【合格体験談】文系必見!早稲田大学合格への勉強法

はじめに

こんにちは!
私はこの春から大学1年生で、早稲田大学文化構想学部に通っています。

今回お話しするのは、早大合格に向けて私がしていた勉強についてです。

文化構想学部だけでなく文学部についても言及しますので、どちらか片方のみ受験するつもりの方においても参考となる内容になっています。

早大を受けたいという方に少しでも役立つといいなと思います。

私がどうして早大文化構想学部・文学部を目指したか。

志望理由や受験対策をお話しする前に、まずは早大文化構想学部・文学部についてお話しします。

早大には元々第一文学部・第二文学部があり、共に似通った内容を学ぶ学部でした。
今は、文学部は主に文学を、文化構想学部はメディアや社会構築など広い範囲を扱う学部となっています。
ブリッジ科目という、両学部ともに取れる講義もたくさんあります。

では、どうして私がこの学部を受けようと思ったのか。理由は3つあります。

1つめは、私が根っからの文系脳だからです。
ですから国立大学を受ける予定は全くなく、せっかくなら難関校の早大を受けようかな、という感じで決めました。
早大のレベルをきちんと把握していなかった頃のことです。

2つめは、漠然とではありますが出版関係の仕事に就きたいと思ったからです。
ブリッジ科目にはメディアについて扱う講義もあり、魅力的に思いました。

3つめは、これが一番の理由なのですが、大好きな教授の講義があるからです。
私が学びたい分野をその教授が専門にしていらっしゃることをオープンキャンパスで知り、その教授の講義を取れるこの学部に入りたいと強く思ったのです。

これらの理由で文化構想学部・文学部のどちらかに入れたらいいなと思い、両方とも受験しました。

私が受験勉強を開始した時期&当時の学力

受験勉強を意識し始めたのは高2の冬でした。

この頃のことを、私の高校の先生たちは口を酸っぱくして「高3ゼロ学期」と言いました。受験勉強は高3になるまでの3ヶ月も大事だという意味です。

周りも受験勉強を始めていて、これまでよりも一層勉強が必要だと気づき、手をつけました。

学校では高2で国英の授業内容が終わることになっていたので、受験勉強としてすぐに演習に取りかかることができました。

この頃の学力は、校内では文系100人近くで上位でしたが、偏差値は65あたり。
河合塾や駿台の模試ではどちらの学部もC判定でした。

私の通っていた高校と授業内容

私が通っていたのは、東京都にある私立帝京大学高等学校です。

中高一貫校であり、高1のクラスは中学からの持ち上がり組(一貫生)と私のように高校から入学した生徒(高入生)とで分けられました。
それぞれ学力が高い1クラスはI類、それ以外のクラスはII類とされていました。

国数英および物化生については高2で全ての学習範囲を終わらせることを方針としています。
I類の高入生はその2年間で授業内容を終わらせなくてはならず、授業はハイペースで進みました。

高2から文系・理系に分かれ、学力の高い順に「東大コース」「早慶コース」「難関大コース」と呼ばれていました。実際は一貫生と高入生が混ざったI類・II類です。
東大コースだけの授業もあり、文系は日本史か世界史を、理系は物理か生物を選択します。
国立大を受験する生徒はさらに必要な科目を学ぶことになります。

世界史は文理問わず高1で必修であり、そちらを選択すると高3の授業では秋冬くらいには演習に入れます。
日本史は高2から学び始めるので、高3の冬休み直前まで授業を行っていました。

三学期制で、テストは中間・期末(3学期は期末のみ)に行われます。問題はクラスごとで違うものもあります。
長期休暇明けには国英数(高2秋からは理または社)で実力テストもあります。こちらは全員同じ問題です。

また、英単語・熟語・古文単語は毎週1回ずつ小テストが行われます。

塾・予備校の有無と通い出した時期

塾に行かなくても難関校に届く学力を養うという方針の高校だったので、高校1年生から卒業まで塾には通っていませんでした

早大の受験を決めた後は塾に行こうか迷いましたが、試しに行ったところの授業方法が自分に合わず、やはり塾には行かなくていいという結論になりました。

早稲田大学合格のための私の戦略

私はどちらの学部も一般試験のみ受験しました。

どちらの学部もセンター試験利用で受験することもできます。
ただその場合にはもう1科目受ける必要があり、さらには9割くらいを得点しないといけないと聞いていたため、センター試験では受けませんでした(滑り止め大学用には受けました)。

また、TOEICなどの外部試験を英語の試験の代わりに使えるタイプの入試もあります。
しかし、それで受かるか分からないのに、そのためだけに貴重な時間を割いて外部試験を受けるのは非効率だと思ったので、私は使いませんでした。

二次試験の目標得点率

どちらの学部の配点も、英国は各75点、社会は50点です(赤本2017年版現在)。

大学が公表している合格最低点は6割くらい
ではその程度得点できればいいのかと思いがちですが、その数値は参考程度にとどめておきましょう。

なぜならそれは得点が「標準化」された後のものだからです。

早大では入試の得点を標準化します。
選択科目間の難易度の差で不公平が起きないようにするために行われているようですが、その対象は全科目。

つまり、合格最低点よりも高い得点率でないと受からない、ということです。

さらに、各問題の配点は公表されていないので、具体的に何問・何点取れればいいかは推測するしかありません。

私は、高校の先生や先輩から「7割取れると安心」と聞いていたので、各教科(後述)とも問題数の7割を正解することを目標としていました

なお、早大では不合格の場合のみ自分の得点の開示請求ができるので、私がこれらの学部で実際に何点取ることが出来たのかは分かりません。

早大合格を勝ち取る時期別の勉強時間・模試の偏差値

勉強時間の長さと偏差値の変遷は、やはり受験生の気になるところですよね。そこで、私の例をご紹介します。

私は、勉強時間がただ長いだけでは実力はつかないと思っています。
さらに、偏差値や判定が低いからと言って絶対に合格できないというわけでもありません

これはあくまで参考程度。自分の最大限できる範囲で頑張っていきましょう。

それでは次に、私の勉強に変化が起こったタイミング・そのときの勉強をご紹介します。

①(高2・冬):高3ゼロ学期を迎える

先述の通り、高2の3学期は「高3ゼロ学期」という受験勉強の開始時期です。

この頃から、入試に対応するにはどのような力が必要かを考えだしました。
そして私は、どの教科でもまずは暗記が必要だと思い、英単語や熟語・古文の単語・日本史の用語を覚えることにしました。

先述の通り、高校で毎週小テストが行われるので単語の勉強をする習慣はついていましたが、覚えたと思っている単語でも忘れていたりするため、単語帳の最初から読みかえし始めました。

私は「2週間に1周する」と目標を立てましたが、いざやろうとすると面倒になってしまってなかなか進みませんでした。ですので、今までよりも少し頑張るくらいで勉強をすると良かったのだろうと思います。

また、この頃は高3での本格的な受験勉強への架け橋となる時期なので、頑張りすぎて疲れ果てないようにしていました

②(高3・夏):長期休暇で赤本にトライ

どこの大学でも、合格するためには暗記だけでなく演習も必要です。暗記だけできてもそれを使えないと意味がありません。

早大に関して言えば、早い段階から演習に力を入れることが望ましいです。

どんな演習をすればいいのか? と悩んだとき、参考になるのが赤本です。

「実力がついていないから赤本はまだ解きたくない」と思うかもしれません。
しかし私は、赤本を早いうちに解き始めて良かったと思っています。

赤本には大学で実際に出た問題が載っています。
つまり、それを解けばその大学・学部の問題の傾向がわかるのです。傾向がわかれば対策も練ることができます。

赤本の大半には過去の問題が6年分入っています。
受ける学部数にもよりますが、私は夏に1年分は解いて、秋〜冬の間に手持ちの赤本を1周するようにしていました。

なお、夏の時期は1年分を1日で解かなくてもいいです。あくまで傾向を知るために解くので、好きな教科から始めましょう。

結果が悪くても大丈夫。これからきちんと勉強すれば成績は伸びます。

過去問の最新3年分については、開始時間なども含めて当日の時間割通りに問題を解いていました
試験当日の練習になったので、この取り組み方をして良かったです。

③(高3・冬):センター試験後〜試験当日

私が手持ちの赤本を全て解き終わったのは12月末。
そのあとは滑り止め用のセンター試験にも少し時間を割き、残すは早大の一般受験のみとなりました。
この頃の私は赤本の2周目に取りかかっていました。

問題を解くとその内容を覚えてしまうと思いますが、それでも早大の過去問は何回も解きました

早大の英語は長文で、問題文だけで2ページにわたることもあります。
文学部と文化構想学部は出題形式が似ていますが、他の大学と比べて特徴的です。
形式が変わることも考えられますが、長文に慣れるという点では繰り返し解いておくと安心です。

日本史の問題もくせがあり、教科書にない用語や読んだことのない史料もお構いなしに出題します。
ですので、初見の語・史料に対する着眼点を養うために過去問を繰り返し解くのは役に立ちました。
また、数年前に出題された問題が文章を変えて出題されることもあるので、手持ちの問題を解き直して対策していました。

国語はそれぞれの学部で出題形式が違うので、不得意な方を解き直せばOKです。

教科別の使用していた参考書

英語の参考書

国語の参考書

日本史の参考書

最後に(受験生への応援メッセージ)

では最後に、早大合格後の流れについてお話ししようと思います。

まず、電話とネットで合否発表が行われます。
合格していたら合格通知が自宅に届きます。封を切るときの喜びはひとしお。入学手続きは細心の注意が必要ですが、その際も嬉しさがこみ上げてきます。

次に、たくさんの人から祝福されます
友人だけでなく親族や知り合いの人から「すごいね」「よく頑張ったね」と言われたり、入学金振り込み時の担当の方からも「おめでとう」と言ってもらえます。
私が言われて嬉しかったのは、「行きたい大学に受かったんだね。良かったね」という言葉です。
多くの人にそう言ってもらうことで、自分が本当に早大に受かったのだと実感を持てます。

そしてなんといっても、行きたかったキャンパスで学びたいことを学べるという喜び
夢見た場所で憧れの大学生活が始まります。入学式・授業開始日はウキウキしますよ。

そのような結果を得るために今大切なことは、質の高い勉強と、自分の勉強法を確立をすることができるかが大事です。
自分に合った方法で成績は伸びます。
その参考として少しでもこの記事がお役に立てば幸いです。

この記事を読んでくださった方が、着実に力を伸ばし、早大文学部・文化構想学部に合格されますように。

早稲田大学でお待ちしています!




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