はじめに
高校生のする勉強といえば受験勉強というイメージが強いですが、それだけではありません。
中・高校生向けに数多くの資格や大会が存在します。
これらに挑戦すると、受験のためだけでなく、自分のためにも勉強になり、さらには、自分の将来を考えるきっかけにもなる可能性が大いにあります。
また、大会を通じて全国各地、及び世界中の同じ分野に興味を持つ優秀な学生と交流を深めることになるかもしれません。
そんな経験は一生の宝になるでしょう。
ここでは高校生の内にチェックしておくべき資格や大会をいくつか紹介します!
この記事をきっかけに、是非挑戦を考えてみてください。
目次
検定の定番! 実用英語技能検定・実用数学技能検定・日本漢字能力検定
いずれも年三回行われる検定です。
その参加人数の多さは言うまでもなく、学校での団体受験ができる、関連する参考書が多く存在している、と言った理由から「高校生にとって、最も受験しやすい検定」ともいえるでしょう。
大学入試との内容の重なりも多い上、持っていると入試で優遇される大学も数多く存在するため、受験勉強と並行してこれらの検定の勉強をしてみてもいいでしょう。
日本英語検定協会HP:https://www.eiken.or.jp
日本数学検定協会HP:https://www.su-gaku.net
日本漢字能力検定協会HP:http://www.kanken.or.jp
深い科学的思考力を身につけよう! 科学の甲子園
理科・数学・情報の分野の問題を、高校1年生または2年生の6~8名のチームで協力して解くという形の大会です。
筆記試験はもちろん、実験を行って考察をした上で答える問題などが出題されます。
過去にはホバークラフト機を制作しレースを行うといった課題もあり、個人だけでなくチームとしての力も必要になります。
どの問題も知識だけでなく思考力を要する問題となっており、難関大学でよく出題される「考えさせる問題」にも強くなることは間違いないでしょう。
過去に出題された問題や解説がホームページに掲載されているので、解いてみてはいかがでしょうか。
科学技術振興機構HP:http://rikai.jst.go.jp/koushien/index.html
楽しいクイズの祭典! 全国高等学校クイズ選手権
テレビで見たことのある人も多いでしょう。
全国大会などを見ていると、とんでもなくマニアックな知識を要求されるイメージがあるかもしれませんが、知識だけでなく体力が必要になるクイズ形式など、あらゆる高校生が楽しめるクイズ大会になっています。
ユニークな形式のクイズが出題される事が予想されます。
知識量に自信がある、高校の思い出づくりに何か大きな事ことしたい人はぜひ参加を考えてみてください!
全国高等学校クイズ選手権HP:http://www.ntv.co.jp/quiz/index.html
自分の考えを発信してみよう! NRI学生小論文コンテスト
与えられたテーマに関して、3000字程度の小論文を作成するコンテストです。
このコンテストは試験会場で制限時間内に書く形式ではなく、毎年6~9月頃にある応募期間内にオンラインまたは郵送で提出するという形式です。
だから、テーマについて納得の行くまで考え、調査した上での小論文を書くことができます。
また、作成する小論文の形式も、要約、本文、図表、参考文献をきっちりと作るという形になっており、論文、レポートの書き方を学ぶことにもつながります。
このように、一つのテーマに関してしっかり自分の考えを資料にまとめて発信するという経験は、大学入学後にも役立つでしょう。
NRI学生小論文コンテストHP:http://www.nri.com/jp/event/contest/index.html
「お金」の知識を身につけよう! 全国高校生金融経済クイズ選手権
通称・エコノミクス甲子園、二人一組で出場し12月に地区予選、2月に全国大会が開かれます。
筆記試験、早押しクイズのほか様々な形式で「お金」に関する問題が出題されます。
応募すると事前学習教材が送られ、勉強の方針が主催者から示されるというのもひとつの特徴です。
将来生活していく上で必ず考えることになる「お金」について知ることは、自分の将来について考えることにもつながります。
この大会を機会に、「お金」に関する勉強をしてみてはいかがでしょうか。
エコノミクス甲子園HP:http://econ-koshien.com/index.php
世界に挑め! 国際科学オリンピック
毎年、数学・情報・物理・化学・生物・地学・地理の各分野で開かれる国際大会に向けて、日本国内での大会が開かれています。
どの分野でも高いレベルの思考力が問われますが、大学受験と重なる部分も多いため、大会に向けての勉強は大学受験にも大いに役立ちます。
各分野のトップクラスの人が集まる大会なので、自分の好きな分野があり、意欲のある人は参加する価値が十分にある大会です。
ホームページやインターネット上に過去問題と解説が豊富にあるので力試しに一度目を通してみてはいかがでしょうか。
国際科学オリンピック各種紹介HP:https://contest-kyotsu.com/entry/