【センター地理】東大生がすすめる対策・勉強法で9割~満点を目指す

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センター地理おすすめの勉強法

勉強する手順

どの科目もそうですが、基本的に受験勉強は

  1. 基礎知識定着
  2. 典型問題
  3. 過去問演習

の流れが重要です。地理の場合は、

  1. 参考書を読んで知識をつける
  2. 分野別の問題集で確実に知識を定着
  3. 過去問演習で様々な問題形式に慣れる

という流れですね。
知識の定着についてですが、例えば世界史や日本史では、一般的に穴埋めノートを使って知識を暗記、歴史を理解します。しかし、実は地理にこの穴埋めノートは向きません。

かくいう僕も、はじめ穴埋めノートで勉強していました。ものすごくたくさん地名や、河川、山脈のほか、農作物の名前などを書き込みます。当時から「こんなに細かいこと試験に出るのか」と思っていたのですが、案の定、ほとんど出ませんでした。

したがってセンター試験では「読み物系参考書」をおすすめします。種類も色々、特徴も色々なので紹介は後に回しますが、どれも最低1回、時間があれば3回まで読み通してほしいです。教科書よりもわかりやすく、資料も豊富なので実践的に使うことができますよ。

次は典型問題ですね。地理はあまり基礎知識とセンター試験の間を埋める問題がありませんから、歴史で使うような一問一答はあまり向きません。おすすめはセンター試験の問題を分野別にまとめたものですね。同じような問題をまとめて解くことで、アプローチの仕方を学ぶことができます。

最後にセンター過去問。地理の問題ではデータがよく出題されますが、ここには注意点があります。それは、「情報が古いと答えが変わる」ということです。特に発展途上国では顕著で、例えば中国だとここ10年で大きくGDPも変化しましたし、一人っ子政策も廃止されましたよね。

一般に売られているセンター過去問題集は20年以上前の問題も掲載されていますが、解くのはせいぜい5〜7年分がいいです。しかし本試だけでは足りないので、追試もしっかり解いておきましょう!

地図と資料集、統計をうまく使おう

地理では何かと国の名前が出てきます。その中で知らない地域名が出てきたら、必ず地図帳を確認する癖をつけましょう。

重要な山脈などは赤のマーカーで印をつけ、その地域に関するデータが出てきたら、付箋にメモして貼り付けておくと地図帳がノートのように使えるようになります!

基本は「地形」「気候」「農業」「工業」の4分野

地理の基本は「地形」「気候」「農業」「工業」です。これらの知識を元にすれば、かなり多くの問題を解けるようになります。気候の知識は植生に関わり、植生は農業に関わり、農業は貿易にも関係してきます。そして、地形の知識は採れる資源に関わり、資源は工業に関わり、工業は経済力や貿易にも関わります。

このように、この4つの基本を抑えておけば、いろんな知識に応用することができるわけです!以下の例をみてください。

  • ウクライナ:気候は大まかにいうとBSですね。乾燥していながらも雨季には草が生えます。その草は枯れると土の栄養になり、肥沃で黒色のチェルノーゼムが発達すると理解できますね。肥沃な土壌だからこそ、小麦やとうもろこし、ひまわりが有名になるわけです。
  • オーストラリア:東岸が古期造山帯、そのほか大部分が安定陸塊です。古期造山帯では石炭、安定陸塊では鉄鉱石が取れますから、オーストラリアはこれらの輸出が非常に盛んですね。しかし鉄鉱石と石炭の産出地が遠く、市場も狭いため工業は他の先進国と比べそれほど強くはありません。

どうでしょうか?これを見れば、地理はまさに「基礎の上に応用を積む科目」と言えるのがわかるかと思います。このように考えて知識を関連付け、普段から知っている知識を元にして各分野の特徴を理解することこそ、地理を効率よく学ぶ秘訣です。

データの分析の方法

地理ではデータが非常に多く扱われます。データなどの資料を扱う問題が全体の70〜90%を占めるため、これらをどう正確に読み取り、正解を導くかが高得点の鍵となります!

もちろん、うまく分析するためには日頃から統計を確認して「なぜこの順位になるのか」を考えることが重要です。取れる資源は大地形の知識、農作物は気候と大きな関わりがあることを忘れてはいけませんね。

また、参考書や問題に出てきた統計データを分析するには、何が一番大事でしょうか?

それはまさに、大きな特徴を発見すること。たくさんあるうちいくつかを紹介します。

  • 雨温図はまずケッペンの気候区分を把握する
  • 写真は植生や衣服、動物など、「基本知識」をヒントに読み解く
  • 国別の数字は大きいところと小さいところを見抜く
  • 人口グラフは大まかな形から発展途上国か先進国かを見分ける
  • グラフは急激に変化する点を見つける

こんな感じですね。書いてはみましたが、これらは自分で考える中で身につく知識です。参考書や問題集で学んだら、ぜひ自分で実践して得点に繋がるよう勉強してください!

地誌は半分系統地理

「地誌がどうも苦手で、、」という質問をよく聞きます。しかし、地誌が難しく感じたら系統地理がきちんと理解できているかを再確認してほしいですね。

地誌では確かに社会制度や詳しい工業分布、輸出品などが出てきます。ですが、その根幹にあるのはやっぱり例の4分野なんです。南米の勉強をすれば、チリが銅の産出で有名だと習います。そのことも、南米の西海岸で海洋プレートと大陸プレートがぶつかり新期造山帯が形成されることを知っているなら、すぐに納得できるはずです。

そんな地誌を勉強する時にとても有効なのが、白地図です。各地域の勉強をして新しいことを学んだら、白地図に書き込んで自分だけのノートを作りましょう!

白地図の使い方

こちらは僕が受験生時代に実際に使用していた白地図です。

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この白地図の特徴は

  • 大まかに資源の産出地、山脈、河川を示している
  • よく試験で問われる都市をマークしている
  • 重要事項をメモしている
  • ケッペンの気候区分を色鉛筆で色分けしている

という点ですね。小さくて見辛いですが、オセアニアでは鉄や金の産地のほか、白豪主義に関するメモやニューカレドニアのマークもされています。アジアでは、細かな都市の位置や大きな河川、中国西部の砂漠地帯、インドの降水量1000mmラインなど多くのことがメモされていますね。

このように、色をうまく利用したり、大まかな山や川の位置などを示すと非常にまとまった白地図が作れます。このほかにも、資料集のページを書いたり、付箋を貼って追加知識を書いてもいいかもしれません!自分だけの白地図を作って、ぜひ学習に生かしてください。

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