『抱えた不安は 未来の学び』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム12

ハイビスカス

みなさんこんにちは!毎週連載でコラム記事を書いています、ぴぺりたです。

このコラム記事では、僕の現役時代に書いた日記を題材として、当時考え、感じていたことや、東大生になった今だからわかることを受験生のみなさんに伝えることを目的としています。

『最後の最後のまた最後まで、あきらめないで頑張ろう』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム11

2017.12.31

『その「あと少し」 で結果が変わる』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム10

2017.12.17

年が明けたと思えばもう2月、時がたつのははやいと思う一方、一年前の受験を思い出すことも増えてきましたね。センター試験も終わり、国立志望者は完全に二次対策、私立を受験する方は個別試験の対策が本格化してきたかと思います。僕も去年、一昨年はビクビクしながら東大の過去問を解いていましたね。

燃え尽きるとか、ありません?

センター試験が終わり、うまくいった人もいかなかった人もいるでしょう。現役の時の僕は後者でした。

「ああこのままだと落ちちゃうな」と思ったのが正直なところ。二次試験での目標得点を考えては落ち込み、勉強は毎日続けるもののどこか諦めそうな自分もいました。

しかし結果を見れば、僕はあと550点中3点足らずで不合格になりました。あの時、落ち込んで集中できない時間を吹っ切れて対策に回せていたら、もしかしたら合格していたかもしれません。

また、こんな相談もよくあります。

「滑り止めに合格してから、第一志望に合格するモチベーションが下がりました」というものです。

そういう人には、こう返します。

「志望校を決めたときの自分がその言葉を聞いたら、どんな反応が返ってくると思いますか?」

モチベーションがどうこう、というのはあまり勉強する上で重要ではありません。目標が目標であり続けるかどうかです。滑り止めに合格してもう満足なら、僕はもう受験勉強はやめていいと思います。わざわざ無理する必要はありません。

しかし、思い出してほしいものもあります。「この大学に行きたい!」と思ってから今日まで、いろんなものを犠牲にして勉強したんじゃないでしょうか。模擬試験の第一志望の欄にその大学を書いて、結果が返ってきて一喜一憂し、計画を立ててまた勉強したんじゃないでしょうか。

そういった自分のこれまでの努力を思い出してもなお「やる気が出ないな、、、」なんて思うのなら、もう受験しないでいいと思います。「やっぱり頑張ろうかな」と思えるのなら、ぜひ頑張ってほしいです。合格しても仮に落ちても、一生懸命やったのならきっといい大学生活が送られるはずです。

受験生時代の日記から

2016年1月18日月曜日 東大まで38日

さあ、新しいカウントダウン開始。センター失敗組として潔く逆転狙いましょうか。

どの東大志望者よりも低いんだろうな。どの東大志望者よりも難しいんだろうな。そんなこと言ったって、東大行きたいんだから二次対策やりますよ。まさに、崖の上のぴぺりた(原文は自分の名前)

自分でも馬鹿だと思えるほど東大に行きたいんだって。

いいんだ、開き直ってしまえ。他人より10点多く取れば受かるんだ。まだ最後までやるぞ。初志貫徹。いや、負け犬の遠吠え。

俺はどっちだって同じように聴こえるが、このどちらかは3月10日に決まるんだ。

2016年1月29日金曜日 東大まで27日

今日もたくさん演習をしましたね。もうすぐ2月、本格的に直前の緊張感を覚えている身だけど、自分を信じて、できるって信じて、毎日本気で生きよう。

今日から解いてるやつでもいい感じ。部分的に2周3周していこう。土日もうまく時間使っていこう。英語も90点取るつもりで毎日長文もリスニングもやってくぞ!

できることを全部やり尽くせ。

みんなを驚かせようぜ

2016年2月1日月曜日 東大まで24日

今日も1日よく勉強できた。本当にもはや勉強しかしてないから身の回りで何が起きているかわからないけど、自分の実力が付いているってことはok、ちゃんとわかる。明日で東京行くまで3週間になる。きを行き締めて毎日勉強に専念する。

巻いた分は英語に回して英語でちゃんと得点できるように頑張れ。完全自力だ。

先ほども書きましたが、僕は現役時代センター試験で失敗しました。ボーダーが800/900であるのに対し、僕の得点は745/900、今考えると決して無理とは言えないものの、当時の僕からするとだいぶショックの大きい点数でしたね。

僕はその後、第一志望の東大にだけ願書を出しました。

どこかでも書いたかもしれませんが、僕はセンター試験が終わって「もうダメかもしれない」と思っているとき、母にこんなことを言われました。

「受かる気がないなら、受験しに行くな、行きたくない大学も受験するな」

本当にその通りだと思います。その本意は「だめだと思うなら受験するな」ということではありません。「合格したくて仕方ない」と思っているのが前提で、それなら、「文句たれずにできることをしろ」ということだったのだろうと思います。

第一志望に行きたくて仕方ないけど、センターでうまくいかず悩んでいるみなさんには、同じ言葉をかけたいですね。

「浪人したら」は絶対NG

悲しいことに、このコラムを書いている現在の合格サプリの閲覧数ランキング2位は、「浪人費用」に関する記事です!!!

だめですよ!!まだ浪人のことは考えたらだめ!第一志望の入試が終わって、不合格が現実味を帯びたのならいいかもしれませんが、少なくともまだ受験していないのなら、何があっても浪人について考えたらいけません

かく言う僕も、気が抜けたら「ああ、浪人したらあの問題集やり直そう」「おお、浪人したらA判定取りたい」考えてしまっていました。はっきり言いますと、そんなこと考えている暇があったら今年受かる方法を考えてほしいです。

「浪人したらA判定」じゃなくて「今年受かったら現役合格!」ですよ。同じように「落ちたら、、、」も禁止です。残念ながらまだあなたは落ちていません!!いま必要なことはifを重ねることではなく、合格を勝ち取るために弱点を補強し、実力を出し切る練習をすることです。

不安もまとめて受験生

第一志望に合格できるか不安です、滑り止めで受けたはずの大学に落ちてしまい先が不安です、過去問がうまく解けず不安です、受験生はこれでもかと言うほど不安を抱えています。

そんな不安は、無理して取り除かなくても大丈夫です。不安は不安のまま、なかなか消えてはくれません。僕も今じゃこうしてコラムを書く立場になったものの、合格が決まるその瞬間まで不安な気持ちは変わりませんでした。

そういった経験から僕は「不安をひっくるめて受験」だと考えています。不安だけど頑張ってみようかな、だとか不安だけど、合格して家族に喜んでほしいな、と言うように、不安なりにどうにか自分を奮い立たせて目標に向かって前進することが、受験勉強の中で合格と同じくらい大事なことだと思いますね。

最近思うことがあります。「不安もなしに、当たり前に合格できる」と言う選択肢と「不安で仕方ないけど、なんとか合格できる」と言う選択肢があった時、みなさんはどちらを選びますか?

どちらも「合格する」と言う結果は変わりません。しかし、僕なら確実に後者を選びます。(最近よく批判の対象になる表現ですが)僕は不安な気持ちになりながら、苦労ができるのはとてもいいことだと思います。

苦労したぶん、大学に入った後の学びはうんと広がるはずです。何も大学での勉強に止まらず、人間関係や新しい挑戦、一人暮らしをした時に気づく家族のありがたさ、大学で待ち受ける様々な局面において、苦労したぶんだけ一層強く学べるんじゃないでしょうか。

そして何か辛いことがあったとしても「自分は何か辛いことがあったくらいではへこたれない」と思えるのは、やっぱりすでに苦労を積みに積んだ人じゃないでしょうか。

僕も、不安で眠れないウィークが時々やってきました。合格発表の当日も、朝の朝5時には目が覚めて12時の発表までずっと吐きそうなほど緊張と不安に襲われました。

こんだけの不安に耐えてやっと手にした大学生活を、無下に扱うことはできませんよね。

そう考えると、不安とは受験生にとって将来の充実した学びのようなものにも見えますね。受験生はやっぱり、不安もひっくるめて受験生なんです。そんな自分を、ぜひ大事にしてほしいです。

それでは、今週はこの辺で!私立入試が始まる中、寒さが厳しくなりますが、体には気をつけて最後まで頑張ってください。応援しています。

僕は個人的にウェブサイト「ぴぺりたぐらむ」を運営しているので、よかったらぜひ一度ご覧になってください!

来週もまた読んでください!ありがとうございました。