こんにちは!合格サプリ編集部ライターのありさです。
大学の学部はたくさんありますが、そのそれぞれに魅力があります。
日本の芸術教育の最高学府である東京藝術大学。入学倍率の高さは日本随一です。
そんな藝大に現役合格した、現在2年生のK.Mさんにどんな高校生活を送り、どのようにして今の学部と進路を選んだか、そして現在の大学生活について聞きました。
このインタビューが、皆さんの志望学部や進路を決める上で参考になれば幸いです。
K.Mさんのプロフィール
出身 | 東京都 |
---|---|
学歴 | 私立浦和明の星女子中学、高等部 →東京藝術大学美術学部に現役合格 |
文理 | 文系 |
受験した大学と合否 (併願パターン) |
現役時
併願はしなかった。 |
予備校・通信教育 | 現役時
|
サークル | アコーギターのサークル、合格サプリ編集部 |
現在の動向 | 美術勉強の傍ら社会学を勉強中。 |
このインタビューをまとめると…
芸術系を選んだワケ

東京藝術大学を選んだワケ

東京藝術大学の魅力を一言で表すと…

東京藝術大学のイメージと違ったところ…

東京藝術大学はこんな人にオススメ!

Kさんはどんな高校生でしたか?
私は高校の途中から芸術大学を目指し始めたため、高校は美術系の高校ではなく一般高校に通っていました。
昔から一人で何かをじっくりと考えたり、文章を書いたりするのが好きでしたが、
どこかに出かけて行き、人と出会い影響を受けるということも大切にしていました。
勉強はよく友達と勉強会を開いていましたね。
熱心に勉強する友人の姿を見ると自分も負けじとやる気スイッチを入れることができ、頑張ることができました。
高3からは美術の予備校に通い始め、東京藝大を目指して本気で勉強を始めました。
一般高校から芸術大学、それも東京藝術大学を目指すなんて正直とても勇気がいるのではないかと思います。受験勉強をする上で支えになっていたものはありますか?
何が何でも藝大に入ってやるぞ!という思いです。
周りの子が一般大学への受験を決める中、藝大受験を決め、藝大受験というリスクの高い選択を選ぶことに、当初は迷いもありました。
しかし、当時自分には憧れているアーティストがいて、その人の『今ある美術領域を自分の力で広げていく』という姿勢に深く感銘を受けていました。
自分もそのようになりたい、そうなるには藝大以外に考えられない。そういう思いを抱いて藝大受験を決意しました。
思い切って決断した分、絶対に受かってやるという強い思いがありました。
どうして美術系に進まれたんですか?
もともと芸術一家で育ち、小さい頃から美術が自分の中に染み付いていて、ただ漠然とモノを作る人間になりたいと考えていました。
そういった思いは胸にあるもののそれまで何気なく学生生活を送っていました。
しかし高校二年生の夏にある歌手のパフォーマンスを見てビビッときたんです。表現で本気で生きていく人ってこんなに輝いてるんだ、と。
それまで曖昧だった思いが固まり、芸術系の大学に行こうと決めました。
『表現で本気で生きていく』ですか。将来は何を目指しているんですか?
発明家・・・ですかね(笑) 自分で何か新しいもの作り出したいんです。
他にも文化財に関わる仕事、音楽に関わる仕事・・・やりたいことがたくさんあります。
あと、美術解剖学に興味があるのでその専門家になるのもいいですね。
何もまだはっきりとは分からないんです。自分の本当にやりたいことを今も模索しています。
実際に通ってみて分かった東京藝術大学の魅力を教えて下さい!
東京藝大は日本で唯一の国立の芸術大学でネームバリューがあり、芸術分野において才能のある人たちが全国から集まってきます。
また、日本一浪人が多い大学ということで、他の大学に比べ幅広い年齢の方が在籍しています。
そのため、さまざまな人と接しいろんな考えに触れることができます。
同い年だけど尊敬できる人もたくさんいるし、年上の方は地に足をつけている方ばかりで、良い影響をたくさん受けています。
では、逆に入ってみて気づいたイメージと違ったことや驚いたことはありますか?
人数が少ないことです。だからみんな仲が良い!
学科を超えていろんな人と友達になれます。
東京藝術大学はどんな人に向いていると思いますか?
自分は何かを表現していないと死んでしまうっていう人。
そのくらいものを作る、何かを表すことに情熱を注げる人。
そんな人は東京藝大にぴったりです。
最後に、大学・学部の選び方で迷っている高校生にアドバイスをお願いします!
最終的に自分の学校を決めるのは自分だから、周りに流されず自分の道をしっかり定めることが大事だと思います。
自分の頭だけでなく体を使って考えるのもありだと思います。そうしたら本当にやりたいことが見えてくるかもしれません。
今ある職業や学問領域にとらわれずに、幅広い視野を持って将来を見つめてみてはいかがでしょうか。
インタビューを終えて

それだけ強い気持ちを持って勉強に励んでいたんだと思います。
インタビューをしていても芸術に対する熱い思いが伝わってきました。
自分の意志を強く持ち、周りに流されない!
さまざまな面で言える言葉ですが、受験においても大切なことですね。