『不安で仕方ない、それでも「さあ、明日も頑張るぞ」』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム3

みなさんこんにちは!毎週連載でコラム記事を書いています、ぴぺりたです。

このコラム記事では、僕の現役時代に書いた日記を題材として、当時考え、感じていたことや、東大生になった今だからわかることを受験生のみなさんに伝えることを目的としています。

まだ始まったばかりなので、ぜひこれまでの記事と合わせてぜひ読んでください

『天才なんかじゃない、普通の高校生が、東大を目指して頑張る日々。』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム1

2017.10.15

『できなくて当然、そこから頑張る。』沖縄出身東大生ぴぺりたが送る受験勉強コラム2

2017.10.22

徐々に近づくセンター試験

センター試験まであと80日を切りましたね。受験生の皆さんはどんな気分でしょうか?

100日を切ったとき、きっと「あと100日しかない、時間がない。不安だけど、頑張ろう」と思ったのではないでしょうか?あれから約3週間が経ちました。当時の僕は、まだまだ不安は拭えず「なんで勉強してるのに結果が出ないんだろう」と心の中でつぶやくことも増えていましたね。

模試やセンター演習をしている中で、その点数に一喜一憂してしまう。あまりよくないことだとはわかっていても、点が低いと辛くなるし、よければ嬉しいけど、「いや、きっとこれはまぐれ」となぜか実力を疑ってしまう。

そんなことは僕にもたくさん、本当にたくさんありました。今回は、現在よりも少し進み、12月に突入した頃のぴぺりたの日記を紹介します。

受験生時代の日記から

2015年12月1日火曜日 センターまで46日

人生ラストの期末テスト1日目

初のセンター型英語、200点!!この調子で本番も満点期待してるぜ

今日から12月、できることをやればそれでいい。当日、後悔なく受験できればそれでいい。ベストを尽くすのみ。

Do your best !

ありきたりだけど大事なこと。さあ、明日も頑張るぞ。

2015年12月2日水曜日 センターまで45日

今日は2011年の数学2Bを解いた。数列に20分以上かけられたけど89点だった。まあ、あと一点で目標点!

最近になって得点的な調子がいい。といっても、ここ数日の話だけど。

「焦らず驕らず怠らず」

って剣道場に書いてあったことを思い出す。来年の今頃は東京で寒い寒いって言っていたいな笑

あと44日、でも6週間くらいはある。このペースでどんどん調子を上げていこう。合格しよう。

毎日前進!

どうやら12月に入った僕の日記は出だしよく始まっていますね。これまでの勉強が少しずつ結果に繋がっていたのかもしれません。

さっきも書いたように、本当の心境は「いい点とっても、これはまぐれ。まだまだ足りない」と思っていたんです。しかし、僕はこの日記を試験当日に読む予定でしたから、将来の自分を元気付けるためにポジティブなことを多く書いていましたね。

そうすることで、不安な心の中に少し希望が持てて、本当は辛くて仕方なくても、日記にあるように「さあ、明日も頑張るぞ」と書けるわけです。きっとこの積み重ねが、どこか自分のモチベーションを支えるものになっていたんだろうと思います。

「焦らず驕らず怠らず」

僕は幼稚園から中学までの10年間、剣道をしていました。本当は高校でも剣道部に入って、大会なんかで活躍してみたいな、なんて思っていたのですが、高校生時代の思い出を部活で埋め尽くしたくはないと考えて、やめることにしました。

僕がいた剣道部は沖縄県でもかなり強豪で、中学生ながら毎日の練習と朝練をこなしていました。僕自身は全然強くもなんともなかったのですが、今振り返っても、あの3年間は死ぬほど辛くて、毎日やめたいと思いながら稽古に励んでいましたね。

そんな辛くて仕方なかった時に、道場の壁に掲げられていた言葉が「焦らず驕らず怠らず」という言葉です。(真ん中の字は「おごらず」と読みます。)「どんな時にも焦らずに、やるべきことを続け、そしていざ勝負となった時、驕る心なく謙虚に戦え」そういう風に僕は理解していました。

この精神は受験にも当てはめられるものだな、と当時の僕は考えていました。何気なく勉強するのではなく、きちんとやるべきことを把握する。そしてそれを怠けずに毎日継続する。たとえいい結果が出ても、驕ることなく、また、しかるべき勉強を継続する。

きっとそれができれば、馬鹿な自分でも東大に受かるかもしれないな〜と気楽に考えていたわけです笑 根拠はありませんでした。一応東大の情報があまり入らない沖縄でも、「東大は小さい頃から勉強してきた金持ちの人が行くところだ」みたいな考えはありました。でも同時に、「それ以外の人は行けない、というのはおかしいだろう」と漠然と考えていたんです。半ば強引に、「努力でなんとでもなるぜ」と信じ込んで、日々を過ごしていました。

将来を楽しみにして

今回紹介した日記はいかがでしたでしょうか?共感したり、何か自信ややる気に繋がったことがあれば、とても嬉しく思います。

僕の日記には今回以外にも、よく将来を楽しみにする文章が書かれていました。受験生とはどうしても合否を心配してしまうものですが、もう一歩先の「合格した後の生活」に思いを馳せるのも重要です。

合格したら、どんなことが楽しみですか?サークルやアルバイト、講義、大量の課題、新しい友達、たくさんあるかと思います。しかし、それ以外にも日常的なところが楽しみなこともあります。僕なんて、「来年の今頃は東京で寒い寒い言っていたい」なんてこと書いていますからね笑

1年先送りになりましたが、今の僕はあの時楽しみにしていたことを一つひとつ叶えることができています。受験生時代、合格サプリで多くの人に向け記事を書くなんてことを考えてもいませんでしたが、今ではこの機会を与えられたことも合格できたからこそ得られたものだろうなと、嬉しく思っています。

受験生の皆さんにも、大きなこと、小さなこと、楽しみを持ちながら日々頑張ってほしいですね。

僕は個人的にウェブサイト「ぴぺりたぐらむ」を運営しているので、ぜひ一度ご覧になってください!

 




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