はじめに
本記事では共通テストの試験日程・時間割と、共通テスト当日の注意点の2つに分けて説明します。
前半で各教科の選択科目や解答時間の詳細を説明します。
後半では、共通テストを経験した先輩からのメッセージやおすすめの便利グッズを紹介するので、本番を想像しやすいです!
本記事は2023年10月時点での、令和6年度大学入学共通テスト実施要項を参考にしています。
最新情報は大学入試センターのホームページから確認してください!
目次
共通テストの試験日程・時間割
【共通テストの時間割と注意点】本試験1日目の概要
2023年の共通テストの1日目は1/13(土)です。
下の表は1日目に行われる教科の一覧です。グレーの部分は休憩時間を表しています。
地理歴史・公民、国語、外国語の順に行われます。英語以外の外国語は上の時間割と異なるので注意してください。
【共通テストの注意点】1日目:地理歴史・公民
地理歴史・公民は一番最初に行われる科目なので、試験時間を間違えることのないように入室しましょう。
受験票に開門時間が書いてある場合があるので確認しましょう。筆者は試験開始1時間前の8:30でした。
地理歴史・公民の2科目受験者は、試験開始20分前の9:10までには着席しておきましょう。
1科目受験者は、同様に10:20までには着席するべきです。
地理歴史・公民の注意点は3つあります。
1つ目は、問題冊子が地理歴史・公民の2冊配られることです。
模試の時のように地理Bや日本史Bなどと1教科ごとではないことに注意してくださいね。
さらにそれぞれの冊子がビニール袋に入っており開けにくいです。
ハサミは使えないので、開けやすくするために、ハンドクリームなどの塗りすぎに注意しましょう。
2つ目は、自分の選択科目と科目選択のマークを忘れないことです。これは、数学や理科なども同様です。
問題冊子に複数の科目が入っているため、特に同じ科目のAとBを間違えて解き始めるミスが多いです。問題を解く前に必ず確認しましょう。
また、科目選択のマークを忘れてしまうと採点されないため、こちらもしっかり確認してくださいね。
3つ目は、2科目選択の場合、10分間解答用紙の回収時間があることです。
休憩時間ではないので参考書の確認やお手洗いに行くこともできないことに注意してください。
【共通テストの注意点】1日目:国語・英語リスニング
次に、国語についてです。
大学によっては、古文や漢文の解答が必須でない場合もあります。そのため、現代文のみを解くことも可能です。
ただし試験時間は80分で変わることはありません。
次に英語のリスニングについては、試験時間が60分となっていますが、解答時間は30分であることに注意しましょう!
前半の30分は問題用紙やイヤホンなどの配布と音声確認などに使われます。
リスニングは専用のイヤホンとICプレーヤーを使用します。音声ガイドと解答用紙裏面の説明にしたがって順番に操作するように試験監督に指示されます。
操作ができない場合はすぐに試験監督に申し出ましょう。申し出が遅いと試験終了までに聞き終われないなど不利益を被る可能性があります。
試験開始後は、まとめてマークをする時間がないので1問ごとにマークする必要があることに注意してください。
【共通テストの時間割と注意点】本試験2日目の概要
2023年の共通テストの2日目は1/14(日)です。
下の表は2日目に行われる教科の一覧です。グレーの部分は休憩時間を表しています。
理科①、数学①、数学②、理科②の順に行われます。
【共通テストの注意点】2日目:理科
まず、理科①、理科②についてです。理科①は朝、理科②は数学②の後に行われるので時間に気を付けましょう。
理科①は、60分で2科目解答する必要があるので自分で時間配分を決めてから解答すると良いです。
理科②は解答時間が1科目当たり60分です。
2科目選択の場合は、地理歴史・公民と同様に、10分間解答用紙の回収を行う時間があります。席を立つことはできないので注意してくださいね。
また、自分の選択科目のマークを忘れないようにしましょう。
理科①、理科②ともに1冊に4科目がまとまっていることにも注意してください!
【共通テストの注意点】2日目:数学
数学①は数学Ⅰ、数学Ⅰ・Aの2科目から選択します。同じ冊子にあるので、試験が始まった時に開くページには注意しましょう。
数学Ⅰ・Aの試験時間は70分です。
数学②は数学Ⅱ、数学Ⅱ・B、簿記・会計、情報関係基礎の4科目から選択します。数学Ⅱと数学Ⅱ・Bは同じ冊子にあります。
数学Ⅱ・Bの試験時間は60分で数学Ⅰ・Aよりも10分短いことを忘れがちなので、気を付けてください!
共通テスト当日の注意点
【共通テストを乗り切るコツ】①休み時間におすすめの行動3選
ここでは休み時間におすすめの行動を3つ紹介します。
- 次の科目の勉強をする。
暗記物などの最終確認を行いましょう。リスニング音声を聞くのも良いです。これからリスニングの試験だという意識を自分に持たせられます。
また、これだけ勉強したから大丈夫だと思い、自信を持って試験を受けられますね!
- 少し歩いたり、軽く伸びをする。
試験時間が長く肩や腰に負担がかかりがちなので解消するために行うと良いです。体を動かすことでリフレッシュできます。
- お手洗いに行っておく。
試験時間が長く、試験に対する緊張もあるので時間がある時に必ず行きましょう。
男女関係なく混雑しているので、お昼休憩など大きい休憩の時に行くべきです。飲み物の飲みすぎにも気を付けてくださいね。
【共通テストを乗り切るコツ】②当日に持っておくと役立つグッズ
ここでは、当日持っておいて便利だったものを3つ紹介します。
- 寒さ対策用のカイロやブランケット
試験当日は雪が降ることも多いです。寒さで手足の感覚がなくなることを防止するためにも持っておきましょう。
ただし、試験中はカンニングを疑われる場合があるので、休み時間用として持っていきましょう。
特にブランケットを試験中に使う場合は、試験監督にチェックしてもらいましょう。
会場内は寒さ対策のために暖房が効いている可能性もあるので、脱ぎ着のしやすい服装だと尚よいですね。
- 輪ゴム
輪ゴムで束ねておくと、鉛筆やシャープペンが転がることを防止できます。
- A4サイズが入る封筒
クリアファイルだと問題用紙を折って持って帰らなければいけませんが、封筒があれば綺麗に持ち帰ることができますよ。
共通テストを受ける受験生へ:最大限の準備と心構えが重要
実際に共通テストを経験した先輩が当日感じたことをいくつか紹介します。
共通テストは本番の試験で最初に行われるため、最大限に準備をして心構えをすることが重要ですよ!
- 道順が分からないと不安なので、できれば下見をした方が良い。
自分の選択科目に合わせて、遠い会場に割り振られることもあります。下見できない場合は、地図やGoogleマップの写真で道順を確認しておくと良いです。
高校ごとで試験会場が分かれている場合も多いので、同じ高校の友達と行く約束をしておくのもおすすめです。
- 普段通りを心がける。
普段通りでいると、模試や自習時と同じように落ち着いて解けるため、変な緊張によるミスをしにくいです。
また、過去問より難化していても焦らないでください。自分ができない問題は周りもできないと思いましょう。
- 1日目の夜に自己採点はしない。
結果が気になってしまいますが、結果があまり良くないときにダメージを受けてしまいます。
2日目のコンディションの準備をするという意味で、自己採点はしないようにしましょう。
おわりに
共通テスト当日の流れのイメージはついたでしょうか?
緊張するでしょうが、分からない問題では悩みすぎないで、自分の解ける問題から落ち着いて解いてくださいね。
皆さんが共通テストで自分の実力を出し切れるように応援しています!