現役東大生が語る東大文科一類の実態とは?~偏差値から時間割まで~

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この記事は 2017年06月10日に更新されました。

東大文一は化け物レベルに賢いってほんと?

東京大学文科一類。

文系の最難関と言われるこの科類ですが、化け物レベルだというイメージが先行して、その実情はあまり良く知られていません。

そこで今回は現役東大文科一類生が文科一類の実態を解説します!

文科一類に行けるのはいったい何人?

まずは文科一類の定員から見ていきましょう。

平成28年度、文科一類を志望したのは1206名

そのうち定員は401名でした。

倍率は3.0倍と例年に比べれば少し下がっています。

倍率が10倍近くなることもある医学部に比べると、低めの倍率であることが分かります。

そしてこの低い倍率だからこそ、文科一類では足切り制度が不採用なんです!

センター試験でどれだけ点数が低くても、東大の二次試験を受験することができます。

実際に平成28年度の文科一類センター合格最低点は900点満点中257点

いかに二次試験が東大の受験において大きなウェイトを占めているかが分かりますね。

文科一類の偏差値はずばぬけて高い…?

そんな文科一類の気になる偏差値はと言うと…

74!引用

文科二類・文科三類の偏差値は73なので、難易度にはそれほど差がありません。

ちなみに京都大学法学部の偏差値が72、大阪大学法学部が71となっています。

それほどずば抜けて難易度が高いわけでもなさそうですね!

ただし70超えをしてくると1の差が大きくなってきます。

やはり文系最難関を誇っているだけあります。

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文科一類・二類・三類って実際のところ、何が違うの?

東大を受験するうえで最も分かりにくい概念が「科類」です。

受験生は学部ではなく、科類を選択しなければなりません。

自分のレベルに合った、また自分のしたいことが学べる学科をきちんと選べるよう、ここからは「文科一類」という科類について徹底解説します!

文科一類・二類・三類の難易度を比べてみた!

やはり第一志望に科類を記入する時に気にかかってくるのが難易度の差だと思います。

しかし実はこの一類・二類・三類の間にはあまり差がありません!

文系最難関が一類、そして二類・三類の順に難易度が高いと言われていますが、決してそんなことはないんです。

確かに合格最低点を見ると、一類は351.5111、二類は349.0889、三類は343.9889で、やっぱり一類の方が賢いじゃないか!となりそうですが、

倍率に視点を移してみると、一類・二類は3.0である一方、三類は3.5

ですからどの科類が賢いと決めつけることは出来ないんです。

一類・二類・三類って結局何学部にあたるの?

次に志望の決め手になるのは、それぞれの科類が何学部を示しているんだろうという点ですよね。

東大には入学してから進学先を決定するというシステムがあるため、科類を選択しただけでは学部に直結するというわけではありません。

しかしざっくり言うと、文科一類が法学部、二類が経済学部、三類が文学部と分類分けできます。

これは一類に入学すれば法学部に最も行きやすいというだけで、他の科類に進学しても法学部に行く道はあります!(詳しくはこちら)

一類に在籍する大学2年間で学ぶ内容も、二類・三類と大差ありませんが、一類では法学・政治学の受講が準必修になってきます。

法学・政治学の授業は難しく、一類は入学後も大変です。

進学選択(進学振分け)では、一類と二類・三類の差が圧倒的!?

一類は大変だという話をしてきましたが、一類に入学することが決定的に有利になる局面がひとつあります。

それが進学選択(進学振分け)です。

3年からどの学部に進学するかを決定する際に、テストの点数がある程度必要になってきます。

しかし一類に進学していれば、低い点数でも進学できますが、二類・三類に進学すると高い点数をとらなければ、行きたい学部に行けない状況が生まれてきます。

東大に入ってから、東大生を相手に競争しなければならないのが、二類・三類なんです。

入学前の競争に打ち勝つか、入学後の競争で勝負するか、究極の選択ですね(笑)

文科一類生は休み時間も課題に追われてばかりなの?

「文系最難関に合格したんだから入学後もさぞ大変だろう」というイメージを抱かれがちですが、実際はそこまで勉強漬けの日々を送るわけではありません!

ここからは文科一類生の日常に迫ります!

合格通知を受けてから入学式に出席するまでの流れ

毎年3月10日の合格発表で合格通知を受け取ってから4月12日の入学式に出席するまで、東大には様々なイベントがあります。

最初にあるのが健康診断です。

駒場キャンパスのコミュニケーションプラザ、通称コミプラで行われます。

要注意なのは、文系か理系か、どの科類に属しているか、男子か女子かで細かく日程が分かれていること。

自分が何日の何時からかをちゃんと確認しておきましょう!

続いて諸手続きが行われます。

諸手続きは1号館で、文系理系で分かれて行われます。

たくさんの書類を渡されるのでリュックか大きめのトートバッグをもっていくことをおすすめします!

ここでいよいよ自分のクラスが発表されます。

諸手続きが終わると、これ以降のイベントで新入生を引率してくれる二年生、通称上クラと対面する時間が設けられています。

上クラのいるテントを抜けると、テント列というサークル・部活のテントが続くコーナーに進みます。

全ての勧誘につかまっていると、テント列を抜けるのに5時間かかるとも言われています。

興味のある団体の話は聞きつつ、うまいことすり抜けましょう!

そのあとプレオリと呼ばれる、食事会があります。

上クラが主催してくれるので、一年生はほぼ全員がそこに参加することになります。

一年生はここで自己紹介などをして、クラスメートと上クラと交流を深めることになります。

その次にあるのが、サークルオリエンテーション、略してサーオリです。

駒場キャンパスの各教室でサークル・部活・学生団体が勧誘をしています。

似たような分野のサークルや部活は同じ建物内にまとめられているので、話を一気に聞くことができます。

そして新入生同士が仲良くなる一番のきっかけと言っても過言でない、オリ合宿がやってきます。

これは上クラ引率のもと、新入生がほぼ全員参加で行く一泊二日の合宿です。

内容はさまざまですが、代表的なものを挙げると

・体育館で軽くスポーツ(ドッヂボールなど)
・富士急ハイランドで遊ぶ
・果物狩り
・湖散策
・温泉

などがあります。

北関東にバスで行くクラスがほとんどです。

寒いことが多いので、冬服を持っていきましょう。

このように毎日がイベント続きなので、少し疲れてしまうかもしれませんが、後々話のネタになることが多いので、参加しておくのがおすすめですよ!

文一生の時間割を公開!

文科一類に入学したらどんな授業を受けることになるのか、気になりますよね!

そこで現役文科一類生の時間割を紹介します!

文科一類・フランス語選択

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1限目(8:30~10:15) 法Ⅰ
2限目(10:25~12:10) 英語二列W(ALESA) 国際関係史 身体運動・健康科学実習Ⅰ
3限目(13:00~14:45) 政治Ⅰ 英語中級 フランス語演習 フランス語二列 初年次ゼミナール
4限目(14:55~16:40) フランス語一列 情報
5限目(16:50~18:35) 比較文化論 心理Ⅰ 心身の実践科学 言語比較論

文系は第二外国語のウェイトが大きく、週に3コマあります。

語学の授業は予習に課題と負担が多いので、一年生の前期は大変です。

ALESAと呼ばれる授業では、英語で論文を書くことになります。

文科一類としての特徴は、法Ⅰ・政治Ⅰどちらかの授業を取らないといけないこと。

法や政治の授業は文二・文三生も受講することができますが、文一生の受ける法の授業は文一用なので文一生しか受けることができません。

人数が多いためこのような区分がなされていますが、自分の受講したい教授が文一の授業しか受け持っていないこともあり得るので、受験前に確認しておくようにしましょう!

ほんとに勉強しかしてないの…?文一生の実態とは!?

東大生、文科一類生と聞くと眼鏡をかけて勉強ばかりしている真面目な学生がイメージされると思います。

しかしそんなことはありません!

確かにそんな人もいることは事実です。

でもほとんどは一般的な大学生です。

文二・文三生と比べると特徴的なのが、意識の高い人が多いこと。

一年生のうちから司法試験を見据えて伊藤塾に入ったり、二年生からインターンに行ったり、将来を考えて大学生活を送る人が多いんです。

授業も履修できる最大のコマ数を取って週15コマにする人がほとんど。

文一に入ればクラスメートにつられて意識が向上すること間違いなしですよ!(笑)

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