センター本番で866点取った人の、センターと二次試験勉強の両立のコツ

二次試験との両立

このページからは私がどのようにして二次試験とセンターを両立したかをご紹介します。
参考になれば幸いです!

時期ごとに説明していきます。

11月後半まで 基本的に二次対策

11月の後半までは基本的に二次試験対策を行いました。

センターだけ問われる理科基礎は一二年でだいぶ固めたので
授業中の演習で間に合わせる程度でした。

私は「二次試験の勉強をすることがセンター試験の勉強になる」という
トップダウン型の考え方をしていたので、
基本的にセンター対策はマークシートや選択肢の選び方の慣れ程度で十分だと考えていました。

東大の二次試験の問題なら解けるけどセンターは解けない、という人はいないと思います。
自ら立式する力も、センター数学では生かすことができます。

言い方を変えればセンターに繋がってくるような二次試験の勉強をしていた、とも言えます。

例えば、論述でも「言い回しや短く書くテクニック、時間内で解くスキル」を身につける勉強をしていた訳ではなく、
基本的には、「どういう知識が自分には足りないのか」「どうやれば補うことができるのか」という
インプット型の勉強をしていたので、センター試験にも活きる勉強の仕方だったと思います。

数学ならわからない問題は解説を読んで理解して、解法をストックする
国語ならどういった読解の仕方をすれば解答に近付くのか、といった

本質的な勉強をすればセンター・二次試験の両方に役立ちます。

一方で指標にもなる

だからといって全くセンター試験を解いてなかった訳ではなく
理解度の指標としてセンターを解いてみることもしました。

地歴ならセンター8割超えくらいの知識がついてきてから論述の勉強を本格的にしよう、としたり
英語なら自分の弱点の分野が文法なんか読解なのかを知るためにも使えます。

12月 センター一色で

12月からセンターまではセンター一色で取り組みました。
先ほどの説明では、二次試験が解けるようになればセンターもできる、という話でしたが
だからといってセンター試験を舐めていいわけではないのです!

センターを舐めない!

大体の受験生はセンター試験を舐める、なんてことはなく
「できるだけ点数を取るぞ!」と油断せずに取り組めるのですが

難関大志望者の中には「センターは余裕でしょww」といってセンター試験の対策を疎かにする人もいるのです。
私も学校の先生に口酸っぱく「センター試験を舐めてはいけない」と言われるまでは

「センター試験といっても二次試験の対策だけで十分かな」と考えてました。

実はセンターは落としやすい!

センター試験の難しさは、全範囲から問題を出してくるとこはもちろんですが
短い時間の中で効率的に問題を処理していかないと高得点が取れないというところにあります。

一つ一つの問題を解くことができても時間内に解くことができなければ意味がないのです。
また、一つの問題にこだわりすぎて他の問題に手が回らなくなる、という事態も防がねばなりません!

センターで866点とった私ですが、センターが余裕だった、という訳では決してありません。
センター試験はある程度勉強をした人にも苦戦を強いらせる良いテストなのですね。

センターで失敗するパターン

問題文を読み違えたり、単純に分からなかったりして
なかなか解答を進められなくなったりする可能性もありますね。

問題数が比較的少ない二次試験と比べてセンター試験は解答することがかなり多いです。
一つの問題文に詰まってしまえば、玉突き事故のように後に引きずってしまいます。

そうならないために、解けない時は次の問題に行く、という見極めが必要になるのですが

そうした時間との兼ね合いを考慮した判断能力は一朝一夕でつくものではありません!!

実際の時間で問題を解き、自分がどれくらいで解けるのかを体感的に知っているからこそ適切な判断が可能になるのです。

でも、二次と比べてセンターは配点が低い……

以上の説明でセンター対策が必要なことはわかったと思いますが、
センターの配点が低いために二次試験の勉強にウェイトを置きたい人もいるでしょう。

センターの配点

東大を例に話しますね。

550点中センターが110点と、1:4でセンターが占めています。
これはセンターの1点が約0.12点扱いされる圧縮になります。
(110÷900=0.12222..)

つまり
センターで8点リードしても二次試験の一点で取り戻されてしまうのです!

そういうことを考えれば二次試験の勉強にウエイトを置きたくなる気持ちもわかりますが
12月といった直前期にはセンター慣れのための勉強を行うと決めました。

どうしてセンターより二次の配点が重いのにセンターの勉強をするの?

なぜかを説明します。それは……

実際に不合格になる人は小数点以下の点数で落とされるからです。
ボーダーラインは非常に人が集まった所で決まります。

多くの人がギリギリの戦いを強いられる訳です。
二次試験は難易度も高いので0.12点とはいえ可能な点数はできるだけ獲得しておきたいのです。

そのためセンターの1点もバカにできたものではないのです。
そのような理由からわたしは直前期はセンター一色でした。

具体的な勉強の仕方

以上の説明で直前期にセンター対策を取り組んだ例になります。
具体的な話をしますね。

基本的に過去問を時間を測って解いていました。
解けないと思ったら後回しにする練習も含めてです。

9割を超える人でもセンター試験でパッと分からない問題は出てくるので
とにかく後回しにすることをオススメします。

得点が取れないことより、取れる得点を落とすことのほうがダメージは大きいです。

過去問も使いましたが予想問題集も使いました。
過去問とは違って過程や傾向に対応しているのでより実践的な練習が可能ですからね。

番外編 息抜きに二次試験を

確かにセンター一色でしたが、普段の勉強とは別に二次試験も少しだけ勉強してました。
勉強というよりは息抜きのようなつもりです。

数学の記述問題が解けるかな、論述で上手く記述できるかな、といったような感じで
何も考えずに二次試験の勉強をしました。

勉強してないと落ち着かない、という人は私みたいにチョコチョコといてもいいですね。

まとめ

以上がセンター96%以上獲得した人の体験でございます。
参考にできることがあったらぜひ参考にしてくださいね。

簡単に要約しておくと
「センターと二次試験を相互に利用せよ」
「センターを舐めてはいけない」
「12月からはセンター一色で(を推奨します)」

もうそろそろセンターですが、あなたの努力はきっと正当に評価されます!
がんばって下さいね、応援しています!




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