【二次試験記述問題】採点基準を見極めろ!

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センター試験に加えて合否に大きく影響する二次試験。
その採点は、もちろん大学の教授が行います。
二次試験では、いかに部分点を多く勝ち取り、細かく点を重ねていけるかが合否を分けるカギになります。
そのために知っておくべきなのが「採点基準」です。
当然、大学によって採点基準の差はあります。
ですが、どの大学でも共通しているポイントがあるって知っていましたか?
ここでは、知っておくべき採点基準のヒミツを大公開!
受験生は是非チェックしてください!

空気を読んだ解答こそ、採点基準を満たす解答である。

採点基準は、他の受験生との比較、全体の印象や問題の趣旨など様々な要素によって変わってきます。
これが正しい採点基準だ! というものは存在しません。
完全な解答がいつも書ければよいですが、そうでない場合は
受験生が試験の場で出題者がどの程度の解答を求めているのかを考えて「空気を読んだ」解答をする必要があります。
そのためには、学力だけでなく、採点基準などの情報収集などから、どの程度の解答を書けばよいのか判断する必要があります。
参考になる情報は、参考書・学校の先生・先輩・予備校などいろいろなところから収集できるはずです。
ただ、このように採点基準は流動的に変化するものなので正確に予想するのは困難だと思われますから、できる範囲で十分でしょう。

空気を読んだ解答の作り方

「空気の読み方」にはいろいろありますが、例えば解答用紙のスペースの大きさを参考にすることができます。
説明をどれくらい細かく書くべきか迷ったとき、
書かないと解答用紙のスペースが大きく余ってしまうような場合は書くべきだと言えるでしょうし、
スペースが足りなければ不要だろうと予想することができます。
(国語で字数制限のあるような問題だけでなく、数学などの科目にも言えることです。)

また、例えばある問題について完全な解答を書けなかったとしても、
その問題で最も重要な「ポイント」となる部分について記述がされていれば大きく部分点がもらえるかもしれません。
そのような場合は、自分がその「ポイント」がわかっていることを強調するような答案を書くとよいのではないか? というように考えていくことが「空気を読む」ことです。

基本的なことですが、「解答用紙をなるべく埋める」ことも重要です。
たとえば国語の答案で字数があまり埋まっていないような答案は、
そもそも採点の対象外になってしまうかもしれません。採点者の印象も悪いでしょう。
でたらめな内容で埋めるのはだめですが、
「間違ってはいない」程度のことを並べ、字数を埋めるのは一つのテクニックです。

論理力と表現力がカギ!

前述のように、採点基準は変動するものです。
もちろん予備校の模試などの採点基準も大学の傾向などを予想して採点基準を合理的に設定しているのですが、
実際はより複雑な採点基準が設けられることが予想されます。
論理力・表現力を重視した採点は、単純にここまで何点というものではないからです。
大切なのは、論理力と表現力のある解答を心がけることです。
特に英語の和訳問題などで、部分点を狙いすぎるが故に、文節ごとの日本語訳をただ繋ぎ合わせる人がいます。
そうすると、不自然な解答になって大幅な減点をされるかもしれません。注意しましょう。

文字はきれいに、丁寧に。

漢字の書き取りなどで「トメ・ハネ」を気をつけなければならないのはもちろんのこと、
それ以外にも注意しなければならないことがあります。
アルファベットの筆記体が読めない、数字の0と6の区別が付かないとなると採点者はストレスに感じますし、
最悪の場合自分の考えが正しく伝わらない可能性もあります。
また文字が濃すぎる、薄すぎるなど、読みにくい答案も採点者の印象は悪いです。
答案は「読んでもらうもの」です。
知識や応用力以前に、読まれるものとしての体裁が整っているか、常に確認しましょう。

さて、以下の2つは二次試験で数学を使う人向けのアドバイスですので、必要な方だけ読んでください。

論証は日本語で思考過程を残せ。

数学の採点では、論理を重視して厳密に採点します。
そして、解答用紙に書いてあるものだけで判断します。内容から推察するようなことはしません。
従って、論証は日本語できちんと説明する必要があります。
論証重視の問題では、式を羅列しただけの答案にはほとんど点が与えられません。

当然のように思えるかもしれませんが、毎年のように大学の先生がこれらのことに言及しているということは、
一般的に見て受験生の大部分がこれを守れていないということを意味していると思われます。
頭で考えた論理の過程を、残らず答案の上に表現して、採点者に理解してもらう練習を積みましょう。

そのテクニックとして、
「解答を書く上での試行もできる限りは問題用紙上でなく解答用紙上で行い、答案に残るようにする」
「ミスに気付いた場合、消しゴムで消さずに斜線などをして残るようにする」
「複数の解法で迷った場合、並列して残しておく」
などのテクニックが部分点をとるうえで有効です。

高校で習わない知識には要注意!

数学の答案で、高校範囲外の知識を用いても、数学的に正しいなら問題ないですが、採点基準は相応のものになります。
正しく使えていればよいですが、使い方を間違えている受験生が多いそうです。
これは、難関大学の理系学部合格を目指す高校生に注意してもらいたいことです。
答案の採点者は、大学の先生であり、ごまかしのきく相手ではありません。
中途半端にしか理解していないような高校範囲外の知識を振りかざして解けば、よくわかっていないことがばれてしまう可能性が高いでしょう。

もちろん、十分に理解したうで使うなら全く問題はありませんが、そうでないならむやみに使うべきではありません。
それ以外の方法が思いつかず、やむを得ず使うという場合は仕方がないですが、
本番で困ることのないよう、使えるようにするならしっかり使えるように事前に準備しておく必要があるでしょう。

いかがだったでしょうか。
しっかり勉強しているのに、いまいち得点が伸びないという人は、ぜひ採点基準を意識した解答作りを心がけるようにしてください。
学校や予備校の先生に、テストを採点するときのポイントを聞くことも参考になるでしょう。頑張ってくださいね。