【時制】現在時制と現在進行形

センター試験・英語対策法:160点(8割)~満点まで

現在時制と現在進行形の詳しい解説

現在時制

先生
早速解説を始めましょう。
現在時制は簡単だと思っていませんか?
生徒
はい、中学英語レベルですね。現在していることを表すんですよね?
先生
ん?ちょっと待って。現在時制を使うのは大きく分けて
(1) 現在の習慣や状態を表す
(2) 科学的真理、社会的な通念を表す
の2種類であって、現在していることを表すのは現在進行形ですよ?
生徒
あれ?ちょっと自信が無くなっちゃので、一応解説お願いします。
先生
例えば、
I usually play baseball in the afternoon.
という例文があった時に、これは私が今日の午後から野球をする、ということではなく、週間として午後に野球をするということを表すんだ。
もし、今日の午後野球をするならI will 〜という形を用いるよ。
生徒
あ〜、知っていましたよ
(そうだったんだ、今までごっちゃにしてた。)
先生
それならいいんだけど。
また(2)のような使い方もするよ。いつだって正しいとされている真理は現在形で表現します。
Haste makes waste.
と言ったような諺も当てはまるね。
生徒
現在時制について正しい認識が深まりました。

現在進行形

先生
では、現在進行形はどうだろう?ちゃんと理解しているかな?
生徒
はい、中学英語ですね。それこそ現在していることを表します(で、合ってるよね?)
先生
それだけではなく、確定した未来を表すときにも現在進行形を用います
生徒
先生
例えば、
The Mayor is coming here at four o’clock.
という例文は市長は4時に来ています、という現在進行中の動作を表すのではなく、4時にくることになっています、という未来のことを表しているんだ。
生徒
それ、ひかっけ的ですね
先生
そうなんだ、だから、現在進行形=進行中の動作と早とちりしてはいけないよ。
他にも往来発着の動詞(leave,arrive,go)などを用いた時に確定した未来のことを表すことがあるから注意するんだよ。
生徒
わかりました!わかった気になっていた現在と現在進行形のポイントを押さえられた気がします。

動作動詞と状態動詞

生徒
質問があります!
進行形ってどんな動詞でもできるんですか?
先生
いや、できるものとできないものがあるね。それを理解するためには動作動詞と状態動詞の説明が必要だね。
生徒
動作動詞と状態動詞?
先生
動詞の中には進行形にすることができない状態動詞という種類の動詞があります。

動作動詞と状態動詞の一番の違いは、意味そのものに「〜である」「〜している」といった継続の意味を持っていることです。

具体的には

  • be動詞やhaveなど状態を表す動詞
  • see,hearなど知覚を表す動詞
  • like,respectなど感情を表す動詞
  • know,believeなど認識を表す動詞

などがあります。

生徒
たしかに 、I’m knowing 〜 I’m liking 〜なんて見ないですし、好きだ、知っているという訳から考えても現在進行形になり得ないですね。
今の説明で大丈夫です!
先生
ところが、これに加えてもう1点覚えることがあるんだ。ここで差がつきがちだから億劫がらずに聞いてくれ。

I was having lunch when Ben came to see me.

という例文を考えてみてほしい。

生徒
あれ?haveなのに進行形になっていますね。
先生
何が違うのかわかりますか?
生徒
ここでのhaveは「(食事を)食べる」という意味で使われているからですか?
先生
その通り!動詞自体は状態動詞であるものの、意図を伴った意味で使われる場合は、進行形になることができるんだ
生徒
これは、ひっかけとしか言いようがないですね。ただ、ここで学べたので、問題が出た時はひっかからないようにします!



皆さんの意見を聞かせてください!
合格サプリWEBに関するアンケート