はじめに
試験を目前に控えた1月・・・
その時、やっておくべきことはなんでしょうか?
今回は、入試直前におさえておきたい、各科目の勉強のポイントを紹介します。
ポイントを押さえて、最終仕上げをしましょう!!
普段の勉強に取り入れられるものもあるので、1・2年生の皆さんも1年後、2年後の自分を想像しながら参考にしてみてくださいね。
英語
長文を音読しよう
音読することで、精読しているときについついしてしまいがちな日本語的な意味での理解をしなくなります。
英語を英語のままで理解することは、長文読解の時間短縮につながります。
直前である今、長文から最大限の情報を吸収するには、音読することが一番の方法です。一日一題、長文を音読しましょう。
新聞を毎日よもう
「英語の対策でなぜ新聞?」と思うかもしれませんが、長文読解が苦手であるのはその長文の予備知識が不足しているということも原因の一つです。
長文読解のテーマに多い、社会問題や世界情勢についての知識をあらかじめ持っていれば、英語の長文も読みやすくなります。
また、新聞を読むことは小論文対策にもつながるので一石二鳥であるといえます。
毎日単語を復習しよう
今まで使ってきた単語帳を復習しましょう。
単語は繰り返すことで、よりスムーズに記憶から呼び起こしやすくなります。
そのため、一週間に70個覚えるよりも、一日10個をその日に何度も何度も繰り返し覚えた方が記憶に残ると言えます。
数学
過去問を解いて時間配分を確認しよう
自分の受ける大学の過去問を解き、時間配分を確認しましょう。
各大問にどのくらい時間をかければ良いかをある程度決めておくとよいでしょう。
微積をしっかり復習しよう
出題率の高い微積はしっかりと得点できるように、特に重点的に復習しておきましょう。
微分法の公式はたくさん解けば解いた分だけ身につくので、できるだけたくさんの類題を解き本番に備えましょう。
ベクトルと空間図形をチェックしておこう
ベクトルと空間図形を絡めた問題は、頻出度が高いのでチェックしておきましょう。
過去に解いた問題を、もう一度解き直しておくとよいでしょう。
国語
まずは設問に目を通すことを忘れずに
焦ってしまうと、いきなり文章から読み始めたくなってしまいますが、まずは設問に目を通すことを忘れないようにしましょう。
設問を先に読むことで、長文から読み取る内容を前もって意識できるので、読解の効率が上がるといえます。
古文の知識を再確認しよう
古文は単語と文法さえ頭に入っていれば、一見手に負えそうにない古文も論理的に解けることがあります。
覚えたと思い込んでいるものも、時間が経ち記憶があやふやになってしまっていることもあります。
今一度、復習し、知識を確認しておきましょう。
漢文の基礎を徹底しよう
再読文字・句形などの基礎知識を今一度復習しておきましょう。
入試での漢文は範囲が限られているので復習をすれば点数に結びつきやすい科目であるといえます。
今まで取り組んできた教材を見直しておきましょう。
化学
理論分野の再確認をしよう
理論分野は大学によって傾向が顕著に表れるので、自分の志望大学の過去問の傾向に似た類題をたくさん解きましょう。
計算問題が多いので、「度忘れしてしまった・・・」ということがないように、公式は必ず再チェックしておきましょう。
有機化学を復習しよう
有機化学の問題は慣れることが一番の対策になるといえます。
暗記事項はそれほど多くないので、基本知識を覚えられたらなるべくたくさんの演習問題を解きましょう。
志望大学の出題スタイルの演習をしよう
大学によって出題スタイルは異なります。
記述がメインのところもあれば、数値までもがマーク式解答で要求されるところもあります。
過去問を解いて出題傾向を知り、その傾向に合った出題スタイルの演習問題を解きましょう。
物理
過去問を解いてチェックしよう
大学によって傾向が大きく異なるので過去問は必ずチェックしておきましょう。その中で、よく出る苦手な分野を中心に復習しましょう。
公式の意味を再確認しよう
むやみやたらに公式を丸暗記したところで、入試問題の物理は解くことができません。
意味をきちんと理解した上で公式を覚えることが大切です。
力学・電磁気分野を復習しましょう
頻出度の高い力学・電磁気分野は得点源とできるよう、繰り返し類題を解いておきましょう。
新しい問題に手を出すよりは今までに解いてきた問題集の間違ったところをもう一度解き直すのが良いでしょう。
世界史
同時代史を確認しておこう
対策が遅れがちになってしまう同時代史ですが、それゆえに狙われやすく頻出度も意外と高いです。
本番前にもう一度おさえておきましょう。
細かい部分を見直そう
紛らわしい王朝の変遷や人物名を再確認しておきましょう。
正誤問題の出る大学では細かい部分まで問われるので、きっちりと頭を整理して本番に臨めるよう復習をしておきましょう。
中国史の通史を確認しておこう
中国史は王朝の興亡や、歴代の皇帝、出来事、首都の位置など覚えなくてはならない知識がたくさんありますが、それらをただ覚えこむだけでは使えません。
きちんと歴史の流れとともに頭に入れることが大切です。
また、教科書を読みなおし通史を確認する中で取りこぼしていた用語に出くわすこともあります。教科書をもう一度読み直しておきましょう。
日本史
文化史を押さえよう
多くの受験生は文化史よりも政治史の方が得意な傾向にあるため、差がつくのは文化史となります。
取りこぼしがあれば、文化史に重点をおいてとりくむのが良いでしょう。
通史を確認しておこう
用語は覚えていたとしても、歴史の流れが頭に入っていなくて役に立たないことは多々あります。
教科書を読みなおして、出来事のひとつひとつを時代の流れに沿って覚え頭の中を整理しておきましょう。
過去問を中心に添削済み問題を復習しよう
これまでに解いた問題で、以前間違ったものを見直しておきましょう。
苦手分野があるひとは、過去問のその分野をなるべく解き直し、ぎりぎりまで苦手克服に努めましょう。
地理
時事問題をチェックしておこう
私立大学の受験前には特に確認しておきたいです。
夏ごろまでに起きたことを中心に国際問題・経済問題をチェックしておきましょう。
生産国・輸出国をチェックしておこう
頻出問題です。資料をみて、主な生産国・輸出国を確認しておきましょう。
覚えておくことで資料を見たときの理解が格段に速まります。
空き時間を見つけて地理の資料は何度も目を通すようにしておきましょう。
自然環境の分野は復習しておこう
理科的内容の含まれる自然環境は、苦手とする人が多い分頻出度も高いです。
この分野での得点は他の受験生との差につながりやすいので、ぜひ克服しておきたい分野です。
おわりに
いかがでしたか?
試験が始まるその時まで、できることはまだまだたくさんあります。
1点でも、多くもぎ取る気持ちで、残りの時間を過ごしてくださいね!