現役東大生が語る東大文科三類の実態とは?~偏差値から時間割まで~

Pasted image at 2017_05_05 06_00 PM

東大文三合格は楽勝?

東大文科一類・二類が脚光を浴びる中、三類は格下だとなめられてしまうこともしばしば。

ですが本当に文三は格下なんでしょうか?

文科三類合格は楽勝なんでしょうか?

今回は文三の名誉回復のためにも、現役東大生が文科三類の実態について徹底解説します!

文科三類に行けるのはいったい何人?足切りは何点?

まずは文科三類の定員から見ていきましょう。

平成28年度、文科三類を志望したのは1652名

そのうち文三の定員は469名でした。

倍率に注目すると文一、文二が3.0のなか、文三は3.5

毎年文科三類の方が倍率が高いというわけではありませんが、文三の方が簡単で合格しやすそうだと考え、一類・二類の志望者が文三に流れ込んでくるとこんな現象が起こります。

そして倍率が上がることによって発生するのが足切り

chart (1)

これが足切りのグラフです。

急激に落ち込んでいるところは倍率が3.0に達さず、足切りが実施されなかったことを表しています。

これを見ていただいたらわかるように、文科三類の足切りの点数が文一・文二を上回っていることが多いんです!

センターの時点では文三受験者の方が高得点でなければならないんですね。

文科三類の偏差値、文一・文二との差は?

格下だと言われる文科三類ですが、本当にそんなに難易度に差があるんでしょうか?

偏差値に注目してみましょう。

文科三類の偏差値は73

文科一類は74、文科二類は73です。

ほぼ同じなんです!

偏差値=難易度と言うわけではありませんが、文科三類だけがずば抜けて簡単だなんてことはないんです。

スポンサーリンク

文科一類・二類・三類にはどんな違いがあるの?

東大を受験するうえで最も分かりにくい概念が「科類」です。

受験生は学部ではなく、科類を選択しなければなりません。

自分のレベルに合った、また自分のしたいことが学べる学科をきちんと選べるよう、ここからは「文科二類」という科類について徹底解説します!

文科一類・二類・三類の難易度を比べてみた!

やはり第一志望に科類を記入する時に気にかかってくるのが難易度の差だと思います。

しかし繰り返し言っている通り、この一類・二類・三類の間にはあまり差がありません!

文系最難関が一類、そして二類・三類の順に難易度が高いと言われていますが、決してそんなことはないんです。

確かに合格最低点を見ると、一類は351.5111、二類は349.0889、三類は343.9889で、やっぱり一類の方が賢いじゃないか!となりそうですが、

倍率に視点を移してみると、一類・二類は3.0である一方、三類は3.5

ですからどの科類が賢いと決めつけることは出来ないんです。

一類・二類・三類って結局何学部にあたるの?

次に志望の決め手になるのは、それぞれの科類が何学部を示しているんだろうという点ですよね。

東大には入学してから進学先を決定するというシステムがあるため、科類を選択しただけでは学部に直結するというわけではありません。

しかしざっくり言うと、文科一類が法学部、二類が経済学部、三類が文学部と分類分けできます。

文科三類のカリキュラムが文一・文二と違うのは、社会科学のボリュームが少なく、幅広いジャンルから選択できる総合科目のウェイトが大きいこと!

ちなみに社会科学とは法・政治・経済・数学・社会のことを指します。

総合科目には思想・芸術のA系列、国際・地域のB系列、社会・制度のC系列、人間・環境のD系列、物質・生命のE系列、数理・情報のF系列があります。

総合科目の方が圧倒的に授業の数が多いので、履修を組む時に楽しいのは文一より文三だと言えますね!

科類の違いが決定的になる、進学選択(進学振分け)

じゃあどこに入学しても一緒じゃないかと思われるかもしれませんが、唯一科類の差がはっきりと表れる局面があります。

それが進学選択(進学振分け)です!

3年生からどの学部に進学するかを決める際、期末テストの点数を基準にする、この制度。

ここで必要になってくるテストの点に注目しましょう。

例えば文学部心理学専修に進学したいとき、文一・二は75.1点必要ですが、文三は65.6点です。

しかし経済学部の場合、文一で76.4、文二で73.6、文三で80.0点

このように科類によって進学しやすい学部があるんです。

もし大学受験の時点で進学したい学部が決まっているときは、どの科類に入学するのが一番近道なのか、きちんと調べてから受験するようにしましょう。

実は入学して一番大変なのは文科三類生?

入学が楽そうなイメージの文科三類ですが、入学してからも勉強を頑張り続けないといけないのが文科三類なんです。

何がそんなに大変なんでしょうか?

文三生の日常に迫りましょう!

合格通知を受けてから入学式に出席するまでの流れ

毎年3月10日の合格発表で合格通知を受け取ってから4月12日の入学式に出席するまで、東大には様々なイベントがあります。

最初にあるのが健康診断です。

駒場キャンパスのコミュニケーションプラザ、通称コミプラで行われます。

要注意なのは、文系か理系か、どの科類に属しているか、男子か女子かで細かく日程が分かれていること。

自分が何日の何時からかをちゃんと確認しておきましょう!

続いて諸手続きが行われます。

諸手続きは1号館で、文系理系で分かれて行われます。

たくさんの書類を渡されるのでリュックか大きめのトートバッグをもっていくことをおすすめします!

ここでいよいよ自分のクラスが発表されます。

諸手続きが終わると、これ以降のイベントで新入生を引率してくれる二年生、通称上クラと対面する時間が設けられています。

上クラのいるテントを抜けると、テント列というサークル・部活のテントが続くコーナーに進みます。

全ての勧誘につかまっていると、テント列を抜けるのに5時間かかるとも言われています。

興味のある団体の話は聞きつつ、うまいことすり抜けましょう!

そのあとプレオリと呼ばれる、食事会があります。

上クラが主催してくれるので、一年生はほぼ全員がそこに参加することになります。

一年生はここで自己紹介などをして、クラスメートと上クラと交流を深めることになります。

その次にあるのが、サークルオリエンテーション、略してサーオリです。

駒場キャンパスの各教室でサークル・部活・学生団体が勧誘をしています。

似たような分野のサークルや部活は同じ建物内にまとめられているので、話を一気に聞くことができます。

そして新入生同士が仲良くなる一番のきっかけと言っても過言でない、オリ合宿がやってきます。

これは上クラ引率のもと、新入生がほぼ全員参加で行く一泊二日の合宿です。

内容はさまざまですが、代表的なものを挙げると

・体育館で軽くスポーツ(ドッヂボールなど)
・富士急ハイランドで遊ぶ
・果物狩り
・湖散策
・温泉

などがあります。

北関東にバスで行くクラスがほとんどです。

寒いことが多いので、冬服を持っていきましょう。

このように毎日がイベント続きなので、少し疲れてしまうかもしれませんが、後々話のネタになることが多いので、参加しておくのがおすすめですよ!

文三生の時間割を公開!

文科三類に合格したらどんな授業を受けることになるのか、気になりますよね!

そこでここからは現役文科三類生の時間割を紹介します!

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1限目(8:30~10:15)
2限目(10:25~12:10) ドイツ語一列 国際関係史 英語一列 社会行動論
3限目(13:00~14:45) 政治Ⅰ 情報 ドイツ語演習(初級) 身体運動・健康科学実習Ⅰ 英語中級
4限目(14:55~16:40) 初年次ゼミナール ドイツ語二列
5限目(16:50~18:35) 歴史Ⅰ 比較思想

文系は第二外国語のウェイトが大きく、週に3コマあります。

語学の授業は予習に課題と負担が多いので、一年生の前期は大変です。

また大学に入ってばかりでまだ慣れていないこともあり、クラスメートが多く出席している授業を受講する人も少なくありません。

クラスメートとどの授業を組むか相談しながら決めるといいですね!

文科三類生はどんな雰囲気の人が多いの?

文科三類は良くも悪くも一番東大生らしくない人が集めるイメージです。

東大の中でもより一般的な大学生色が強い感じですね。

髪を染めている人も文三生に多い気がします。

また地方から来る人が一番多く集まると言われるのもこの学科。

いろんな地域出身の人と交流できるのも特徴ですね。

PICK UP!

進研ゼミ高校講座 [PR]

約9万問の入試分析が生んだ厳選テキスト!
今なら資料請求で「高校講座」の授業対策、定期テスト対策、入試対策を無料で体験できます。