はじめに
この記事では、後期試験を受けようか迷っている方や、後期試験の受験を決意した方へ伝えたいことを載せています。
筆者は、国公立理系学部に後期試験を受験して合格しました。
結論から言えば、筆者がこの記事で最も伝えたいことは、後期試験合格には「精神を安定させることが重要である」ということです。
精神を安定させるためには、後期試験について今一度知り、万全の準備をする必要があります。
後期試験の受験を少しでも考えている人は最後まで読んで、決定の材料にしてくださいね。
目次
国公立大学後期試験の対策を始める時期と最初にやらなくてはいけないこと
【国公立大学後期試験の最初の準備】①前泊の有無と宿の手配
後期試験の対策は、前期試験が終わった後、前期試験の結果が出る前から始める必要があります。
大抵の場合、前期試験の結果発表の数日後に後期入試があるからです。
もし、前泊する必要がある場合は、なるべく早く宿を手配しましょう。
筆者の場合は、居住地から後期試験会場までの所要時間は2時間ほどでしたが、前泊を選びました。
前泊を選んだ理由は、小旅行のような気分で緊張をほぐそうと思ったことと、後期試験当日の電車の遅延などのリスクを抑えることです。
反対に、自宅の方が前日に休息を取りやすいなど、前泊にはメリットとデメリットがあるので、それぞれの都合に合わせて最終決定をしてくださいね。
【国公立大学後期試験の最初の準備】②後期試験の科目と形式の把握
同じ大学でも後期試験と前期試験で、科目や形式が異なることがあります。
例えば、後期試験では、面接や小論文、複数の科目が合わさった総合問題が出題されることがあります。
自分が受験を考えている後期試験の問題形式をきちんと確かめたか不安に感じた方は、いますぐ正しい情報を確認してくださいね。
国公立大学後期試験合格に向けたへの具体的な勉強方法
具体的な勉強方法を解説する前に、初めにお伝えしたいのは、「今まで仕上げてきた勉強の努力は、間違いなく力になっている」ということです。
やることを明確にして計画を立て、リラックスして勉強していきましょう。
後期試験に前期試験と同じ科目がある人へ
後期試験で出題される、今までと同じ科目の勉強については、無理に新しいことを始める必要はありません。
慌てず背負い込まず、復習から始めましょう。
筆者の場合、前期試験に受験した化学が後期試験でも出題科目でした。
本番で問題に対処できるかという不安や、今年度最後の受験機会であるというプレッシャーが大きかったので、問題を解く自信をつけるために、自分が今まで取り組んできた問題集を軽く解きなおしました。
忘れていたりあやふやになってしまったりした知識もありましたが、落ち着いて確認して再度暗記しました。
また、後期試験の過去問を見ておくことで、問題の雰囲気がわかり、試験本番の緊張が和らぎます。
そして、数年分過去問を解いておくと、試験当日にもっと安心できるのでおすすめですよ。
実際、筆者は後期試験の過去問を3年分取り組みました。
ここで意識したのは、大問ごとの配点や頻出分野を確認し、頭に入れておくことです。
大問ごとの解く順番や時間といった戦略をあらかじめ決められたのが良かったと思います。
後期試験が前期試験と異なる科目や形式の人へ(面接、小論文、総合問題など)
慣れない試験形式で緊張すると思いますが、「彼を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉もあるように、まずは落ち着いて自分ができることを洗い出しましょう。
そして、後期試験の科目の勉強法や対策を考えましょう。
例えば、面接や小論文は、高校の先生に対策を頼むと良いと思います。
面接の作法を見てもらったり、文章を添削してもらったりして場数を踏むと、力がつくと思います。
国公立大学後期試験までのおすすめの過ごし方生活について
【後期試験までのおすすめの過ごし方】①気分転換を多めにする
後期受験は、少なからず精神に負担がかかりますよね。
ストレス発散のために、多少は趣味に没頭してもいいと筆者は考えています。
できるだけ精神をいたわりましょう。
筆者は久しぶりに小学生時代のゲームに手を付けていました。
もちろん勉強する必要があるので、やる気を補充するために1日30分〜1時間ほどプレイングしていました。
また、筆者の受験した後期試験は化学だけの出題でしたが、化学だけを勉強すると飽きてしまうので、気分転換に数学も勉強していました。
こちらは、結果的に計算力の維持や思考回路のトレーニングにつながったと思っています。
息抜きや対策の配分も含め、思いつめないようにリフレッシュする工夫ができるといいですね!
【後期試験までのおすすめの過ごし方】②メンタルケアをして規則正しい生活をしよう
「規則正しい生活をしよう」というアドバイスは当たり前だと思うかもしれません。
しかし、緊張や不安で眠れない人や、調子がくるってしまうタイプの人もいるでしょう。
そんなときは深呼吸をして、「自分なら大丈夫!いける!!」と鼓舞しまくろう!
筆者は実体験を通して、鼓舞して気持ちを前向きに保つことと規則正しい生活が関連していると感じました。
ですから、きちんと睡眠を取ることをおすすめします。
前期試験が終わり、多少の開放感があっても夜更かしはNGです。
生活リズムが崩れている自覚があったら、気持ちの面を保ちながら、すぐ規則正しい生活に戻しましょう。
国公立大学後期試験当日の会場・雰囲気について
【後期試験当日の雰囲気】①受験者が思ったより少ない
後期試験では、私立大学に入学を決めたり前期試験に合格したりする受験生がいるので、公表される倍率より下がることが多いです。
実際、筆者が受験した会場では座席が半分ほどしか埋まりませんでした。
つまり、志願者倍率は高かったものの実質倍率は相当低かったといえます。
発表される高い倍率には緊張しすぎず、強い気持ちで挑みましょう。
【後期試験当日の雰囲気】②会場の空気が一段と重い
後期試験当日は、前期試験で不合格だった受験生が集まり、前期試験と比べると雰囲気が暗めです。
伝えたいのは、「そんな空気に飲み込まれないでほしい」ということです。
今までの努力を出し切ってやる!と強気で、前向きな心に切り替えれば、最高のパフォーマンスを発揮できるはず!!
【後期試験当日:おまけ】入学関係の書類が試験のとき配られる
後期試験は、合格発表から入学手続きまでの時間が非常に短くなっています。
そのため、入学関係の書類も試験で配布されるので、大切な書類をなくさないようにしましょう。
おわりに
読者の中には、さまざまな重圧で押しつぶされそうになっている方もいらっしゃると思います。
受験生活が続く長い戦いですが、これが今年度最後の踏ん張りです。
私は、後期試験まで頑張ろうというその気持ちを、心から応援しています。
そして今年度最後の受験機会を、受験勉強の集大成として、持てる力を出し尽くし、駆け抜けてきてください!!!