はじめに
受験生にとって恋愛ほど、頭を悩ますものはないでしょう。
どんなに勉強に打ち込んでいても、人を好きになってしまうことはあります。
しかし好きになってしまうなら、どうにかその気持ちとうまく付き合っていくしかありません。
そこで、
実例をもとに受験期の彼氏・彼女との上手な付き合い方を考えてみました。
この記事を読めば、受験期の恋愛とうまく付き合うためのヒントが見えてくるかもしれません。
それでは早速、先輩の高校時代の恋愛経験談から見てみましょう!
目次
東大生2人にインタビュー|受験期の恋愛に対する考え方とは
日本一ハイレベルな受験を乗り越えてきた東大生。
勉強同様、受験期の恋愛もそつなくこなしていたのでしょうか?
今回は2人の東大生に、受験期の恋愛について赤裸々に語っていただきました。
受験期の恋愛体験談1:A君(21)の場合
遊び続けた中学時代
都内有名私立中高一貫校を経て東大進学を果たしたA君。
テニスラケットを抱えて颯爽と現れる姿はまさにさわやかスポーツマン。
しかし彼の口からは、
「中学時代の俺は腐ってました」
との意外な言葉が。
「あのころは言い寄ってくる女の子が多くて、何も考えずに結構たくさんの女の子と同時並行で付き合っちゃったりしていました。ある日突然、そんな毎日が空しくなって、一方的に全員と別れたんです。そしたらすごく叩かれて(笑)。もう女なんてこりごりだと思いましたね」
その後はとにかくテニスに打ち込む毎日だったそう。
現在の彼女との出会い
そんな時に出会ったのが現在の彼女。
「彼女は友達の友達だったんですが、『遊んでいる』とか、いろいろ悪い噂は聞いていて……。最初は警戒していましたね。だけどだんだん、彼女のまっすぐな面、脆い面、つらい過去等を知り、気がついたら彼女を幸せにするのは自分しかいないとまで考えるようになっていたんです」
その後、A君は彼女と順調な交際を続けるが……。
「高三の秋、彼女の成績がどんどん下がっていったんです。その頃は二人とも受験で悩んでいて、お互いの存在を逃げ場にしている部分もありました。自分は彼女にとって足かせでしかないんじゃないか。そう思い、悩みましたね」
一度は別れることも考えたが、
「とことん彼女と話し合い、自分たちだけのルールを決めました。携帯メールは一日5通までとか、デートは1週間に1回までとか。逆に、お互い成績が上がるとプレゼントをあげたり……」
そんな二人の受験結果は…
「彼女とは、東大で念願の同じクラスになりました(笑)」
と、うらやましい限り。
まず彼女に会いに行き、その後徹夜で勉強すればいい
そんな幸せいっぱいのA君に、受験生へのメッセージを聞いてみた。
「一人の女を幸せにできないようじゃ、たとえ受験に勝ったとしても、その後たいした人生を送れるはずがない。志望校に合格することも、彼女を幸せにすることも、どちらも自分の人生を豊かにするためのもの。受験期には勉強と恋愛との狭間で僕もいろいろ悩みましたが、今は悩んでいる暇があったらまず彼女に会いに行って、その後徹夜で勉強すれば良い。そう思いますね」
受験期の恋愛体験談2:Bさん(20)の場合
付き合う男はだめ男ばかり
現在東京大学に通うBさんは、黒のスーツに身を包む、一見キャリアウーマン風の大人びた女性。恋愛もそつなくこなすような印象なのだが……。
「本当に、だめな男ばかり寄ってくるんですよね」と本人。
Bさんが高校時代、はじめに付き合ったF君は、長身でおしゃれないわゆる「イケメン」。
しかしその実態は……
「もう、とにかくけち」Bさんが彼からもらったものの中で一番に思い浮かぶのはチュッパチャップスだそう。
「他にも、カラオケに行っても絶対ドリンクは頼まないで、飲むのはトイレの水だけ。手で一生懸命すくう姿が印象的でした……」
そんなF君は体力に関しても「けち」を貫くようで……。
「自転車で二人乗りするときは、いつもじゃんけんで漕ぐほうを決めていました。身長が180cm近くある彼を後ろに乗せて、汗だくで田舎道を滑走したのを覚えています」
熱血男に辟易
そんなF君とBさんは一年半の交際の末、破局。
傷心のBさんに近づいてきた次のだめ男は、勘違い熱血男。
ダンスにはまっていたM君。ある日の練習で首を捻挫し、Bさんに電話をしてきたそう。
「私、そのとき寝ていたんですね。で、電話に出たときの声が寝ぼけていたみたいで……。そうしたらいきなり『お前、泣いてんの!?』挙句の果てには、『俺のためにお前の綺麗で尊い涙、流すなよ!!勿体ねぇよ……!!』と逆に彼が泣きだす始末。面倒だったので私も泣いている振りをしました」
それはご苦労様というかなんというか……。
結局BさんはM君を一方的に振ることになるのだが……。
「別れ話を切り出した次の日、電車の中で私の名前を叫びながらMが傘を叩き壊していたと友達から聞きました」
どこまでも熱い男だ。
受験期の恋はろくなことがない
その後Bさんは同年代との恋を諦め、10歳年上の高校教師と報われない恋を経験。
大学入学後もだめ恋愛を繰り返す状況から一歩も抜け出せていないそう。
Bさん曰く、
「もう、体質ですね。」
そんなBさんに、高校生へのメッセージをお願いしてみた。
「高校時代に恋に走ると、ろくなことないですよ。ただでさえ自分の将来像も定まらず不安定な時期なのに、好きな男なんて出来るとそれこそ混乱してしまいます。受験は苦しくつらいものです。悩んだら負け。無理にでも単純になってつっぱしらないとやっていけないですから」
うーん、厳しい意見ですね…。
受験期の恋愛から得られる教訓3選
もちろん東大生以外も受験期の恋愛を経験しています。
そこから得られる教訓にはどんなものがあるでしょうか。
1:恋愛は時間を決めて楽しむべし!
静かな夏の夜に
高校2年生の夏休み。
気になっていた人と会う機会が減り、寂しく感じていました。
勇気を出して「電話したい」とLINEで頼んでみるとオッケーをもらえ、毎週土曜日の夜12時から10分間電話をすることになりました。
この時間帯が毎週楽しみで、その日の勉強を12時までに終わらせて、「何の話をしよう」とか考えながらその10分間を待っていたものです。
結果的に、気になっていた人と話せる12時までは勉強に集中することができました。
教訓
この方の場合、自分で恋愛を楽しむ時間を決めていたのが功を奏しました。
ダラダラとメールのやり取りをして長時間携帯をみてしまっては、勉強に集中することが出来ませんものね。
2:あえて付き合わない道もアリ!
あの人が帰るまで、もうちょっと
予備校に通っていた頃、自習室でよく見かける男の子のことが気になっていました。
自習室に行ったらまずその人がどこにいるかを確認して、その人が帰るまでは自分も帰らずに勉強しました。
勉強中も、その人をチラチラ見て「頑張ろう!」とやる気を起こしていました。
結局話しかけることなく終わったけど、遅くまで残って勉強したおかげで成績はアップしました。
教訓
今回は恋愛の面では成功とは言えないかもしれません。
しかし、勉強の面では成功と言えるでしょう。
もし、この方が彼と話すことに成功していたら、そちらに夢中になって成績が下がっていた可能性もある訳です。
恋が実らなかったからといって、落ち込むことはありません。
もしかすると別の何かを掴んでいる可能性があるのです。
3:デリケートな時期だからこそ報告を怠らない!
受験が分かつ二人の関係
高3の秋、京都観光の際に、彼女とお揃いの合格祈願のお守りを買いました。
同じ大学を目指していた彼女に渡すと、喜ぶと思いきや複雑な表情に。
実は彼女、私が京都にいる間に指定校推薦で別の大学に進学することが決まっていたのです。
もちろん彼女は悪くないのですが、「裏切られた」と感じました。
気にしないように努めたものの、やはり関係がぎこちなくなり、結局彼女と別れることになってしまいました……。
教訓
「友達が指定校に決まって、気まずくなる」というのはよくある話です。
これは彼氏・彼女とて例外ではありません。
デリケートな時期だからこそ、信頼関係を築くために報告を怠らないようにしたほうがよいでしょう。
あらかじめ言っておけば、後から気まずくなることはありません。事前に話しておくことをお勧めします。
またあらかじめ言えなかったとしても、合格した時にしっかり報告して「今まで言ってなくてごめんね」と一言言えば大丈夫です。
最後に
いかがだったでしょうか。
「恋愛もろくにできないようでは受験も無理」
「恋愛は受験においてろくなことがない」
同じ大学生でも相対するようなの意見が出てきました。
みなさんはどの意見に賛同するでしょうか。
受験と恋愛との関係については様々な意見があると思います。
ですが、とにもかくにも後悔だけはないように!
あなたなりの受験ライフをエンジョイしてくださいね!