≪1≫次の文章中の接続助詞「に」の用法を答えなさい。
(1) 涙のこぼるるに、目も見えず、ものも言われず。(伊勢物語・六二)
(2) かぐや姫、あやしがりて見るに、鉢の中に文あり。(竹取物語)
(3) 走り出でて見るになし
≪1≫の解答
(1)順接の確定条件
訳:涙がこぼれるので、目も見えず、ものも言えない。
(2)単純接続
訳:かぐや姫が、不審に感じて見ると、鉢の中に手紙がある。
(3)逆説の確定条件
訳:走り出して見るけれども、ない。
おわりに
いかがでしたか?
接続助詞の「が/に/を」はそれほど試験で得点に直結する範囲ではないですが、確実に押さえておくことで思わぬ失点を防げます。
この記事でしっかり復習しておきましょう!