『辛さの分だけ、頑張る理由』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム9

みなさんこんにちは!毎週連載でコラム記事を書いています、ぴぺりたです。

このコラム記事では、僕の現役時代に書いた日記を題材として、当時考え、感じていたことや、東大生になった今だからわかることを受験生のみなさんに伝えることを目的としています。

『無理な理由が1つあるなら、できる理由を2つ探す』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム7

2017.11.26

『こだわり続ける、できるまでやる』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム8

2017.12.03

12月も3分の1が終わりますね。2017年、残すところもあと3週間です。今年が始まる時、僕はまだみなさんと同じ受験生でした。「落ちたらどうしようかな」と不安に思うことはもう当たり前にありましたが、それよりむしろ「受かってしまったらどうなるんだろう」と思うこともありましたね。

今日でちょうど僕の合格が決まって9ヶ月がたちました。9ヶ月前、まさか自分がこんな形で受験生の皆さんと関わる機会が与えられるとは思ってもいませんでした。これから先、みなさんの生活は思っていなかったことの連続ですよ。不安を感じつつも合格した先の日々を楽しみにしながら、あと残されたあと数ヶ月の受験生活を楽しんでほしいです。

受験生活は「楽しい」

僕は「受験生活を楽しんでほしい」と書きましたが、受験生のみなさんはこれについてどう思いますか?

おそらく、僕が受験生だった頃なら「受験なんてこれっぽっちも楽しくない」そう答えたでしょう。勉強したって全然結果に繋がらないことの方が多いし、模試を受ければ「合格可能性40%」なんてことを言われ、少し勉強時間が減ったら罪悪感が生じる、そんな生活が楽しいだなんて、どうかしています。

しかし、大学に合格して思うことは、受験生活は非常に楽しかったということです。ゲームが楽しいとか、スポーツをしていて楽しいとかでいう「楽しい」とは意味が違いますが、やっぱり今振り返ると、受験時代の生活はとても楽しかったと思えます。

確かに、辞書に載っているような定義の「満ち足りて愉快である」からは意味がそれます。しかし受験生時代、僕は本当に様々な経験ができて、満足できたような気がします。

なんども書いてきましたが、僕はもともと頭がよかったわけではありません。何回やっても点数は上がらなかったし、一生懸命勉強したら一つの科目に何時間もかかってしまうほど効率も悪い人でした。そういう経験を積む中で、「どうすればうまくいくんだろか」とたくさん試行錯誤を積みました。

失敗は恐ろしいほど繰り返したし、なんなら一度東大に落ちているわけですから、努力しても目標に届かない辛さも味わいました。浪人して、A判定が取れたうれしさや、そこからB判定に落ちる悔しさも味わいました。現役時代ならB判定なんて願っても取れないのに、浪人して一旦A判定を取ってしまうと、悔しくなるんです。人間っておかしいですよね笑

そして最後には、第一志望に合格する気持ちも、味わうことができました。

こんな風に、受験生活には、苦しい以上に普段は経験できない達成感や悔しさ、家族や先生から応援されるうれしさなど、たくさんの感情が隠れているんです。

それに気がついたのが、大学に合格してから。当時の僕はただひたすら辛くて辞めたかった受験生活でしたが、終わってみると、「あの2年間があってよかった」と思えるような日々に変わりました。

たった今、毎日苦しいなと思いながら勉強を頑張っている受験生は全国にたくさんいます。この苦しさを乗り越えて味わう「楽しさ」もみなさんにはぜひ経験してほしいですね。

 

受験生時代の日記から

2015年12月22日火曜日 センターまで25日

今日は模試の結果返って来た。

あまりよくなかったけど、問題は主に数学と社会でまだ目標からかけ離れてるからだと思うな。実際もっととれるし、他の科目ももっとできるって知ってるから、自分の実力をいつでも100%出せるようにすることを考えよう。

ちなみに本日の国語演習、評論以外は目標クリア!苦手を極めてるけど、少しずつ実力ついてきているよ。まだ25日ある。頑張れる。

心から合格したいと思ってるから、頼むよ、未来の自分。今日の自分はやる気に満ちあふれてるぜ

2015年12月23日水曜日 センターまで24日

24日前って、11月30日くらいだ。それほどセンターって目前なのか!考えただけで緊張しますね。今日は朝いつもより2時間多く寝たし、これからもう寝るし、よく休めたと思う。最近数学があまりできていないけど、本当は解けるって問題を落としているだけ。実力はセンター9割行けるレベルだと思うけど、その実力を出し切れるか否かが重要なポイントだ。

いつでもリラックスして、深呼吸して問題解こうな。

今日もやっぱり東大行きたい

なんだか2日とも言い訳がましいことが多いですね笑 しかし、これがリアルな心情なんだろうと思います。できそうでできない、でも本当はできるはず、そう信じたいんですよね。

「自分の実力を出し切れるかどうか」と書いていますが、本当に今の時期に大事なことはこれだと思います。実力はほとんどの場合自分の目標に到達できるくらいにきているはずです。しかし、それを出し切れるかどうかはまた別。「ああ、できたはずだった」というのは簡単でも、実際にやってのけるのは難しいことです。

受験生のみなさんには学校や塾などで演習をする際、自分の力を出し切ることを目標に、頑張ってほしいと思いますね。

合格したらしたいこと

みなさんは、無事自分の第一志望に合格したら、何がしたいですか?少し考えてみてください。例えば僕は、SNSで大学生の友達が「レポートたいへんで死にそう」なんて言っているのさえも羨ましかったですね笑

サークルはどんなのに入ろうかとか、アルバイトは何がいいかとか、授業はどんだけつまらないのかとか、いろんなことを想像しました。合格したら一番先に誰に伝えようかとか、伝えたらどんだけ喜んでくれるかとか、楽しみは山のようにありました。

「ここまで来てどうしてもやる気が出ません、どうしたらいいですか」と最近よく質問されます。そんなことがある人は、ぜひ第一志望に合格した瞬間の自分の気持ちや、憧れのキャンパスに毎日通う自分を想像してください

ものすごくワクワクしませんか?想像するだけでも嬉しすぎて心臓が爆発しそうなのに、それをもうすぐ現実にできるチャンスが今あなたたちにはあるんです。やる気なんていりません。そのワクワクを叶えるために、今日できるだけの努力をすれば合格なんです。

僕にとっての東大受験は、僕の人生において最も多くの人をびっくりさせるチャンスでした。僕が「東大志望です」というその瞬間まで、誰も僕が東大に行くような子供だとは思っていませんからね。

「このチャンスを逃したら、次にびっくりさせることができるのは、多分結婚と子供が生まれた日くらいしかないな」今になると本当におかしいですが、当時は大真面目にそういうことを考えていたんですよ!!!笑

今日もやっぱり東大行きたい

「ああ、今日もやっぱり合格したいな」このコラムを読んだみなさんは、きっとそう思ったはずです。そう思ってもらえたら、僕は満足です。

「センター試験まで何日」と世間では数えていますが、多くの人は二次試験や個別試験がそのあとにあるわけで、まだまだ緊張は終わりません。そしてセンター試験が終わると、心も体も調子が悪くなることが多くなります。しかし、そんな時、みなさんにできることは「自分はなぜ合格したいのか」と考え直すことです。

自分がその志望校を決めた時、初めて過去問を解いて絶望した時、馬鹿なほど大きな目標を立てて計画が倒れた夏休み、模試が返って来て自分の馬鹿さ加減に心を折られた時も、全部みなさんは「合格したい」という気持ちだけで乗り越えたはずです。1日でも「やっぱり楽して別のところに行こう」と思った人は、こんな寒すぎてただでさえ辛い12月まで努力し続けません。みなさんには、乗り越えて来た辛さの分だけ、いま頑張る理由があるはずです。

普段は淡々と勉強していても、時々は初心にかえりましょう。辛くなったら、なんでその大学に行きたかったかを思い出してください。これまで頑張った自分や、頑張れなかった自分、色々あるでしょうが、きっとあと少し頑張る力を与えてくれます。

そうやって「少し」を繋げていって、合格するに至るわけです。

最後はやるか、やらないか

多くの受験生にとって、もう判定が返ってくるような模試はあまりないでしょう。本当はどうでもいい判定から、やっと離れられますね。もう誰も偏差値なんて測りませんから、ここからは自分が頑張った分だけ合格に近づく日々に変わります

ここまでみなさんはいろんな人に勉強を教えてもらっていたはずです。あとは、それを自分のものにするだけ。これまで習ったことを、自分なりにどう身につけるかが、センター試験1ヶ月前に僕がみなさんにやってほしいことです。

土日を目一杯使えるのも、あと何回かしかありません。その残された時間の中で、自分のやれるだけのことをやりきりましょう。他人のことなんて考えず、勝手に作った最強の受験生に頭を悩ませるのもやめて、自分のことに専念してください。

あとはやった分だけ合格に近づきますよ。このコラムを読んで、みなさんが少しでも自分の力を信じて、努力してくれたらとてもうれしいです

また、僕は個人的にウェブサイト「ぴぺりたぐらむ」を運営しているので、よかったらぜひ一度ご覧になってください!

それでは、また来週お会いしましょう。