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世界史B講義の実況中継の特長
【世界史B 講義の実況中継】①教科書に沿った説明・詳細な解説で分かりやすい
この参考書は、多くの世界史B履修者が使用しているであろう、山川出版「詳説世界史B」の教科書に沿った構成になっています。
そのため、学校の授業の進度に合わせて、この参考書で学習を進めていくことができます。
また、単語や出来事の説明が細かい点もこの参考書の特長です。
例えば、「近代」といった時代を区切る単語に関して、そもそもなぜ「近代」というのか、についての説明まで記載されているほどです。
また挿入されている地図や現地の写真、イラストの多くは著者が作成したもので、非常に多くのページに挿入されています。
イラストが多く挿入されていることによって、イメージが湧きやすく、視覚的に内容理解を深めることができます。
さらに、基本的な単語の説明がある点も「世界史B講義の実況中継」の良さの一つです。
丸暗記をする場合と比較すると、因果関係を理解したうえで覚えた方が、より知識の定着が確実になります。
また、画数の多い漢字や難しい漢字の解説があるという点も知識の定着に効果的です。
画数の多い漢字や、普段使用しない漢字は大きく書かれているため、凡ミスである漢字の書き間違いを防ぐことができます。
世界史を勉強していく上で、漢字に着目する機会はないかもしれませんが、意外と大切ですよね!
【世界史B講義の実況中継】②時系列順の説明で歴史の流れを掴みやすい
まず、この参考書には出来事の因果関係が詳細に書かれているので、歴史の流れが掴みやすいです。
例えば、イタリアのルネサンス開花の要因について、山川出版『詳説世界史B』には、1ページの半分しか要因が書かれていません。
しかし、この参考書では、経済的要因と文化的要因に分けて2ページにわたって説明されています!
また、「別冊講義プリント」に掲載されている世界史年表では時系列の確認ができます。
「出来事が起こった年代」と「出来事の名称」が時系列順に並べられており、さらに、各地域ごとの年表となっているため、歴史的な横のつながりよりも、縦のつながりの確認に最適です。
「別冊講義プリント」は別冊になっており、かつ薄い冊子なので、持ち運んで隙間時間に活用できますよ。
【世界史B講義の実況中継】③一問一答から記述式まで収録されていて演習しやすい
試験での問われ方は、空欄を埋める虫食い形式・正誤問題・記述問題など様々ですよね。
この参考書を使うと、様々な問題形式に対応できるようになります!
一問一答では、主に文化史などの単純暗記系の知識を確認できます。
また、解説ではその分野における重要な部分がまとめられています。この重要な部分は、記述問題などで頻出なことが多いですし、これを意識して書くと記述問題で得点できるようになりますよ。
出題形式が多様に異なる試験において、どのような形式で問題が出されるかを意識しながら勉強すると、効率良く大事な内容を覚えられますよ。
また模試で苦手だと感じた出題形式に集中して対策したり、志望校が決まっている人は、その大学の過去問の傾向に沿って勉強したりすることもできますよ!
世界史B講義の実況中継のおすすめの勉強法・使い方
【世界史B講義の実況中継】①用語集として使う
この参考書では、単語の意味や背景が詳細に説明されているため、用語集としても活用できます。
私のおすすめは、政治・統治体制や思想の名称など、説明が複雑な語句の用語集として使うことです。
説明が複雑な語句について、非常にわかりやすい説明がされているので、文化史などの単純暗記要素が強い語句よりも説明が複雑な語句の用語集として使うと良いです!
説明には、図やイラスト、写真が多く掲載されているため、語句の意味を確認するのに加えて、イメージも掴めます。
私の場合、模試や問題集の復習の際に、分からなかった語句の意味を確認するために使っていました。
【世界史B講義の実況中継】②音読と録音で脳に内容を入れる
この参考書は、はじめに流れを掴むために音読することがおすすめです。
断片的に読むよりも各回を通して読むことで、より流れを掴むことができます。
声に出して、あたかも自分が説明しているかのように読むと、流れを掴めた感覚になります。
音読をしたら、その音声を録音してみましょう。
録音した音声を活用することで、隙間時間で復習ができますよ。
復習の仕方としては、あらかじめこの参考書に赤字で書かれている重要語句を赤字の箇所で少し間を空けて音声を録音しておきます。
そして、復習の際に、その音声を聞きながら間を空けた重要語句を答えていく、という方法です。
この方法は、一問一答の代用にもなり、かつ歴史の流れを掴むことができるので、取り入れて損はないでしょう!
【世界史B講義の実況中継】③別冊「講義プリント」を使って隙間時間で復習する
別冊「講義プリント」は、この参考書の本冊を使った後に、得た知識の復習として使うのがおすすめです。
これは、本冊の内容がまとめられたもので、出来事や語句の説明というより、出来事とその要点の説明が掲載されています。
私は、一問一答の代用として、赤文字の重要語句を赤シートで隠しながら学習し、主に隙間時間での勉強で使用していました。
隙間時間を有効に活用して知識をインプットし、長時間机に向かって勉強できるときに記述問題や他の教科の学習などができると良いですよね!
特に、文化史などは比較的単純な暗記要素が強いので、隙間時間に確認するのに最適です。
入試までに復習の回数を重ねて、得点できるようにしていました。
もちろん、入試だけではなく定期テストや模試の最終確認として使うのもおすすめですよ。