【秋からでもまだまだ間に合う】私大入試・科目別勉強法

センター試験・二次試験まで日数も近づいてきましたね。

「もう、間に合わない…。」
そう思って諦めてしまったら、そこでおしまい!

まだまだ、できることはたくさんあるはず!  

特に、私大入試は科目数が少ない分、苦手科目・分野が足を引っ張ってしまう可能性が高くなってしまいます。最後まで苦手科目・分野を諦めず、コツコツと勉強し苦手克服を図りたいところです。

第一志望校の過去問は、年内に一度は解いておきましょう
私立大学の場合は、同じ大学でも学部により傾向が異なることがあるため、志望学部については過去三〜五年分は解いておくと有効です。過去問を解くことは傾向を知ることもちろん、本番での時間配分や問題を解く順序など、実践的な作戦を練るための参考にもなります。  

では、この時期に取り組んで確実に実力の底上げを図れるポイントを科目別にアドバイスします。

英語

 
英語は長文読解がポイントになります。

新しい単語やイディオムを覚えることも大切ですが、それ以上にこれまでに身につけたそれらの知識を生かして、いかに速く正確に解くかがカギになります。

長文を解くことで、頻出する単語や言い回しも同時に確認することができます。  

また、志望大学の過去問を解くことも大切です。過去問からは、本番で活かせるたくさんのヒントが得られます。

まず長文問題、文法、語法、英作文などの問題にそれぞれどれだけ時間をかけるのかの感覚を身につけることができます。いくら問題を解く能力があったとしても、時間切れになってしまっては意味がありません。計画的な時間配分なくして、英語を攻略することは困難です。自分なりの時間配分を見つけましょう。  

また、自分の得意・不得意を考え、どの問題から解くのが良いのかという作戦を練ることも大切です。問題の解く順番も得点に影響をもたらします。過去問を解くことで、ひとつでも多く本番に活かせる情報を得て、自分なりの作戦を練りましょう。

数学

 
数学は過去問を解くことで頻出問題や問題傾向、パターンを知ることはもちろんですが、マークシートや穴埋めなど、問題の出題形式に慣れることも大切です。

また、添削済みの答案やこれまで解いた問題集で、理解が不十分なところをもう一度復習しましょう。復習をする際には、目を通すだけで済ませてしまうのではなく、実際にもう一度自分で解き直してみることが重要です。

新しい問題にふれることも力にはなりますが、今まで使ってきた問題集を復習し、仕上げる方がより知識を完全なものにできるので、優先して復習をおこないましょう。

国語

 
国語は、1・2年生の時に勉強した古文文法や漢文のルールをしっかりと復習しなおしましょう。

助動詞の活用表や、接続後、単語の意味、尊敬語・謙譲語・丁寧語の違い、返り点などは、習ったその時はできていても、時間がたつと記憶があやふやになり、解けなくなってしまいがちです。復習し、記憶を新しいものに更新しておきましょう。

私立大では学部によって大きく傾向が異なる場合もありますが、多くの場合は大学が同じであれば入試の傾向は同じです。そのため、志望校の傾向を知るために、志望学部の過去問を解くだけでなく他学部の問題を解いてみるのもよいでしょう。

また、入試では文法、文学史、慣用表現、古典常識などの知識事項に大きなウエイトがおかれていることにも注意しておきたいです。冬休みにはその整理、習得にも取り組みましょう。

地歴

 
世界史や日本史、地理は覚えてしまえば解けるものがほとんどです。一度できなかったものを、どこで間違えたのかを分析し、復習を怠らないことが高得点へとつながります。

一問一答形式で暗記するのもいいのですが、特に世界史と日本史は、流れを追って覚えることも大切です。流れを覚えることで、頭の中での整理がしやすくなり、問題に出あったときに記憶から引き出しやすくなります。

また、各大学・各学部により、出題傾向がかなり異なります。そのため、早めに過去問を解き、傾向を知りましょう。そして頻出分野の問題をなるべくたくさん解くことで、問題に慣れると同時に頻出分野の知識をしっかりと固めましょう。

理科

 
物理は、基本的な公式を覚えてしまうことがまず大切です。その知識をしっかりと頭に入れた上で、過去問で間違った部分や不得意な分野を解き直しましょう。

私立大でもっともウエイトが高いのは力学です。力学で得点をしっかりととれるように、二物体の衝突や力学的保存則に関する問題などを勉強しておきましょう。

化学の私立大の入試問題は、全体的に国公立大のものと大きな違いはありませんが、出題形式として選択問題の形をとることが多いのが特徴です。

この場合、解答の過程が考慮されず、計算間違いが許されません。慎重な計算を日頃から心がけるようにしましょう。

また、選択肢が設けられているからといって易しいわけではありません。基本事項の理解を踏まえた上で難しい問題が出ることもあるので、甘くみてはいけません。基本事項をしっかり覚えこみましょう。

生物は大学により傾向が大きく異なります。そのため志望校にあわせた対策を考えることが必要です。

過去問を解き、傾向がわかれば頻出分野を徹底的に勉強するのも効率的です。

また、なるべく苦手分野を克服できるよう、冬休みはピンポイントで徹底的に復習するのがよいでしょう。

終わりに

いかがでしたか?

まだまだ入試の日までにできることはたくさんあります。最後まであきらめずに頑張ってください!

みなさんのご健闘をお祈りしています!!




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ABOUTこの記事をかいた人

合格サプリの記事は、東大・早慶・GMARCHの現役大学生が執筆しています。

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