難関大現役生が伝授!赤本の使い方を徹底的に解説してみた!

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皆さんは赤本って知っていますか?

自分の興味ある大学の赤本を手に取ってみることは、迫りくる受験に焦りを感じ始めている高校3年生は勿論、受験なんてまだまだ先のことと思っている高校1・2年生にとっても、受験に対する意識を高める上で、とても大切なことなんです!

この記事では、そんな赤本の使い方について、その注意点やいつから使うべきなのかを紹介しています。
赤本をうまく活用して、合格を掴み取りましょう!

赤本って何?

まずは、赤本を使った勉強法以前に、赤本が一体どんなものなのかということについて説明してきます。

赤本とは、「各大学の過去の入試問題が載っている分厚い本」とでも言えば良いでしょう。
難関の大学になればなるほど、一冊が分厚いです。

なぜ赤本と呼ばれているかというと、おそらくおもて表紙が赤いからです。
センター過去問でも、教学社の過去問は赤本と呼ばれています。

一方、河合塾が出しているセンター過去問題集は、黒本と呼ばれています。
もうわかると思いますが、おもて表紙が黒いからです。

このように、おもて表紙の色で色々な俗称があるので、覚えておいても良いかもしれません。
(中には、紫本という河合塾の難関大予想問題集というものもあります…)

この記事では、大学別の赤本に焦点を当てて説明していきますね。

現在、371大学598種類の赤本があるとのことです。
赤本の教学社ホームページ

1冊に多くは5年分以上載っていますが、中、小規模の大学だと2年分だったりします。
どれだけ載っているかに関わらず、値段が変わらないのが辛いところ…

さて、この非常に種類もあってボリュームのある赤本ですが、受験生には必須のアイテムです。
そんな赤本とどのように付き合っていけば良いのでしょうか?

次のトピックは赤本を使う際の注意点をみていきましょう!

ご用心!赤本の間違った使い方

どうせ過去問を解くなら、効率よく解きたい!
ここでは、やってはいけない赤本の使い方を紹介し、どのようにすれば良いのかについて説明していきます。

間違い1:年度の新しいものから解く

まずは、過去問を古い方から解くか、新しい方から解くかというお話です。
私はもちろん古い方からをオススメします。

理由は様々ありますが、一番大きな理由として
「最新の過去問は、直前まで取っておくべき」
だからです。

最新の過去問は、自分が受けるときの傾向に限りなく近いのです。
直前でこれを解くことで、本番もまるで練習のときのように解くことができます。

古い過去問は使い物にならないのではないか、という意見もあると思います。
しかし、全くそんなことはありません!
古い過去問では、問題の傾向は変わってしまっているかもしれませんが、難易度くらいは最低限わかるはずです。

例えば、高3になるタイミングで過去問を解いてみようとなるとします。
そんな入試まであと1年もある段階で、傾向まで同じの問題など解く必要など全くないのです。
どうせ、入試本番までに傾向なんて忘れてしまいます。

これはとてももったいない!
最新の過去問は、とんでもなく価値が高いのにそんなにいい加減に扱ってはいけません!

むしろ、古い過去問を解いて「難しかったか、簡単だったか」くらいがわかれば、入試本番まで1年もあれば十分なのです。
そのあと少しずつ、その問題を研究していければ良いわけですし。

だいたい直近3年分の過去問は、入試本番1ヶ月前まで取っておきましょう。
そして、過去問演習は古い方から。これを守ってくださいね。

間違い2:合格最低点と自分の点数を比較する

赤本に書いている合格平均点や最低点は気になりますよね。
どのくらいこの難しさの問題で得点できれば、合格できるのか…

比較しようとする姿勢までは、良いと思います。
しかし、比較する対象がダメです。これでは、合格点に到達できません。

絶対に合格最低点と比較してはいけません。
このやり方をやって、東大に落ちている人を何人も知っています。
そんな人をみてきたからこそ、自信を持ってオススメしません!

比較するべきは、合格平均点の方です。

なぜかというと、最低点を目指してしまうと自分の成長がそこまでで止まってしまうからです。
図で簡単に説明するとこんな感じです。

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つまり最低点を比較(目標)として勉強しても、合格点に到達はできないのです。
最低でも、合格平均点を目指して頑張って勉強しましょう。

本当は、最高点を目指して勉強できるのが理想ですが…

間違い3:高校3年の夏から解き始める

はっきり言いますが、高3に入って「志望校の問題ってこんな感じなんだ!」といっていては遅すぎます。
高3は、自分の志望校の問題のレベルを見極めて、それをクリアできるような計画を立てて、勉強していかなければいけません。

それなのに、高3になって自分の相手を初めて知っているようでは、その時点で勝負に負けているようなものです。

過去問に初めて触れるべき時期は、高校2年の冬です。
ここまでで、志望校を決めておいて、赤本を買います。

高3になった時に赤本が1年前のものになってしまいますが、それでも構いません。
それよりも、自分の志望校の過去問題集をいち早く入手しておくことの方が大切です。

高2の冬休みに古い過去問を解いてみてみましょう。
当たり前ですが、この時期に解くとほとんど解けないと思います。

でも、それで良いのです。

「自分の志望校の問題はこんなに難しいのか!」
「これが1年後に解けるには、もっと努力が必要だ!」
「社会がやばすぎる!!!」

などなど、自分で課題を見出しておくだけで良いのです。
言い換えると「敵を知る」とでもいいましょうか…

今の実力では歯が立たないということをモチベーションに、高3になって良いスタートが切れるとgoodですよね。
この点で、高3で初めて過去問に触れるということがないようにしましょう。
スタートから出遅れてしまわないようにしてくださいね。

間違い4:赤本の解答を信用する

これは、おまけです。余力のある人向けです。

自分の答案と、解答が全く違っても完全にバツにできるかというと案外そうでもないかもしれません。

赤本はその大学の先生が答案を作っているわけではない場合が多いです。
(中には、模範解答を公開している大学もありますが)
所詮、ある程度その分野に詳しい大人が作っているにすぎません。

そんな解答を完全に信用するというのは、少し危険かもしれません。
特に現代文。東大の赤本であれば間違いであることもしばしばです。

ですので、「問題を解いて解説読んで、はい終わり」ではなくて、ぜひ解答は本当にあっているのだろうかと考えてみてください。
少しでも、
「これが答えになるのが理解できない」
「自分の解答の方があってるに違いない!」
と思ったら、学校の先生などに質問しにいって議論してみても良いかもしれません。

単に問題を考えるだけで、過去問を使ったと思ってしまうのは少々もったいないです。
いろんな人と、1つの問題ついてより良い解答を考えてみたり、赤本に載っている解答にケチをつけてみたりすることで力がよりついてきます。

そのような赤本の活用方法を考えてみてはどうでしょうか?

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