こんにちは! 合格サプリ編集ライターのなまくらです。
大学の学部はたくさんありますが、そのそれぞれに魅力があります。
そこで今回は東京大学・文科2類の2015年度合格者で現在2年生のS.Tさんに、どんな高校生活を送り、どのようにして今の学部と進路を選んだか、そして現在の大学生活について聞きました。
このインタビューが、皆さんの志望学部や進路を決める上で参考になれば幸いです。
S.Tさんのプロフィール
出身 | 生まれは横浜 ご両親が転勤族のため、幼少期を長崎と滋賀で過ごし、中学2年生の時再び神奈川で暮らす |
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学歴 | 神奈川県立光陵高校卒業後、東京大学文科2類現役入学 |
文理 | 文系 |
受験した大学と合否 (併願パターン) |
合格 東京大学・文科2類 早稲田大学 政経・国際教養・法・商 明治大学 政経 |
予備校・通信教育 | 臨海セミナー |
柴田さんは高校時代なんの部活に入られていましたか?
中学校からやっていたソフトテニスを高校1年生からやっていました。でも、外部のコーチが全日本の監督をやっていた方で、練習が厳しく、帰ってきて寝てしまうことがよくありました。
それもあってか、ちょうど進路が固まってきた1年の秋ごろに,勉強に集中したいと思いやめてしましまいました。
1年の段階で進路が決まったということですが、きっかけはなんですか?
最初は、当時好きだったヒャダインがきっかけです。彼が京都大学出身ということで最初は京大に行きたいと思っていました。
でも、京大は遠いし、独り暮らしをするのは嫌だなと思いはじめて、それならレベルの近い一橋大学もいいなって思ったんですよ。
でも一橋も神奈川からのアクセスが悪いと感じ、どうせ目指すのであれば同程度のレベルで、実家からの距離的にも近い東大にしようと思い、1年の終わりころに本格的に東大について考え始めました。
では2年生になってからは授業などしっかり受けていたんですね。。。
いいえ(笑)
高校の授業のレベルがあわなかったので、授業中は内職をよくしていました。
メインは、臨海セミナーという塾で勉強して、あとは自学自習をしてました。
自学自習の際に何か一番使った参考書とかありますか?
ひとつの参考書を何度も・・・というよりは、いろんな参考書をやっていました。
数学とかはチャートをやりこむ形をとっていましたが、英語の長文などは一度やったらもう一度解く、とかはしてなかったですね。いろんな問題やってました。
特に好きな教科とかありましたか?
あえて選ぶとすると英語と数学ですね
なんで数学好きなのに文系なのか、と思われるかもしれませんね。
小さいころから宇宙の図鑑とか見るのが好きで宇宙に興味がありました。どちらかというと理系寄りだったのですが、理系は大学を卒業するのに6年かかるし、理系の就職はなかなか難しいかなと思い文系にすることにしました。
2年生から勉強に打ち込み始めたということですが、勉強の他になにか趣味などありましたか?
・・・ほとんど勉強してましたね。趣味が勉強といったでして、、、
すごいですね。。。そのように趣味が勉強といえるのは覚えることが楽しかったからといった理由ですか?
覚えるというよりは、東大に合格するという夢のためにコツコツ頑張っていることが好きだったからです。
自分は目標にむかってコツコツやるのが好きで、特に高校時代はその思いが強く、東大に入ることをずっと考えていました。
東大にはいれば、自分の人生薔薇色だって思ってました(笑)
でも、今振り返るともうちょっと勉強以外のことも楽しんでいればよかったなと後悔しています。
では東大に受かったときは本当にうれしかったのではないですか?
そうですね。でも親から浪人は許されていなくて、落ちたら自衛隊入れとか言われてたので、センター利用で早稲田が受かったときのほうが安心感を強く感じました。
学校の行事とかで楽しんだりとかはありませんでしたか?
学校の行事はけっこう盛んなほうで5月に体育祭、9月に文化祭がありました。
走るのは嫌いじゃなかったのですが、体育祭で走るのは嫌だったので3年間玉入れにでてました(笑)
文化祭ではクラスの出し物に力をいれてました。でも、文化祭マジックはおきませんでしたね(笑)
私もなかったです(笑)では、最後に現在通っている大学の魅力はなんですか?
立地ですね。あの一等地に広大な土地を持っているのはさすが東京大学と感じます。
あと、国家予算をどの国立大学よりも多くもっていくだけあって、設備が他の国立より充実してると思います。
でもやはり入ってみて思ったのは、優秀な方が多いと感じます。
東大というとガリ勉のイメージがあると思うんですが、入学してから会ってきた人たちは勉強だけでなくいろいろなことができる人が多かったです。
要領のいい人や先をみこして行動できる人、さまざまな人がいて毎日刺激を受けています。
インタビューを終えて

受かったとき嬉しかったというよりは安心したというのも印象的で、かなり自分を追い込んでいたと感じ、その力に驚いたインタビューとなりました。