『万全じゃなくていい 限りなく前進する意思』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム14

みなさんこんにちは!毎週連載でコラム記事を書いています、ぴぺりたです。

このコラム記事では、僕の現役時代に書いた日記を題材として、当時考え、感じていたことや、東大生になった今だからわかることを受験生のみなさんに伝えることを目的としています。

『努力してきた 自分に感謝』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム13

2018.02.11

『抱えた不安は 未来の学び』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム12

2018.02.04

とうとう国立二次試験があと1週間に迫りましたね。このコラムを読んでくれているみなさんは、どんな気持ちで今日を迎えているでしょうか。

受験勉強は本当に苦しいです。目標と自分の現状が遠ければ遠いほど、苦しいです。そしてそこまでに費やした時間や、重ねた努力のぶんだけもっと苦しくなります。今苦しいのは、それまで自分が本気で自分の将来に向き合ったからです。

僕の日記コラムももう少しで終わりです。これまで全ての記事に目を通した人はそれほど多くないと思いますが、全ての文章の中で僕は強く、強く、みなさんの合格を祈りながら応援のメッセージを書いてきました。

落ち込んだ時や不安で眠れなくなった時、やる気がどうしてもなくなった時、読み返してくれるときっといい方向に変わる自分が見つかるはずです。

まだいけるぞ

最近僕に「あと少しなのに頑張れていません」とか「後期まで頑張れる体力がないかもしれません」といったような弱気な相談がきます。

1月にセンター試験があり、人によっては私大入試がたくさんあり、そして国立二次試験があり、と試験続きでどうしても疲れがたまっていることでしょう。「もうすぐ終わりだ」と思えるかたわらで、「はやく終わりたい」という気持ちも出てくるから、いやになってくるこ2月ともありますよね。

しかし、よく考えてみてください。みなさんは高3になってから受験勉強を始めたかと思います。はやい人は高2以前からの人もいるかと思います。それから今日まで、だいたい11ヶ月程度みなさんは受験勉強に励んできました

それに比べたら、あと3週間、4週間ぐらいなら頑張れる気がしませんか?逆にあと3週間ということは、夏休みがもう一つもらえるようなものです。夏休みをもう一回過ごすだけ勉強できたら、学力ももっと上がる、そう思えませんか。

辛い時こそ物事をうまく捉える必要があります。無理に楽観視しなくてもいいですが、「こう考えたら頑張れる」というような解釈をすることで(ある意味では自分を少し騙して)あと少しだけ、頑張れるようになれます。

受験生時代の日記から

2016年2月12日金曜日 東大まで13日

せまってきましたね。今の実力とかどうなのか比較対象ないからなんとも言えないけど、きっと東大に行けると信じている。

今日実は落ちる夢を見た。落ちたってわかった時、あと何点だったのか夢の中でものすごい気になった。それほど、常に目標と(理想とも言える)の差を意識してるんだってことか。

やっぱり東大がいいんだ。

勝とうじゃない、負けない

無理はしない、大いに力を発揮する

東大は高い、でも無理な位置にはいない。他より少しきついところにあるだけ。

耐えられた人がたどり着ける

 

2016年2月18日木曜日 東大まで7日

あと一週間、いやでも終わりは来る。

そんな終わりが明確にいつかわかるんだから、思い切ってその残りをやりきろう。今までもたくさんやってきたし、これからももう少したくさんやると思うけど、頑張って得た知識とか体力とかはそれまでの努力を表している。これを信じて本番も落ち着いていこう。

 

2016年2月19日金曜日 東大まで6日

燃え尽きの現象が見られるぞ。勉強した、してないではなく、受験日に向けて備えた、備えてないは合否に今からでも大きく関わることだと思うぞ。厳しくしろとかではなく、自分自身それで満足できるのかを問うてほしい。

あと数日じゃないか。死ぬほどやれってことでもないんだ。万全じゃなくていいんだ。ただ、限りなく前進しようとする精神力が合否を今分けると思うんだよ。

頑張れ、ラストスパート

これまでになく僕が疲れている様子が書かれてきていますね。受験を直前に控えた18歳の心境は、こんな感じなのでしょうか。

紹介した日記の間では、少しずつうまく解けるようになった科目の話や、あまり勉強できなかった話、苦しい気持ちをつづったものなど、色々とありました。しかしそれも総じて、「やっぱり東大がいい」という気持ちの表れであり、合格にこだわろうとする意思が感じられる文章ばかりでした。

勝とうじゃない、負けない

僕が小学4年生の頃、剣道の沖縄県大会に出たことがありました。僕は非常に負けず嫌いで、チームが勝っても自分が負けたらいつでも大泣きするようなタイプでした。いつでも僕は「勝ちたい!」という気持ちが前面に出てはからまわり、悔しい思いをすることが多かったです。

そんな時、監督だった先生が僕にこんなことを言われました

勝とうとしなくていい、引き分けでもいいんだよ。勝とうとしたら自分らしい剣道ができないから、大事のなのは「負けない」と思うこと。負けない、負けないぞ、と思いながら頑張りなさい

そう言われると、なんだか楽になった気がしました。勝とうとすればどうしても「最高の状態でないといけない」と思いがちです。しかし実際は、もう実力は相手に勝つだけのものがあるとわかっている。それなら、「負けない」と思った方がいい。

少し失敗しても、負けるとは限らない。受験も同じです。「合格するぞ」は悪い掛け声ではもちろんないものの、それよりは「できるところをやりきろう」とか「この試験に負けないぞ」と思った方が気は楽になります。

わからない問題があっても関係ありません。目指すのは満点じゃないから。一つ間違えたところで、二つわからない問題があったところで落ちるわけがありません。ということは、受験こそ「負けない」の精神が適切なんじゃないかな、と思ったりします。

限りなく、前進しようとする意思

合否は確率ではありません。倍率もまた、関係ありません。そういった相対的な指標でものを見る癖は、模擬試験を受けて復習してを繰り返す受験期間だったら有効ですが、試験が近づくにつれ、むしろ絶対的な指標で見る方が適切な場合も多々あります。

例えば、僕がいる東大の文科三類の合格最低点はだいたい345/550くらいです。ほとんどの年度で350点を越えれば合格できます。ということは、難化とか易化とか倍率がどうとかはもはや関係なく「350点を超えられるかどうか」だけが合否を分けるわけです。

他の大学も同じです。誰が受けていようが、倍率が上がろうが、ある一定のラインを超えたら合格という基準はあります。そこに近づくことを目標とするなら、もう他人がどうとか考える必要がなくなります。

自分の学力が志望校を受験する中でトップである必要はありません。自分の今の学力をできるだけ毎日あげようと努力して、少しでも自分の納得できる答案をかけるようにすることが重要ですよね。

だから、完全無欠を目指さなくていいんです。「前進しようとする意思」があれば、毎日少しずつ合格に近づくんです。

そんな風に考えながら、あと少しだけ、合格を目指して頑張っていきましょう!!

 

僕は個人的にウェブサイト「ぴぺりたぐらむ」を運営しているので、よかったらぜひ一度ご覧になってください!

来週もまた読んでください!ありがとうございました。