【上級現代文Ⅰ】の特長とおすすめの使い方・勉強法

上級現代文Ⅰの特長

【上級現代文Ⅰ】①難関国公立大学の記述問題に特化している

上級現代文Ⅰには、東京大学・京都大学をはじめ、難関国公立大学の入試問題が多く掲載されています。

そのため、難易度の高い記述問題を重点的に演習するために使用でき、文系はもちろん、理系が記述力を伸ばすための使用にも適しています。

しかし、記述問題の基礎を固めたい人や共通テストの対策をしたい人には不向きです。

応用的な内容が多い問題集であるため、基礎を固めてから取り組むことをおすすめします!

【上級現代文Ⅰ】②記述方法のパターンごとに問題が分類されている

上級現代文Ⅰでは、記述問題が内容によって12パターンに分類されています。

まず、「言い換え」、「内容説明」、「理由説明」、「表現」の四つに大きく分類されていて、問題形式のパターンを大まかに捉えることができます。

さらに、それぞれの問題形式が三つずつ細かく分類されていて、様々な問題に対応する力が身につくとともに、自分で解いた問題がどのパターンに当てはまるのか確認しやすいです。

また、「パターン解説」で各パターンの基本が解説されていて、パターンを理解することで、感覚で解答を組み立てることがなくなります。

模試などの記述式問題も「パターン解説」と照らし合わせることで、理解を深めることができますよ!

各パターンは、「例題」「実践問題1」「実践問題2」という構成でできています。

「例題」はパターンの内容をつかむ問題、「実践問題1」は実際の入試形式で、パターンに該当する設問が含まれた問題、「実践問題2」は「実践問題1」と同様の形式で、難易度が上がった問題です。

ひとつのパターンについてそれぞれ3題解くことで、パターンの定着を図ることができます!

【上級現代文Ⅰ】③採点基準が細かく、解答解説が充実している

記述問題の自己採点が苦手だという人もいますよね。

上級現代文Ⅰは、とにかく解答解説が充実しているので、自己採点しやすいこと間違い無しです!

まず、本文に関する解説と設問についての解説に分かれています。

本文に関する解説は、段落要旨、本文解説、構造図、百字要約で構成されていて、設問に関する解説は、解答解説と「セルフチェック」で構成されています。

記述問題の解答をよりよくするための解説である「セルフチェック」は、「最重要ポイント」「模範解答と採点基準」「採点の現場から」「表現チェック」に分けられています。

「最重要ポイント」には解答の核となる要素が、「模範解答と採点基準」には模範解答と細かい採点基準があり、とてもわかりやすいです。

そして、「採点の現場から」には模範解答以外の解答例と採点者視点からのコメントが、「表現チェック」には文末の表現などの注意点が書かれています。

自己採点しやすく、理解しやすいので、問題を解きっぱなしにしてしまう癖がある人は、特に使ってみてください!

上級現代文Ⅰのおすすめの勉強法・使い方

【上級現代文Ⅰ】①パターンごとに記述方法を理解する

まずは、「パターン解説」を熟読してみましょう。

パターンを理解すれば解答を組み立てるプロセスが明確にわかるようになります。

数学の証明問題で、まず仮定を示し、根拠を述べ、結論を述べるという型があるのと同じように、解答の組み立て方を習得し、苦手意識をなくすことが大切です。

次に、どのパターンに当てはまるのか瞬時に判断できるようにしましょう。

問題集以外の問題であっても、同じパターンの設問が判断できるように、ポイントを押さえると良いですよ!

【上級現代文Ⅰ】②例題、実践問題1、実践問題2の順に取り組む

パターンごとに記述方法を理解出来たら実際に問題に取り組んでみましょう!

まず例題でパターンの設問を解いた後、実際の入試問題と同じように時間を測って「実践問題1」に取り組んでみましょう。

そして、「実践問題1」の自己採点後に、どのように記述を組み立てればいいのか理解した上で、「実践問題2」に取り組みます。

漢字や語彙問題など、論述以外の問題も充実しているため知識が増えます。

評論文に加え、小説問題もあるため、小説問題が苦手な人でも、苦手を克服できますよ。

【上級現代文Ⅰ】③解説を熟読し自己採点・自己分析を行う

問題が解き終わったら、細かい採点基準を参考に自己採点をしましょう!

「セルフチェック」を参考に自分の解答に足りない部分を見つけ出しましょう。

初めから完璧な解答ができる人はいないと考え、厳しく採点することが大切です!

そして、本文の内容の理解度を高めるために、本文解説を読み、誤解がなかったか確かめる自己分析をしましょう。

筆者の主張を捉え直し、百字要約にチャレンジしてみると、さらに力がつきます。

小論文が入試に出る大学を目指している人や、本文の理解をさらに深めたい人は、ぜひ取り組んでみてください。

百字要約は自己採点が難しいので、学校の先生に添削をお願いしてみましょう!

さらに、自分の解答を友達とシェアするのもおすすめです。

新たな視点から解答を採点してもらうと学びが深まり、自分では気が付かなかった誤りを見つけることができますよ!

記述問題で苦戦している人は多いと思いますが、難関大学の入試問題にチャレンジしたい人や解答パターンを定着させたい人には最適の問題集といえます。




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合格サプリの記事は、東大・早慶・GMARCHの現役大学生が執筆しています。

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