はじめに
今回は、実際に現役大学生にアンケートをとって、一人暮らしのいろいろな平均について調べてみました。
大学生になって一人暮らしをする際に、参考になればと思います!
また、一人暮らしと寮生活の違いについてもまとめたので、自分はどちらが向いているか、考えてみてくださいね。
一人暮らしをしている大学生の割合
東京の大学生の一人暮らしをする人の割合はどのくらいなのでしょうか。
実際に調査した結果、一人暮らしの割合は約50%でした。
一人暮らしの中には、東京23区外や、神奈川県、千葉県などで一人暮らしをして学校に通う人もいますし、極端だとは思いますが静岡県から新幹線で通っているという人もいました。
しかし、課題やサークル、バイトなどに費やす時間が通学でなくなり、効率的に時間が使えないと悩んでいる人もいるようです。
大学生の一人暮らしのいろいろな平均
家賃相場
東京で一人暮らしをする大学生の家賃の平均は63000円。
バス・トイレ別、オートロック、駅近などの条件を足していくごとに値段は上がります。
また男女でも平均価格は違ってきます。
通学時間
徒歩・自転車・電車を含めて20分前後が目安となっています。
距離に関しては、大学の近くがいいという人や大学から少し距離があるほうがいいという人など好みの問題になってきます。
最初は大学から遠めの駅に住んで、大学近くに引っ越すという人が多く見られます。
部屋の大きさ
実際に調査してみたところ、多くの大学生が6畳以上の部屋に住んでいますね。
部屋の間取りとしては、ワンルーム(キッチンと居室が一体)・1K(キッチン+居室)がほとんどでした。
ワンルームを選ぶのか、1Kを選ぶのかによっても実際に使える部屋の面積は変わってきます。
お部屋の選び方
男女でも選び方の差はでてくると思いますが、基本的に選ぶときのポイントは「立地」や「バス・トイレ別」などがあると思います。
出費
大学生になると自分のために使うお金だけでなく、交際費などが増えてきます。
飲み会代やプレゼント代、後輩とごはんに行った際に奢ったりと高校生のときにはなかった支出があります。
さらに交通費も高校生の頃よりも活動範囲が広がるため高くなると思います。
趣味に使うお金の平均では14000円ですが、なにか特定の趣味にお金をかけたい人などはもう少し必要かもしれません。
加えて、なにか大きな買い物をしたり、旅行に行く際にはもっとお金が必要になります。
一人暮らしの大学生の1ヶ月あたりの食費に関しては、平均である28000円以内に収めるには1日あたり930円しか使うことができません。
1日930円と聞くと多いように感じますが、例えば学食で1番安いうどんを200円で毎食食べても1日600円。
友達と外食したり、すこし甘い物が食べたくなってお菓子を買ったり、それ以外にも使ってしまうと思います。
そう考えると厳しい金額に思えてきます。
- 自炊
アンケートによると一人暮らしをしている大学生のほとんどが自炊をしていると答えました。
生活のうちどのくらいの割合を自炊しているかはばらつきがでました。
1日の中でいつ自炊をするかは夜という回答が1番多かったです。
たしかに夜は時間が取りやすいので自炊がしやすいですね。
- 外食
一般的には自炊の方が安く済むと言われがちですが実際のところはどうでしょうか。
人と外食する機会が多かったり、授業と授業の間の昼食は学食で食べたりと、なにかと外食の機会が多い人にとっては1度の自炊のために食材を買うことで食材が余るなど無駄がでてきてしまします。
また作るメニューによっては自炊の方が高くついてしまうなんてことも。
自分にはどちらが向いているのかを考えて自炊と外食をバランスよくしていくのがベストですね。
なかには1日1食になってしまうなんて人もいるようですが、食事はきちんと1日3食とりましょう。
一人暮らしで体調を崩すと大変ですよ。
家電
大学生の一人暮らしでは必要なものは限られてきます。
実家にはあるものでも全てが必要不可欠というわけではありません。
まず生活をするために最低限必要なものを準備しましょう。
実際に家電の所持状況をアンケートでとったところ、冷蔵庫、洗濯機、パソコン、電子レンジ、炊飯器の順で持っている割合が高いことが分かりました。
電子レンジや炊飯器よりも上位にパソコンがきています。大学生になり、課題のレポート作成、ゼミの発表準備から日常的に調べ物をする際など……様々な場面で必要とされるのがパソコンです。
電子レンジや炊飯器は特に一切自炊しない人にとっては必要ないのかもしれませんね。
一人暮らしと寮生活の違い
一人暮らし
寮生活
この写真は、実際の一人暮らしと寮生活のお部屋の様子です。
一人暮らしの最大の利点は、時間的な自由度です。何時に帰っても物音で家族に迷惑をかけることもないですし、活動時間を家族に合わせる必要もありませんので、いつにでも起きることができます。
友達を呼んで泊めるのも自由、勉強やアルバイトもいつだって好きにできます。
つまり自制心がないと生活が破綻するほどの自由がそこにあります。
ただ一人暮らしですと、当然のごとく家事が必要になってきます。
家族と一緒に住んでいると、料理、洗濯、掃除などなど、やってもらえることがほとんどだとおもいますが、一人暮らしだとそうはいきません。
洗濯をしないわけにはいきませんし、掃除をしなければ朝起きた瞬間に汚い部屋という現実が視界に入ってきます。
すべてのことを自分でやる必要があるので、なかなか大変です。
一人暮らしを始めた当初は毎日料理をつくる人も多いですが、結局外食が増えるというパターンが散見されます。
自由な部分とそうでない部分があるので、実家からも通える距離だが無理してでも一人暮らしがしたいという人は、「電車の中で勉強できる」「疲れていても、変えればご飯ときれいな部屋がある」といったようなことを踏まえて、改めて検討したほうがいいかもしれません。
ちなみに、理系で研究室に配属されると夜遅くまで実験を行うことが多々あります。
一般的な一人暮らしがどのようなものか簡単に見てきましたが、次に寮生活についてお話しします。
寮生活の一つの特徴は、他の寮生との距離が非常に近いことです。
例えばお風呂、トイレ、コンロなどは共同利用というところも多いですし、食事付の寮であれば、食堂で一緒にご飯を食べることになります。
そういった生活を通して寮生同士の仲が良くなり、時には同窓会などもあるそうです。また、この食事付というのは寮暮らしの最大のメリットかもしれません。
ご飯を作る手間がなくなるだけでなく、生活リズム、偏りのない食生活の維持にとても役立ちます。
ただ共同生活である以上、完全に好き放題できるわけではありません。
お風呂やトイレが共用の寮では、それらの数に限りがあるため、他の寮生と時間が重なってしまえば我慢する必要も出てきます。
アパート暮らしの場合も近隣の方への最低限の配慮は必要ですが、生活上の不自由はあまり聞きません。
このように我慢の範囲の違いが、寮生活とアパート暮らしにおける大きい相違点の一つです。
また、一般的に寮生活は安上がりなこと、寮母が常にいるなど防犯対策がしっかりしていることも特徴です。
女性だからという理由で一人暮らしを許してもらえない場合は、寮生活を提案してみたら良いかもしれませんね。
おわりに
いかがでしたか。
一人暮らしの平均を知っていることは、だいたいの目安も立てやすいですし、親御さんも説得しやすいと思います。
筆者も「平均家賃が~万円だから最低でも~万円の物件に住ませて!」と親に頼んだら、説得力があったのか希望が叶いました!
直接、親御さんに平均を見せるのも、自分の希望を叶える一つの手段かもしれません。
また、寮生活の良し悪しも紹介しました。一人暮らしの選択肢に寮生活を入れてみてはどうでしょうか。
帰りたくなるような素敵なお部屋を見つけるためにも、是非この記事を参考にしてみてくださいね!