問題)がはっきり見えていないと、勉強の具体的な目標がぼやけてしまいますし、志望校の問題に対して、不必要な努力をしてしまう可能性もあるからです。受験勉強の、最初と半ばに入試問題を解くという、「2 段構えの姿勢」がより効果を発揮するのです。

得点プランを考えよう

先ほど出てきた英語の入試問題の特徴を挙げた表を見てください。それを見ればわかるように、東大には非常に多くの問題パターンがありますが、その中で、直接的に文法の知識を問うてくる問題は、推定5/120点分ですので、東大に合格したい人が私大の問題に見られるような文法問題を必要以上に解いても、あまり意味はありません

また、京大のほとんどの学部では2次試験にリスニングがないため、京大志望の人は、リスニングよりも英作文等に力を回した方が、最終的に受かる可能性は上がるわけです。

またこの話は英語の中だけに限らず、科目毎のセンター試験・2次試験の得点バランスを含めて考えることもできます。

自分の実力や合格最低点、配点、問題の特徴をつかんで、最終的にどのレベルまで自分の学力を引き上げ、どういう得点構成で合格するのか、そういった自分だけの「得点プラン」を作る段階を、受験勉強の途中に挟んでください。

そうしなければ、勉強時間のうち、ムダになってしまう部分ができてきます。(※学部によって受験科目・問題の異なる大学が基本なので十分に注意してください)

受験にはムダのないように…

ここまで説明してきた通り、ガムシャラに勉強することは本当に非効率的です。それが後の学力につながらないわけではありませんが、時間という観点からすると、残念な勉強方法です。

あくまで受験勉強は「大学の求める学力と今の自分の学力のギャップを埋めて、かつ超えていく」というものです。このことを忘れないためにも、少なくとも高3になったら、専用の模試や入試問題を定期的に解いてみてください。

そうすることで、自分のもっている知識を、志望校の入試問題形式に最適化することができます。最後に、あまり過去問を早いうちから解き過ぎると、本番直前にちょっと焦るので、それだけは気をつけてください。