はじめに
京都大学の特色入試を目指すあなたは、試験当日の様子を具体的にイメージできますか?
今回は、現役時に通常の二次試験、浪人時に京都大学経済学部の特色入試を実際に受けた私が、入試当日についてリアルな注意点、一般入試との違いを交えながら紹介します。
京都大学の試験の基本情報
京都大学の試験日程・試験開始時間と合格発表日
2025年の京都大学特色入試は以下の学部において以下の日程で行われます。

試験開始時間は、学部・学科によって大きく異なります。
京都大学の募集要項を確認してください。
また合格発表は、医学科以外は2月13日、医学科は1月19日に行われます。
京都大学の試験会場となるキャンパス
特色入試で大学で受ける試験がある場合の会場は、吉田キャンパスの、本部構内・北部構内・吉田南構内です。
一般的に文系学部は本部、理系学部は北部のイメージがありますが、必ずしもその通りの会場に当たるとは限らないので念入りに確認しましょう。
キャンパスは、北から北部、本部、吉田南構内の順に並んでおり、隣り合う構内ごとの移動には約10分、北部と吉田南の移動には約20分必要なので一度場所を間違えるとかなりの時間ロスになってしまいます。
京都大学の試験会場へのアクセス
電車の最寄りは、今出川駅・出町柳駅の2通りあります。
京阪線の出町柳駅からは、市バス(201系統)を使ったときの所要時間は1分、徒歩なら約10分です。
地下鉄の今出川駅からは、市バス(201系統)を使ったときの所要時間は約10分、徒歩なら約30分です。
市バスは乗り場や系統が複雑なので、駅から市バスに乗る場合は、行き先に注意しましょう。
また、市バスは、遅れることが非常に多いため、使う場合は時間に余裕を持って行動してください。
京都大学の試験前日から試験当日までの流れと過ごし方(合格体験談)
試験前日:準備
試験前日だからこそ、16時ごろまで予備校の自習室で、時間を測って過去問演習をしました。
前日ともなると勉強中もたびたび緊張に襲われましたが、ノートに書いた自分を励ます言葉を見返してリラックスしました。
緊張で眠れないことを想定し、形だけでも早めに眠ろうと思い、22時半には就寝しました。
試験当日:起床~出発
起きてから脳が目覚めるまで3時間かかると聞いたので、試験開始の9時30分までに目覚めるよう計算して6時に起床しました。
朝食に加えて、糖分補給に良いと聞いたきな粉餅も食べました。
7時に家を出発しました。移動中は、過去問を全体的に眺めて解き方の流れを確認していました。
一般入試とは違い特色入試では周りに受験生がいないので、順路は自分で確認しました。
試験当日8時:大学近辺で最終チェック
私は本番当日は、試験会場に入る前に1人で勉強して本番前に試験の感覚を思い出そうと決めていました。
もちろん、会場に早く着いて勉強する方法もありますが、寒い中、教室外で開場を待つ間に100%勉強に集中できる自信はありませんでした。
さらに自分はライバルが周りにいると不安で気が散るタイプなので1人になれる喫茶店で最後の追い込みをしようと決めました。
しかし、大学近くの喫茶店に向かうと、あろうことか店が臨時休業だったのです。
焦りつつも、直前チェックをしないわけにはいかなかったので、急いでコンビニのイートインに向かいました。
イートインでは、比較的易しい2018年度の問1の答案を作成しました。
答案作成の際には、文章のチェックの仕方、メモの作り方、時間配分を本番通りにできるよう意識しました。
イートイン利用者は他におらず、問題なく集中できました。
緊張で落ち着かない面もあり、1問しか演習できませんでしたが、とりあえず演習できて満足しました。
加えて、英文の出題に備え、2019年度の英文も簡単な数カ所のみ、和訳練習しました。
試験当日8時30分:試験会場に到着
100人弱の全受験生が1つの教室に収まり、2・3クラス合同で高校の多目的室で模試を受けた時に似た雰囲気でした。
教室の長机は3人掛けで、中央1席を空けて2人が並ぶスタイルでした。
私の場合は、イートインで勉強していた分、開場時間より遅れて入室しました。
教室に入ると、私の席に間違えて座っている人がいて、どう声かけすべきか困りました。
本人に言うのは躊躇われたので、試験官に伝えてもらい、事なきを得ました。
会場で勉強する時間的余裕はなく、お菓子で糖分補給したり、受験生を応援する名言を心の中で自分に言い聞かせたりして試験に臨みました。
試験当日9時30分:論文試験
試験が始まるとすぐ、練習通り問題全体を確認しました。
課題文は英語と日本語の論文が1つずつで、設問は例年通りの5題でした。
恐れていた英文が出て一瞬動揺しましたが、想定内の事だと思い直し、日本語の課題文から読みました。
練習通りに文章にマーキングしながら、気持ちゆっくりめに論文を読みます。
全てにおいて「練習通り」を意識していると、次第に試験自体に集中できました。
過去問研究から、全ての論述を書き切ることさえできれば受かると分析したため、とにかく時間内に全部の解答欄を埋めることを意識し続けました。
10分程度残して全ての解答欄を埋めた後、各問を見直しました。
その際は内容よりも、文末や主述など文の基本を見直しました。
というのも、短時間で焦って解答を変えるより、文を整える方が適当だと判断したからです。
個人的には、最後まで諦めず力を出し切れたと感じました。
試験当日12時30分:試験を終え帰宅
答案回収の際、他の受験生が答案をほぼ白紙で提出するのが目に入り、試験の難しさを改めて感じました。
会場には100人程度しかいなかったので、回収の時間は短い上に、規制退場もすぐに順番が回ってきました。
さらに半日で試験が終わるので、一般入試より圧倒的に楽だと感じました。
帰宅後は共テ対策を一旦忘れて家族とリラックスして過ごしました。
京都大学の試験を受けて分かった当日の注意点
【京都大学特色入試の注意点】①近隣の施設の状況はわかりにくい
喫茶店が閉まっていたように、大学周辺の施設の当日の状況を詳細に知るのは困難です。
利用する予定の場所が使えなかった場合に備え、複数の行動選択肢を想定しておくべきだと後悔しています。
特に、個人経営の施設よりも、コンビニやチェーン店の方が営業時間を把握しやすいです。
京大最寄りのコンビニは、私がイートインを利用したセブンイレブン百万遍店です。
セブンイレブン百万遍店は、広くて飲食物・文具類が豊富に揃い、イートインとトイレも完備されています。
ローソン百万遍店も近いですがイートイン、トイレがないので要注意です。
【京都大学特色入試の注意点】②受験生が一般入試よりも圧倒的に少ない
特色入試は、当日に会場までの道や交通機関で会う受験生がとても少ないです。
人数が少ない分、道に迷っても集団について行くことはできないので、自分のことは必ず自分で確認してください。
また、立て看板はなく、各予備校の応援集団もいませんでした。
唯一京大らしさを感じたのは、入寮者を勧誘していた熊野寮生で、会場へ向かう道でチラシをもらいました。
大学全体としては、「普段通りの静かな大学」という感じでした。
拍子抜けするかもしれませんが、心を落ち着けて受験してくださいね。
最後に
個性的な看板やアートで盛り上がる一般入試とは一味違う、京都大学の特色入試。
この記事を読んで入試本番をイメージし、当日はリラックスして、あなたの特色を存分にアピールしてきてください!
京大受験生の皆さんが、入試本番で100%の実力を発揮できるよう応援しています。