『とにかく強制された環境で勉強したかった』T.Yさんが大手予備校ではなく小数人数塾を選んだ理由

こんにちは!合格サプリ編集部ライターのTaiです。

受験と言ったら予備校をまず考える人が多いと思います。

今回は浪人時にいわゆる大手予備校ではなく、あえて小さな塾を選んで見事早稲田大学教育学部に合格した現在3年生のT.Yさんに、浪人時の勉強のことや教育学部での大学生活について聞きました!

T.Yさんのプロフィール

出身 東京都
学歴 私立中高(本郷高等学校)→早稲田大学教育学部教育学科に現役合格
文理 文系
受験した大学と合否
(併願パターン)
  • 早稲田社会科学部(第一志望)
  • 中央大学経済学部
予備校・通信教育 私大文系専門ダイエットスタディ

サークル 早稲田教育学部学生読書室、合格サプリ編集部
現在の動向 大学で興味のある語学・地理を中心に勉強中

このインタビューをまとめると…

文理選択で文系を選んだワケ

T.Yさん
人文系に興味があったから。

大手の予備校を選ばなかったワケ

T.Yさん
とにかく面倒見の良さにこだわったから。

早稲田大学教育学部の魅力を一言で表すと…

T.Yさん
他学科の授業をどんどん取れること。

勉強する習慣がまったくない人は…

T.Yさん
学校の宿題だけは絶対に終わらせること。

早速ですが、Tさんはどんな中学生・高校生でしたか?

中学の頃からまったく勉強はしていませんでした(笑)ただ中学の頃はただ遊んでいるだけでしたが、高校に入ってから部活に力を入れるようになりました。

中学のころからスキー部に所属していましたが、高校に入ってからクロスカントリースキーの面白さに目覚め、冬には大会で遠征のため、毎年平均で約2週間公欠するほど。

このように、相変わらず勉強は全くしていませんでしたね。ですので現役時は散々な結果に終わりました。

高校からは部活に本腰を入れたのですね。次に進路について、文理選択の理由と、第一志望を早稲田大学社会学部にした理由を教えてください!

文系にしたのは単純に教科として理系科目よりも文系の特に人文系に興味があったからです。

人文系でも文学部は就活に弱いイメージがあったことと、将来の夢はまだ決待っていなかったのでその中でも様々な進路の可能性がある早稲田の社会学部を第一志望にしました。

本当にまったく勉強の習慣がなかったのに、1年後早稲田大学に合格できたのはすごいですね。何がポイントになったと思いますか?

最大のポイントは塾選びだったと思っています。大手予備校では成績がある程度とれてる人にはい良いと思いますが、自分のような勉強がまったくできない人には面倒見が悪いイメージを当時持っていました。

そこで親に紹介されて選んだのが、私立文系専門塾のダイエットスタディです。ここに通って一番よかったのは、強制的に勉強せざるを得ない環境が整っていたこと

例えば授業のある日には毎朝英単語と世界史の小テストを解いていました。自分は非常に誘惑に弱いです(笑)

また現役時に失敗してこのままではまずいと感じていたので、そのような面倒見の良い塾を選んで良かったと思っています

そういった面倒見の良い塾に通う一方で、何かTさんが浪人時にしていた息抜きはありますか?

気分転換と運動不足をさける意味で、週末には1時間あまり井之頭公園をランニングしたり、またプールに泳ぎに行っていました。

どんなに勉強していても受験期に体調を崩したらすべて水の泡なので、現浪問わず体調管理は重要でだと思います。

浪人時はどのように成績が上がっていったのでしょうか?やっていた勉強も合わせて教えてください。

現役時にセンター世界史はすでに9割~満点を安定して取れていたので、英語の成績が問題でした。そこで4月に塾に入ってまず始めたのが、英語長文対策です。

具体的には駿台などのセンター試験実戦問題集を解いていました。その結果6月の第1回全統マークでは英語で8割5分をマーク。塾での勉強の成果を実感し、もっとやればもっと成績も伸びるなと思えたので、より勉強に身が入りました。

しかしその後も『やっておきたい英語長文500』や『大学入試長文ハイパートレーニング』などで英語長文対策を続けましたが、秋まで成績は横ばい。

それでも勉強の効果は11月になってからきちんと現れ、マーク模試の英語でようやく9割取れるようになりました。ただ、残念ながら第一志望に合格、とはいきませんでしたね。

秋以降は順調に成績は上がっていったものの、第一志望にはあと一歩届かなかったということですが、何に原因があったのでしょうか?

やはり浪人のプレッシャーは大きかったと思います。滑り留めとして受けた上智でさえかなり緊張しました。それでも早稲田教育を受けた時はプレッシャーとの戦いに勝ったことで合格できたと思っています。

社会学部の試験は最後だったこともあり、精神的にかなり疲れていました。最後までエネルギーを保てなかったのが原因だと思っています。

苦労して入った早稲田大学教育学部なんですね。教育学部ではどんな勉強をしていますか?

教育学部というと教員志望のイメージがあると思いますが、実際に教師になるのは全体の2割しかいないと言われています。教育学部では必修科目が少ないため、教育学部の他の学科の授業をばんばん取れるのが魅力です

私は地理学に興味があったので2年生には、地理歴史専修の授業をたくさん取っていましたし、今は韓国と日本の関係に興味が出てきたので第2外国語はドイツ語でしたが韓国語の授業も取っています。

最後に勉強する習慣がまったくない受験生にアドバイスをお願いします!

まず現役生は、必ずしも塾に通う必要はないと思います。学校の宿題が出ている中で、予備校での勉強もちゃんとやるのは普通にきついです。

自分の高校時代を振り返っても「もっと学校の宿題をちゃんとやればよかったな」とは思いますが、「塾に通えばよかったな」とはまったく思いません。ですので部活も頑張る一方学校の宿題だけは絶対にやってください

そして浪人生は、分かっているとは思いますがもう後がないんです。勉強する習慣がないなら強制的に勉強せざるを得ない環境を作り出すことが大事。

安直に「とりあえず信頼できそうだから有名な予備校行こう!」ではなく、本当に自分に合った予備校・塾を見つけてほしいと思います。浪人が決まった時はかなり落ち込むと思いますが、本気で選んだ塾で1年間本気で勉強してください。

そうすれば、1年後現役時にはかすりもしなかった大学に通える日がきっと来ます。

インタビューを終えて

Tai
自分が誘惑に弱いと認めたうえで、さらに面倒見のよい塾に入って強制的に勉強する環境を作った点が、T・Yさんのすごいところだと感じました。

いろいろな勉強法がネットでも紹介されていますが、ここまで勉強習慣がなかった人が苦労して合格した内容は珍しいと思いますので、同じように誘惑に弱い人は、ぜひ参考にしてもらいたいです。




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