慶應SFCとは? 入試方式や気になる就職先まとめ

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慶應SFCとは

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの略称です。

総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部の学生がこのキャンパスで学びます。

慶應の他の学部のキャンパスは東京の三田か神奈川の日吉ですが、SFCのキャンパスはその名の通り神奈川の湘南藤沢(Syonan Fujisawa Campus)にあります。

慶應の他の学部との違い

履修科目

他学部は必修科目が数十単位と多いのに対し、SFCでは必修科目は言語、数学、情報、体育、総合政策学(環境情報学)、ゼミと極めて少ないのが特徴です。

必修科目の語学はアラビア語、マレー・インドネシア語、朝鮮語など種類が多く、どの学期でも複数、同時に履修することが可能です。

ゼミ(少人数授業)

通常大学では3年次からゼミと呼ばれる専門を極めるための少人数授業を履修します。

しかしSFCでは、なんと1年次からゼミを履修することができます。同時に複数のゼミに入ることも可能です。

ゼミの種類も多く、映画分析、バイオ、プログラミング、治安、ものづくりなど、自分の興味に応じた、多岐にわたる研究を行えます。また学期が変わる毎に変更することも可能です。

慶應SFCの入試方式

AO入試

AO入試では大きく三度挑戦の機会があります。

    4月入学者選考のためのAO入試Ⅰ期(9月)
    4月入学者選考のためのAO入試Ⅱ期(11月)
    9月入学者選考のためのAO入試9月期(7月)

各期において、総合政策学部と環境情報学部を併願することはできません。また異なる方式によって同一学部に複数の出願をすることもできません。

AO入試では、各期に受験できる学部は1つしかないということですね。

受験の方式

AO入試では受験の方式が4つあります(A・B・C・IB方式)。

入試課題として、自己推薦文の作成と面接があり、この課題は4つの方式全てに共通です。

A方式を基本として、B・C・IBにはそれぞれ条件が追加されていきます。

A方式  基本的に誰でも受験可能だが、その分最も倍率が高い。
B方式  高校の評定平均値4.5以上(4.5を含む) が必要。
C方式  SFC指定のコンテストで所定の成績を修めることが必要。
IB方式  国際バカロレア資格(International Baccalaureate Diploma)が必要。

評価基準

慶應SFCでは以下のような基準を入学の際に求めています。

    高等学校(特別支援学校の高等部を含む)もしくは中等教育学校を卒業した者、および入学までに卒業見込みの者、学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、その成果が次の一つ以上に該当すると自己評価できる者。
    学術・文化・芸術・スポーツなどさまざまな分野において、研究、創作発表、コンクール、競技などの活動を通し、社会的に評価を得ている外国語能力やコンピュータ技術等の技能において優れており、高度な資格や技術を有している。
    社会的な奉仕活動やその他の社会活動を通し、その成果や業績が認められている。
    学業が優秀であり、創造的、積極的な学習姿勢を堅持している
    学業、人物ともに優れ、地域社会や高等学校等において指導的な役割を積極的に果たすなど、評価を得ている
    関心や興味を持ったテーマに関して自由研究や自主学習などの自発的な取り組みを開始し、成果をあげている

よって、自己推薦文や面接でこれらの基準が満たされていると判断されればAO入試に合格するということになります。

しかし、この入試ではそれだけが評価基準ではなく、大学入学後何を学び何を研究したいか、その後何を目指すのかなどもしっかりと決まっている必要があります。

面接でも聞かれる内容なので、答えられるようにしておいた方がよいでしょう。

一般入試

一般入試では、語学、数学、情報の中から1科目、または2科目の選択と、小論文の受験になります。語学は、英語、英語+フランス語、英語+ドイツ語の中から選択可能です。

数学は基本的にセンターレベルの数学(数Ⅲまで)が解ければ大丈夫です。

英語は長文で難関な単語が使用されるので、過去問を演習する必要があります。また小論文は非常に長く複雑なので要練習です。

慶應SFCの就職先

以下は、2015年度卒業生の就職先のグラフです。

総合政策学部

総合政策学部

環境情報学部

環境情報

総合政策学部、環境情報学部共に、情報通信、サービス、金融・保険などが両学部共に上位に上がっています。

一般企業に就職する人が大多数ですが、入試方式が独特なSFCには、上記のように何かに特化した才能を持つ人材もいます。

そういった人たちは個性が強すぎるので、一般企業に勤めてもすぐにやめる人が多いという意見もあります。

クックパッドの社長などのように、自ら起業し新たなビジネスを起こしていく人なども存在し、自分の強みや個性を最大限に生かすキャリアを選ぶ人も多いのが特徴です。

慶應SFCで学べること

何を勉強しているか聞かれることがありますが、人によって全く違うので一概にこれと断言できないのがこの学部の特徴です。

入試の時点では環境情報学部と総合政策学部に分かれていますが、履修する授業に区別はなく、入学後、仲の良い友人がどちらの学部か曖昧でわからないことすらあります。

たとえば、プログラミングやAIについて学ぶ人、日中問題と法律を学ぶ人、食とデザインを学ぶ人、100人いたら100通りの研究があります。

山形県鶴岡市には、バイオの研究所があり、半年くらいそこでバイオや医療の研究を行う人もいます。

慶應SFCに向いている人

学際的に学問を学びたい人

学際的とは、複数の学問領域に渡って、学問同士を掛け合わせて研究することを言います。

慶應SFCでは、研究のテーマや履修する授業の自由度が高いので、途上国開発×教育×法律など複数の分野にまたがったニッチな研究を行うことができるのです。

そのため特定の、「こういったことがやりたい」という明確な研究テーマや分野がすでに決まっている方にはおすすめです。

幅広く、色々な学問を学びたい人

逆にやりたいことが多すぎて、定まっていない人にもおすすめです。

映像や音楽にも関心がある、でも防災や心理学にも関心がある、そんな幅広い関心を持つ人にとっては、制限なくあらゆる学問領域を学べて、自身の教養の裾野を広げられるSFCはぴったりです。

慶應SFCの最大の魅力

SFCの最大の魅力は、「日本の大学とは思えないくらい自由」なところです。

履修の制限や研究テーマの制限がほとんどなく、自身がやりたいなと思う研究をとことん突き詰めることができます。

また最先端の設備も揃っており、自分の知的好奇心を自在に満たすことができます。
例えば、ファブスペースと呼ばれる空間では、3Dプリンターや3Dスキャナーなどのデジタル技術を用いた無料で利用可能なものづくり設備が備わっています。

個性豊かな生徒、教授陣に囲まれながら、自身のやりたいことを満足いくまで学べる環境があることが最大の魅力と言えるでしょう。