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勉強場所として存在感を高めつつあるカフェやファミレス
近年、カフェや喫茶店で勉強している高校生をよく見かけます。
実際にある調査では実に20%近くの高校生がカフェ等の飲食店で勉強しているというデータもあります。
自習室など、従来の勉強場所に比べれば低い数値ですが、勉強に最適と思われる図書館とはその差が5%程度と非常に僅差です。
実際に難関大学に合格していった先輩たちの、カフェ・喫茶店、ファミリーレストラン、ファーストフード店(以下、カフェ等)での勉強事情はどのようなものだったのでしょうか。
多くの難関大合格者がカフェ等での勉強を経験
Q:高校生時代にカフェで勉強した経験はありますか?
なんと難関大合格者の7割以上が高校生時代にカフェで勉強をしたことがあると回答。
騒音や飲食物など、集中を阻害する要因が多そうなカフェも勉強場所の一つとして市民権を得ているようです。
勉強場所にカフェ等を利用していた理由
カフェを利用していた理由としては以下のようなものが挙げられていました。
カフェのざわつきが逆に勉強に集中させてくれる、という意見が多数寄せられました。
実は、人間が一番集中できるのは無音の状況ではなく、自分と関係のない(意味を認識できない)音を聞いている状況であるという説もあります。
店内のBGMや人々の話し声、飲食の音などが混じり合ったノイズが流れているカフェなどの飲食店での勉強は意外と理にかなっているのかもしれません。
女性からはこのような意見が多く寄せられました。
時に勉強は辛く苦しいもの。
そんな時に、これがあるから頑張れるという心の支えがあるとモチベーションのアップにも繋がりますよね。
自分の部屋や自習室、学校などでの勉強は変わり映えせず、マンネリ化してしまいがち。
時には気分を変えて勉強するために、カフェを利用していたという意見が多数見られました。
またごく少数ではあるものの、以下のような意見も寄せられました。
塾で21時までみっちり勉強したあと、さらにファーストフード店で勉強という猛者も。さすが難関大に合格するだけのことはあります。
勉強に対して非常にストイックな姿勢がうかがえますね。
こちらもかなりストイックな意見が寄せられました。年末年始はさずがに休館日という塾・予備校は多いでしょう。
そんな時にカフェなどを一時的な勉強場所として利用するのはまさに受験生の鏡といえます。
カフェ等を勉強に利用していた時期・頻度・利用時間など
利用していた時期
高校3年生(受験期)によく利用していたという意見が大半を占めました。
勉強せざるを得ない受験期に気分転換の勉強場所として利用していた受験生が多いようです。
また受験期に利用していた方の中にはこんな使い方をしている人もいました。
入試本番も無音の状況ではありません。
さすがに音楽や人の話し声は聞こえないでしょうが、紙が擦れる音や鉛筆の走る音など案外騒がしいものです。
そういった環境でも周囲の音が気にならないように、あえてカフェで過去問を解いていたというのは驚きです。
利用頻度
利用頻度についても調査。
7割以上の難関大合格者が定期的にカフェを勉強場所として利用していたと回答しています。
数回のみの利用者の中には、以下のように賢くカフェを利用している方もいました。
模試の復習はその日の内に行うのが実はベスト。
しかし模試はほぼ1日がかりで行われるため、非常に体力を使います。
終わった後はヘトヘトで、勉強する気が起きず、自習室などに足が進まない、ということはよくあることでしょう。
しかしカフェなどの普段と変わった場所でなら、良い気分転換にもなり、勉強も捗るかもしれません。
1回の利用時間
1回の利用時間については、上記のグラフの通りです。
2時間以上、長時間利用している人が大半という結果になっています。
ここで気になるのが、そんなに長時間勉強をしていて店員さんに注意されないのか、ということです。
そもそもカフェ等は勉強をする場所ではありません。長時間注文もせずに、ノートや参考書を広げ、勉強ばかりしていたら店員さんに注意されてしまうかもしれませんね。
カフェでの勉強を注意された経験は?
実際にカフェ等で勉強していた人たちはどうだったのでしょうか。
なんと6割以上の方が、全く注意されたことがないと回答。かなりの回数注意されたという回答はごく少数にとどまっています。
中にはこのような意見もありました。
高校生が勉強に打ち込んでいる姿というのは、応援したくなるもの。
カフェで勉強することの是非は、様々議論されていますが、それほど神経質になる必要もないのかもしれませんね。
何人で利用していたか
どのくらいの人数で利用していたか、ということも調査しました。
なんと7割近くの人が1人で勉強していたと回答。複数人で理用意していたという回答は3割程度に止まりました。
カフェでの勉強といえば、何人かで行ってワイワイやるイメージがありますが、難関大合格者はこのような場面でも勉強に対して非常にストイック。
真の意味で「勉強場所」として、カフェ等を利用していたと言えそうです。
カフェで勉強する際のアドバイス
以下には、カフェで勉強していた先輩たちから寄せられた意見を抜粋して掲載しています。
カフェで勉強する方は参考にしてください。
カフェだからこそできる勉強を
また勉強ではないですが、カフェという空間を利用してモチベーションアップを図っていた先輩も。
Wi-fiやコンセントの有無を確認
紙媒体のみならず、電子機器でも勉強ができるようになった現在では、Wi-Fiや充電環境も勉強する上で重要なようです。
ただし、スマホが使いやすいからといって勉強以外のことに使用しすぎてしまうようだと、逆にこういった環境がない場所の方が良いかもしれません。
お店にはきちんとした配慮を
カフェ等は飲食を楽しむ場所。そもそも勉強する場所ではないカフェ等を勉強に利用する場合は、それなりの配慮が必要であることは肝に銘じておきましょう。
混雑時には、席を空けるなど配慮が必要かもしれません。
勉強する際に難関大生がよく利用していたカフェランキング
最後に、難関大合格者が高校生時代にお世話になったカフェ等についてランキング形式でまとめてみました。
堂々の第1位はスターバックス!
もっとも多く難関大合格者の指示を集めたのは、スターバックス!高校生問わず、大学生から社会人まで幅広い層の利用者を見かけますよね。
外観やメニュー、何から何までおしゃれなので、勉強も捗りそうです。
難関大生からもこんな意見が。
勉強している高校生が意識高い系に見えるかはともかく、モチベーションは勉強する上で非常に重要。
スターバックスでの勉強はもはや高校生のトレンドかもしれませんね!
また、中にはこのような意見も。
たしかにスターバックスでは、多くの方が仕事や勉強に勤しまれています。他のカフェ等に比べて、周囲から浮かないということも重要なのかもしれませんね。
難点はテーブルが少し狭い席があったり、混雑することが多いので勉強の邪魔になるといった点でしょう。
第2位はミスタードーナツ!
第2位にはなんとミスタードーナツがランクイン。スタバよりも安く飲食できるので、コスパが抜群との回答が多数を占めました。
その他、スタバより比較的空いている、BGMが好きなどの意見も。
確かにミスタードーナツは、安価にドーナツも食べることができて勉強場所として良いかもしれません。
3位はマクドナルド!
3位はマクドナルドという結果に。最近はマックカフェなど、コーヒーが100円で飲めるので良いですよね。
難関大生の中にはこんな意見も。2階席だと店員さんの目がなく、勉強に集中しやすいそうです。
まとめ
難関大生に、意外にも勉強場所として愛されていたカフェ等。今後はもっと利用者も増えてくるかもしれませんね。
またこちらの記事では東大生おすすめの勉強場所も紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。