合格を勝ち取る人と不合格になる人の併願校の決め方の違い

こんにちは、ライターのにわたんです。
併願特集第二弾ということで、今回は合格する人と不合格になってしまう人の併願校の決め方の違いを伝授します。
第一弾の【合格を掴む併願パターン】先輩達の併願校とその合否を大公開!もぜひ見てみて下さいね。
まさかの不合格例も書いています。

さて、併願校の決め方、これ、実はめちゃくちゃ大事なんです。
これを間違えてしまうと、最悪の場合併願はおろか第一志望にも受からず、結局全て失敗してしまうということにもなりかねません。(理由は後で。)

ズバリ、合格する人とそうでない人の違いを単刀直入に言うと、
合格を勝ち取る人は、「第一志望の合格を意識して併願校を選んでいる」ということです。
不合格の人は、何も考えないで併願校を決めているのです。

「第一志望の合格を意識した併願校の決め方」をお教えしますね。

併願する理由を確認しよう。

併願する理由、皆さんは何がありますか?
実は併願する理由によって併願校は変わってきます。
まずここを自分の中で確かめましょう。

併願する理由

A.浪人だけは回避したいので、とにかくどこかに合格しておきたい。
B.第一志望の大学を受ける前に、試験慣れしておきたい。
C.行きたい大学がいくつかあるので、全てを受けてみる。

併願する理由は、おおまかに分けると上の3つのどれかになると思います。

まずはこの3つの中で、自分が併願する理由はどれになるのかをきちんと確認しておきましょう。
理由が上記3つの中から2つ以上になることもあるでしょうが、それはそれで結構です。

では、それぞれの理由から、どういった併願校を決めるべきか、これから見ていきましょう。

A.浪人だけは回避したいので、とにかくどこかに合格しておきたい人

こんな人は、自分のレベルよりも低く、確実に合格をものに出来そうな学校を受験しましょう。
ただし自分よりもレベルが低くといっても、自分が「行ってもいいな」と思える大学を併願しましょう。

万が一、残念なことに第一志望校に落ちてしまった時には自分が通うことになる大学です。

その大学には行きたくない、という大学は絶対に併願してはいけません。

僕の友人で、志望してはいなかった大学には行けず、結局行く気が全く無かった大学に入学した人がいます。
しかし彼は「やはり何か違うと思った」と言って半年で夏休み前に大学を辞め、再受験していました。

なので、大前提としては自分の行ってもいいと思える大学、そして合格を勝ち取れる大学を選びましょう。

「自分の行ってもいいと思える大学で、かつ合格を勝ち取れそうな大学なんて無い」という人もいるでしょう。「自分の行ってもいいと思える大学は、合格を勝ち取れるかどうか定かではない」という人も多いはずです。
そんな人は、その合格を勝ち取れるか定かではない大学を受けましょう。
とにかく自分が行ってもいい大学のみを受けましょう。

受験というのは精神的・金銭的・体力的に、全ての面において負担がかかるイベントです。行く気の無い大学を受けるのは辞めましょう。

B.第一志望の大学を受ける前に、試験慣れしておきたい人

こんな人は、行く気の無い大学であっても、受験してもいいでしょう。
自分の志望する大学と、レベルも比較的近く、そして受験科目や受験時間も似てるような大学を選びましょう。
雰囲気を知るために、行く気の無い大学でも受験する、ということはよくあることだと思います。

皆さんに知って欲しいことは、「模試と入試は全く違う」ということ。
もう、全然違うんです。これは受験したことがある人しか分かりません。

学校や塾で、顔を見たことのある人と一緒に受け、どれだけ試験で失敗しても、「C判定」「E判定」と一応判定してくれる模試と、
全く会ったことも無い人と一緒に受け、受験会場でも孤独に長時間戦い、試験で失敗するとそれがたとえ1点差であっても「不合格」という通知しかこない入試では、全く雰囲気が違う訳です。

その緊張を味わっておくというのは実際とても大切です。
実際、一回入試慣れのために併願校の入試を受けたところで第一志望の大学入試で全く緊張しなくなるという訳ではないですが、それでも一回経験しているのと経験していないのとでは大きく違うはずです。

ただし併願の理由が試験慣れにあるのなら、4校も5校も受ける必要はありません。1校か2校で十分でしょう。

C.行きたい大学がいくつかあるので、全てを受けてみる。

たとえば僕は東大を受けましたが、慶応大学も同様に魅力的でした。(ので、受けました。)
別に慶応大学で学びたいことがあった訳ではなく、単純に慶応ってかっこいいなという思いからでしたが。

とにかく、行きたい大学が複数ある人は、行きたい大学を全て受けてみるという手は効果的です。

試験慣れにもなりますし、受かればちょっとした安心感を得られます。
この安心感が隙になってしまっては元も子もありませんが、背水の陣で第一志望の入試に挑むよりは心の余裕を持つことが出来るでしょう。

ただしこのパターンで気をつけるべきなのは、落ちた時のことです。
僕の場合は慶応大学を落ちた連絡が来たのが第一志望の東大を受け終わった後なので、そのショックが入試に響くことはありませんでした。しかし正直かなりショックだったので、もしこれが東大の試験前だと思うと今でも恐ろしかったです。

しかし、受けたい大学があるなら、それは時間を割いて入試を受ける価値は十分あるはずです。

次ページ:併願校選びに失敗すると第一志望に落ちてしまう理由とは?




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