ポレポレ英文読解プロセス50 (代々木ライブラリー)
またまた動物つながりでいきましょう。
これまでクマ、ペンギンと突っ込んできましたが、今回のゾウは少し違います。
上の写真だと少し見にくいかもしれませんが、実は表紙にはこのような文章が書かれています。
「ポレポレとは、スワヒリ語で、『ゆっくり』という意味です。」
なるほど、ゆっくりということでゾウが描かれているのですね。
これまでのクマやペンギンはなぜそうなったのか意味がわかりませんでしたが、今回のゾウは丁寧な説明がついていて納得がいきます。
ゾウの写真が無駄に多いですが、これも筆者の方のゆっくり覚えていこうねという人の良さがうかがえます。
私がツッコミたいのは、この背面の写真です。
よくご覧下さい。
これって・・・
ライオンじゃねぇかw
ライオンといえば、最高速度80キロのダッシュ力を持つ百獣の王です。
しかもその下のシマウマは、世界最速の動物チーターからのダッシュにも逃げ切れる動物としても有名です。
そう、この動物たちは「ポレポレ(=ゆっくり)」の真逆にいるような動物なのです。
ポレポレなどと可愛い言葉を使いつつ、受験がスピード勝負であることも暗に表現しているのでしょう。
なおここに表紙の文章を掲載しておきましょう。
「アフリカに行って、野生動物をじかにしながら自分は何て小さいのだろうと思いました。」
英語の参考書との関係の無さもここまでくると清々しいですね。
筆者の西きょうじ氏の良い人さが滲み出ている表紙でした。