はじめに
日々、迫り来る入試に焦りもつのりますが、冬休みはクリスマスやお正月などイベントが盛りだくさんで受験生への誘惑は絶えません。
でも、ライバルたちが着実に差を詰めてくるのもこの時期です。
冬休みの過ごし方が受験の結果に大きく影響することは間違いないでしょう。さて、あなたは冬休みをどう過ごしますか?
目次
イベントと勉強をうまく両立する。
冬休み最大の特徴といえば、やはりそのイベントの多さでしょう。クリスマスパーティー、年越し、初詣、福袋セール…。
親戚の往来なども多く、なかなか集中力を保つのが難しい時期です。
この数々の行事をただの「誘惑」で終わらせてしまうか、効果的な「リフレッシュタイム」として活用するかは、あなた次第です。
大事なのは、勉強と行事のメリハリをつけることでしょう。
テレビを見ながら勉強するのではなく、勉強する時間は勉強に集中し、楽しむ時間は勉強を忘れて思いっきり楽しむという姿勢で冬休みを過ごしましょう。
試験本番と同じスケジュールで問題を解く。
本番の時間感覚に慣れよう
この時期、予備校ではセンター模試が行われますが、その多くは1日で全科目を終わらせるスケジュールで実施されるため、2日に渡って行われる本番のセンター試験とはスケジュールが違います。
そこで冬休みにセンター試験の過去問を使って、自分で『模擬センター試験』をやってみましょう。
2日間に分けて、科目間の休憩時間もしっかりとって、できればお昼ご飯も当日を想定して用意しましょう。
冬休みのイベントとして友達と一緒にやっても良いかもしれません。
センター試験本番の流れを確認できるだけでなく、リアルな自分の得点が分かるので今後の対策も立てやすくなります。
センター試験対策問題も使ってみよう
センター試験の過去問はやり切ってしまった、という人におすすめなのが「センター試験予想パック」です。
これは、センター試験が近づいてくると各予備校から出される、センター試験の予想問題です。
全科目分入っており、センター試験対策の総仕上げなどで絶大な威力を発揮します。各書店で入手でき、値段は千円前後と手頃です。
センター対策に時間を割こう
入試直前期の3年生がこの時期に悩む事の一つとして、センター試験の勉強にかける時間と二次試験の勉強にかける時間のバランスの取り方というものがあります。
もちろん個人差はありますが、基本的にセンターに重点をおくことが大事でしょう。
「センターを軽く見すぎた」というのは良く聞く失敗談の最たるものです。ほとんどの人にとって大学受験で最初に受ける試験であるのがセンター試験。
これで失敗するということは受験全体に影響するということを肝に命じて、センター対策をしっかり行いましょう。
勉強する場所と時間を計画しよう
自宅は親戚に占拠され、行きつけのカフェは初詣のお客で大混雑。
冬休みはいつもと違うことだらけです。
普段と違う環境の中で普段通りの勉強をするには、勉強する場所も時間もしっかりと計画しておく必要があります。
塾の自習室などは、普段とあまり変わらない環境が整っているので、積極的に活用しましょう。
また、何かイベントに参加するときでも、移動時間や待ち時間などを予め考えておき、教材を持って行きましょう。
福袋を買いに行ったときなど、外出先での小さな時間を大事にすることが、勉強時間の確保につながります。
身の周りを整理する。
入試間近になると、過去問演習などに追われて身の回りの整理整頓に時間を割けなくなってきます。
そこで、冬休みに机の周りや参考書などの整理を行うと良いでしょう。
今必要な参考書はすぐ手の届くところへ、いずれ時期がきたら必要になる参考書はその時期ごとにまとめて本棚へ、もう使わない参考書は物置きへ、と言った具合に仕分けしましょう。
身の回りがすっきりする上に、勉強の見通しを考えることができるので、一石二鳥です。
早寝早起きを心がける。
学校がなくなるこの時期は、どうしても遅寝遅起が習慣化してしまいがちです。
しかし、入試は朝から行われます。寒いこの時期でも、朝方の生活に慣れておかないと、試験当日「最初の科目なのに頭が働かない!」といった状況になってしまうかもしれません。
長い間取り組んできた受験勉強の努力を、そんなことで台無しにしたくはないですよね。
もし眠気を感じなくても、早めに横になり、早起きして朝に勉強をする、という習慣を付けていきましょう。
おわりに
さて、冬休みの過ごし方について色々と見てきましたが、いかがだったでしょうか。
ここで紹介した過ごし方が、一つのパターンとして参考になれば嬉しいです。
迫り来る試験への不安と目の前の楽しい行事との狭間で気持ちが散漫しやすい時期ですが、とにかく大事なのはバランスと計画性です。
今までの努力を無駄にしない様に、あなたに合ったやり方で、志望校合格を掴み取りましょう!